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2007年9 月

2007年9 月30日 (日)

雨の富士でルイス・ハミルトンがチャンピオンシップに王手

今日はやはりこの話題しかないでしょう。30年ぶりに富士スピードウェイで開催されたF1第15戦・日本グランプリルイス・ハミルトンが優勝、ドライバーズポイント二位のアロンソがリタイアした為ポイントが12差となりチャンピオンシップに王手をかけました。

今日の富士スピードウェイは前日の予選時から続く雨で完全なウェットコンディション、このため決勝レース開始時はセーフティーカーが先導する形で始まりました。決勝開始時は雨量もそこそこある中で始まったにも関わらず、勝負をかけるためか深溝のエクストリームウエットタイヤではなく浅溝のスタンダードウエットタイヤを選択しているチームもおり、このスタンダードウエットを選択したチームの中には予選で三位・四位のフェラーリ勢も。ただ賭けに失敗したかスタンダードからエクストリームへ交換するチームが続出、このセーフティーカー先導中にライコネン&マッサ共にピットインしてエクストリームへ交換と相成りました。これがなければ上位陣の争いはもう少し緊張感のあるものになっていたかもしれませんね。今日のフェラーリのピット作戦はこれ以外にもちぐはぐな場面が多かったです。

こんな状況の中でタイヤ&ブレーキが温まりにくいことと、後続への牽制のためか先頭のルイス・ハミルトンはセーフティカーとの間合いを計りながらトリッキーな急加速・急制動を繰り返し、万全の体制でセーフティーカーが引っ込むのを待ち構えていました。先頭がこんな調子なのと雨による視界の悪さで一時は危ない場面も。。。このあたりのかけひきはF1ルーキーとはいえ、幼い頃からの豊富なレースがあるハミルトンならではですね。相変わらず化け物じみた冷静さを持つルーキー君です。

20周目セーフティカーが引き、いよいよレース再開となったラップの第一コーナーいきなり接触する車が続出。ハミルトン&アロンソの2TOPは無事に抜けたものの、後方でニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)とジェンソン・バトン(HONDA)が接触しバトンのHONDAマシンはフロントウイングを破損。この後も後続は接触・スピンなどのトラブルが続出する中、ルイス・ハミルトンは一度軽いコースアウトをしたのみで、危なげなくTOPをキープ。43周目にアロンソが100Rを抜けてヘアピンに向かうところでウォールに接触しフロント、リア共にパーツを破損させてしまいマシンストップ。アロンソはそのままリタイアとなり、この時点でルイス・ハミルトンのチャンピオンシップ王手が現実のものになってきました。

それにしてもバトンの度重なるトラブルは本当に残念でしたね。今期のホンダマシンはシャーシのセッティングが中々決まらず、ダウンフォースを過大にすることでなんとか走れるという状態だった為、今回の富士ようなヘビーウェットコンディションは他チームとの差を埋めるチャンスだったんですけどね・・・。実際今回のホンダは雨に絞ってセッティングを出していたらしく予選から良いタイムを出しており、バトンも予選で今期最高位の七位だっただけに残念です。

レースはその後ハミルトンがトップを守りきりポールトゥウィンを達成。F1の新人タイ記録となるシーズン4勝目を挙げて、例のスパイ事件のペナルティでコンストラクターズチャンピオンの権利を剥奪されたマクラーレンに今季8勝目をもたらしました。一方終盤はシーズン前はハミルトン同様に注目されていたルーキー、ル ノーのヘイッキ・コバライネンと同郷のキミ・ライコネンが激しい二位争いを展開したり、マッサが激しく追い上げて六位入賞を果たしたりと中々見ごたえのあるレース展開。ヘイッキ・コバライネンはライコネンの猛追をかわし、自身初の表彰台をつかみました。

今回の日本グランプリはF1新時代を予感させるレースになりましたね。個人的にはハミルトンの出現のおかげでF1に再び興味が戻ってきたので、是非とも史上初のルーキーでのチャンピオンシップを獲得してもらいたいものです。

2007/10/02 追記

どうもフェラーリのタイヤ選択は判断ミスという要素よりも事前の告知ミスが大きかったみたいですね。フェラーリ側は「全車エクストリームウェット装着」というEメールを見ていなかったためだとが主張しているそうです。そもそもメールが届いていなかったのか見ていなかっただけなのか、ちょっと分からないですよね。そんなことよりも、このような重要な周知事項がメールで行われていることに驚きましたが・・・

以下、ライコネンのコメント。
「チームはスタンダードウェット(インターミディエイト)でスタートすると決めていたんだ。でも雨はどんどん強くなっていった」
「全員がフルウェットを履かなきゃいけなかったらしいけど、FIAやレースコントロールはそのことを開始前に僕らに伝えるのを忘れたようだ。だから急いでピットに入って履き替えたんだよ」

ただ現在のフェラーリはマクラーレン以上にチーム事情がよくないと言われているだけに、この主張をそのまま受け取っていいか、チーム事情に絡む内部の問題なのか釈然としませんね。そもそもあのコンディションでインターミディエイト履くのもどうかと思いますし・・・

2007/10/06 追記

ルイス・ハミルトン、日本GPセーフティカーランでの行動にペナルティ無しと裁定

前述したセーフティカーラン時のハミルトンのトリッキーな動きに関して、他のF1ドライバー達は怒り心頭のようですね。YouTubeなどの画像解析から一時は追突してしまったベッテルだけでなくハミルトンも処分を受けるのでは・・・と言われていましたが結局お咎め無しとなったようです。以下、carviewからの転載です。

被害者となったウェーバーも、「彼(ハミルトン)はセーフティカーランのときにふざけた真似をしてくれた。レース前のドライバーズミーティングであのような事態を想定して話したときも、ルイスは同じ速度をキープすると誓っていたはずなのに、実際は全く守られなかった」と、ハミルトンが故意にスピードを極度に抑えたとして怒り心頭だった。

この件でハミルトンはFIAから事情聴取を受けたようですが結果は無罪。またベッテルに課せられるはずだった10グリッド降格処分も取り消されているようです。そりゃそうだわな・・・。

関連記事:ルイス・ハミルトン、F1中国グランプリで痛恨のリタイア
参考記事:【F1】新生富士での日本GP予選、マクラーレン&フェラーリの雨バトル!
参考記事:F1日本GP、雨が大波乱を演出、マクラーレンが今季8勝目!

2007年9 月28日 (金)

新型インプレッサWRX STIも公式サイト開設

10月24日の東京モーターショーでのワールドプレミアに向けて新型GT-Rに続き、新型インプレッサSTIの公式サイトも開設されました。

インプレッサSTI告知サイト

色々と憶測のあった車名も結局従来のインプレッサWRX STIで確定したようですね。この公式サイトには薄暗い画像ですがイメージ写真も掲載され、近いうちに開発者インタビューなどもUPされるとのこと。メルマガによる情報発信もされるようなので、これからの最新情報更新が楽しみです。公開されている画像を見ると事前のスパイフォト同様、S-GTなどと比較してかなりマッシブなフォルムで期待できそうな感じです。

今回のインプレッサWRX STIは新型GT-R同様、非常に期待・注目度が高いようですね。このブログでもインプレッサで検索してくる人はゴルフ、GT-Rに次いで多くなっています。ちなみに下記のリンクにあるトラックバックキャンペーンではスバルWEBコミュニティで使用のニックネーム、「WRCシール希望」のキーワードを含んだ記事を書くことによって、スバルブログからのトラックバックとWRCシールプレゼントの特典があるそうです。

GT-Rの公式サイトといいインプレッサSTIも盛り上がってきましたね!

2007/10/05 追記

新型インプレッサWRX STIの開発者インタビューが掲載されました。

以下、インプレッサWRX STI公式サイト からの転載です。

「NewインプレッサWRXSTIは、操作に対する忠実なレスポンスとトラクション、そしてスタビリティという点で一切妥協がありません。その上で、まずコックピットに座った瞬間、すぐにでも走り出したくなるような雰囲気を作り出しました。そして走り出した瞬間、速くて、疲れず、ワクワクし、何時間でも乗っていたくなるようにニュルブルクリンクをはじめさまざまなところで走りを磨き上げました。実際にこのクルマに乗っていただければ、ドライバーはもちろんパッンセンジャーも、我々が提案する新しいスバルの哲学、走りの質感、さらにドライビングプレジャーを瞬時に理解していただけると思います。ですからぜひ一度NewインプレッサWRX STIのステアリングを握り、それを実感してほしいですね。」

この他にもリアルスポーツとしてのパフォーマンスだけでなく、マニアックなキャラクターからの脱却と質感の向上を目指したようなことを強調して書いてありますねぇ。インプレッサS-GTで評判のいい新設計のリアサスペンションに関する記述なども自信の程が伺えます。リアサスにダブルウィッシュボーンかぁ・・・リアの挙動に不満を持つゴルフ乗りには羨ましい話ですね。

2005/10/10 追記

上記の公式サイトで

新型インプレッサWRX STIのプロトタイプ画像

が正式公開となりました。全体的なボディライン、迫力のある前後ブリスターフェンダーや専用ホイールはとても格好いいのですが、フロントグリルデザインの不細工さ加減はどうしようもないといった感じですね。。。この新型インプレッサWRX STIは東京モーターショーで参考出品とのことです。

関連記事:東京モーターショー2007(その9) インプレッサSTIとランサーエボリューションⅩ
関連記事:次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT
参考記事:東京モーターショー2007 スバル インプレッサWRX STI
参考記事:スバル、東京MSにコンセプトカー2台を世界初披露…インプSTIも初公開
参考記事:東京モーターショー2007:富士重工業 インプレッサ WRX STI(世界初披露)

2007年9 月26日 (水)

新型GT-Rの先行予約開始、価格は700万円台後半と判明

日産が新型GT-Rのグローバルスペシャルウェブサイト(http://www.gtrnissan.com)を6カ国語で公開、価格など一部の情報を事前開示し始めました。さらに、正確な価格情報の提示前に先行予約受付を開始しました。定価を公表する前に堂々と予約受付するあたりが大した自信というか・・・。

かねてから言われていた新型GT-Rをはじめとする高性能モデル取扱ディーラーである、日産ハイパフォーマンスセンターを全国160箇所に設置することも公表しています。これは新たに設定される新型GT-Rなどの最新ハイテクマシンを整備する為の最新設備を備えた販売店を指していると思われ、160箇所という数字も予想以上ですね。なんせ2000万円の設備投資と言われていますからね~。各販売店も新型GT-Rの為だけにここまでの投資はしないでしょうから、今後このようなマシンが増えてくるということなんでしょうか・・・。

ちなみに公式サイトで公表された価格情報は「価格帯は700万円台の後半」とだけ・・・最低価格予想からは上ぶれしましたが概ね予想価格通りですね。この調子だと来年以降出ると言われるVスペック相当モデル&2ペダルMTバージョンは850万円ラインを超えるかもしれませんね。

今回のようなワールドプレミア前の事前リークページの開設は日本車では稀なケースなので、今後この公式サイトでどのような情報が発表されていくのか要注意です。個人的には未だに謎な部分が多い次期アテーサのアーキテクトと、スライラインクーペに搭載されているVQ37HRエンジンベースと言われるVQ38HR-DETT?エンジンの詳細な仕様が発表されればなぁと思っています。この調子だとVスペック相当モデルや存在が噂されるサーキット仕様モデルなどの事前リークもこのページで行われるかもしれませんね。散々GT-Rファンを焦らしておいて、このマーケティング・・・日産も中々憎いことをやるようになりましたね(笑)。

これからの最新情報公開が楽しみです。今後は最新情報を随時更新していきます。

2007/10/20 追記

新型GT-Rのスパイフォトならぬ、リーク画像とチューニングに関する役員の発言

もうすぐ東京モーターショー2007で正式発表となる新型GT-Rですが、今までは覆面をつけた画像映像ばかり公開されていましたが、海外のサイトでついに出ちゃいましたね・・・以下、参照リンクです。

新型GT-Rのリーク画像(海外サイト)

この新型GT-Rの流出画像、本物ならば明らかにプレスリリース用の写真ですよね(汗)。フロントマスク、リアテールのみならず、コクピットなどの内装全般とスピードメーターのアップ、エンジンやトランク内部などまで写っています。日産が意図してリークしたのか、内部関係者のおいたなのか良く分からないですね。

肝心なデザインの感想・トピックスとしては・・・(本物かどうか分からないけど)

フロントマスク全般は想像以上に格好良いが、フロントグリル周りのブラックアウト処理は明らかに失敗。形状が良いだけに非常に残念bearing

・コクピット周り、ステアリングホイールのデザインは非常に微妙sweat02

・なんと写っている内装写真にはオートマぽいミッションが・・・。これは2ペダルマニュアルなのか?

また上記のリーク画像とは前後しますが、日産の片桐執行役員が新型GT-Rについて余計なことを言ったようです(笑)

「中途半場に改造すると危険で、不正改造ができないように、重要なパーツについては開けた場合には記録が残るようになっている」

「後から改造して、性能を上げる必要がない車である」

歴代GT-Rのような、ある意味「封印された」状態ではなく、本来の性能をフルに発揮してコストも十分にかけた自信作・・・であることは分かりますが

「後から改造して、性能を上げる必要がない車である」

はさすがに痛い発言ですよね。私自身は新型GT-Rが改造しにくく、ノーマルで十分というポテンシャルを持って登場することは元R乗りとして非常に嬉しく思っていた一人です。またこのような高性能車を多くの人がノーマル状態で乗る事自体は、安全上も非常に好ましく健全だと思うのですが・・・・・どんな高性能な車を作ろうが万人にとってBESTな車などこの世には存在しないとも思う人間でもありますし、多くの車好きが同じことを感じるのではないかとも思います。本当に車が好きな人にはこの程度のこと分からないはずないと思うのですが・・・

おそらく日産ハイパフォーマンスセンターでチューニング市場を独占したいとか、いずれ登場してくるであろう上位モデルやサーキットユースモデルを売りたいということもあるのでしょうが、下手をすると新型GT-Rのブランドイメージを崩しかねない勘違い発言だったと思いますね。

関連記事:東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など
関連記事:東京モーターショー開幕、ついにR35GT-Rがワールドプレミア
関連記事:新型GT-Rの予想価格
関連記事:次期GT-R
参考記事:ニッサン、GT-Rの先行予約受付を開始
参考記事:日産、新型「NISSAN GT-R」関連情報の事前告知を開始
参考記事:東京モーターショー2007:日産自動車 NISSAN GT-R(世界初公開)

2007年9 月24日 (月)

東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など

デトロイト(北米国際オートショー)・フランクフルトモーターショーと並び、世界三大モーターショーに数えられる東京モーターショーの第40回目が10月27日から11月11日の17日間に渡って開催されます。主要モーターショーの中では開催期間はかなり長いほうになるんじゃないかな。最近では上記3開催に加え、パリサロンやジュネーブモーターショーを含めて世界五大モーターショーと呼んでいるようですね。確かにパリサロンやジュネーブショーは年々重要なモデルが発表になるようになってきましたし、ここ数年では印象に残るモデルも多々発表されています。

例年、先日まで開催されていたフランクフルトモーターショーで主要モデルのワールドプレミアを終えているメーカーが多いことから東京モーターショーは派手なコンセプトモデルや、世界でも有数の優良部品メーカーが参加する部品館などにプレスの注目は行きがちになるのですが・・・今年の東京モーターショーはここ数年の中では一番の盛り上がりを見せることになりそうですね。理由はもちろん長らく日本のファンを待たせた日産 新型GT-Rスバル 新型インプレッサのSTIバージョン の正式発表(ワールドプレミア)が予定されているからです。

個人的には先日発表された新型アウディ A4 のアバント、もしくは次期S4などを期待したいところですがさすがにこれは難しいかな^^;

またフランクフルトショーで予想以上にハイブリッドなどの新技術展示が少なかったことから、これらの対比として東京モーターショーでは日本のメーカーがこの分野でどのような展示をしてくるか気になるところです。ハイブリッドなどでは欧州各メーカーに一日の長があるところを見せつけて欲しいものですね。東京モーターショーの前売り券の発売はすでに開始されており、10月10日からはトヨタによる事前イベントなどが表参道ヒルズ、東京ミッドタウンなどで開催されるようです。

第40回東京モーターショーに(現時点で判明している)欧州主要メーカーの展示内容は以下の通り。

・プジョーの東京モーターショー出展車

プジョー207のワゴンモデルとなる207 SWとホットモデルの207 SW GTi(モデル名称が気に食わないが・・・)

・アルファロメオの東京モーターショー出展車

アルファロメオ 8C コンペティツィオーネ
アルファロメオ 147 2.0 ツインスパーク セレスピード スポルティーバ
アルファロメオ 147 2.0 ツインスパーク セレスピード コスチュームナショナル
Alfa Unica仕様車各種(159/GT/ブレラ/スパイダーなど)
159スポーツワゴン
GT コレッツィオーネ

2007/10/02 追記

アウディの東京モーターショー出展車情報

①世界初公開のコンセプトカー

②フランクフルトで発表された新型A4及びRS6

③すでに欧州で発売中のA8フェイスリフトモデル

④これまたジュネーブで発表されたS5・・・

⑤その他、R8/Q7 4.2FSIクワトロ/A6 2.8FSIクワトロ/TTクーペ3.2クワトロ

いずれも注目のモデルばかりですが、目新しいものはないので残念ですね。A4アバント次期S4&RS4や、開発中といわれるTTの4気筒直噴ターボ250ps+クワトロ仕様という興味深いモデルの情報もあっただけに・・・。いずれ次期S4に搭載されるであろうS5のV8エンジン(4リッターFSI)、足回りなど見てきますかね^^;

2007/10/04 追記

フォルクスワーゲン、東京モーターショー展示内容発表

①世界初公開のコンセプトカー ・・・ ”new small family”コンセプトに基づく第2弾

ビートルをイメージしたコンセプトカーのようです。ひょっとして次期ビートルのスタディモデル?

②フランクフルトで発表されたニューSUV、ティグアンを日本初公開

ヨーロッパでは年内発売との話もありますが、日本国内の発売がいつか気になるところです。

③パサート ヴァリアントR36

④新型TSIエンジンやコモンレール式ディーゼルの新型TDIエンジンや、期待の7速DSGなどの技術展示

⑤その他の展示車
ポロ1.4L、クロスポロ、ゴルフ GT TSI、ゴルフ GTI、ゴルフ トゥーラン、ゴルフ ヴァリアント、ニュービートル カブリオレ、ジェッタ、イオス、トゥアレグ

2007/10/06 追記

・マセラティ

グラントゥーリズモを日本初公開
クアトロポルテオートマチック、クアトロポルテ スポーツGT デュオセレクトも展示予定。
ちなみにグラントゥーリズモ用の フェラガモ製ラゲッジシリーズも展示し、コンパニオンのコスチュームも全てフェラガモで統一するそうです。
さすがというか何というか・・・(汗)

・フェラーリ

先日フランクフルトで発表された430スクーデリアや、BOSE社の車載用ヘッドユニット「インフォテレマティックシステム」を搭載した612スカリエッティ・エンハンストや、歴代フェラーリ車の中で最もパワフルなV12エンジンを搭載する599も出品するとのこと。

BMWの東京モーターショー展示車情報

①BMW Hydrogen 7
世界初の量産型水素自動車

②BMW コンセプトX6 ActiveHybrid
フランクフルトで既出

③BMW コンセプト・CS
上海モーターショーで初公開された4ドアグランツーリスモ。デザインはいまいち・・・

④その他
BMW 135i クーペ/BMW 6シリーズ/BMW X5/BMW M3&M5など

⑤新型M3セダンが出展追加!

BMW mini

MINI Clubman Cooper (参考出品、日本初公開)
MINI Clubman Cooper S (参考出品、日本初公開)
MINI One (市販車)
MINI Sidewalk Convertible (市販車)
MINI Cooper S JCW (参考出品、日本初公開)

関連記事:東京モーターショー開幕、ついに新型GT-Rがワールドプレミア
関連記事:東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など
関連記事:東京モーターショー2007(その2) アウディ新型A4 3.2クワトロの右ハンドル仕様
関連記事:東京モーターショー2007(その3) アウディR8とRS6
関連記事:東京モーターショー2007(その4) フォルクスワーゲン ティグアン右ハンドル仕様
関連記事:東京モーターショー2007(その5) 至上最強のポルシェ911、997GT2とカイエンGTS
関連記事:東京モーターショー2007(その6) BMW135i 右ハンドル仕様!日本発売か?
関連記事:東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など
関連記事:東京モーターショー2007(その8) BMWコンセプトX6アクティブハイブリッドと新型X5の画像
関連記事:東京モーターショー2007(その9) インプレッサSTIとランサーエボリューションⅩ
関連記事:東京モーターショー2007(その10) ロータスエリーゼ&マセラティグランツーリスモの画像
関連記事:東京モーターショー2007(番外編) コンパニオンのお姉さま画像
関連記事:BMW新型M3にセダンモデル復活
関連記事:フランクフルトモーターショー 2007
参考記事:BMW、【第40回 東京モーターショー2007】 出展概要
参考記事:フォルクスワーゲン、第40回 東京モーターショーにおけるブース展示内容
参考記事:東京モーターショー2007 スバル インプレッサWRX STI
参考記事:東京モーターショーにBMWのニューモデル

 

VWがティグアンにかける意気込み

フランクフルトモーターショーで正式発表されたフォルクスワーゲンの新型SUV ティグアンですが、今回のティグアンの開発にはフォルクスワーゲンも相当気合が入っているようです。このブログのコメントにも情報があったように、ティグアンはすでに日本国内での目撃情報(覆面しているケースが多いようですが)も複数上がっており、市販に向けた本格的なテストを世界中でやってるんじゃないか・・・などと言われています。

ティグアンの画像

ボディサイズ的にはトゥアレグの弟分となるティグアンはゴルフと同じプラットフォームで設計され、アメリカ市場ではRAV-4CR-V、日産のX-TRAILだけでなくこれらより価格帯が上のBMW X3フリーランダーなどもライバルとして視野に入っていると思われます。人気のセグメントで今後も世界的に需要が伸びそうなこのクラスへの参入にVWもティグアンには相当気合が入っていると思われます。日本でのこの分野のパイオニアはRAV-4やCR-Vということになるのでしょうが、VWは二代目ゴルフの時に「ゴルフ・カントリー」なる乗用車ベースの小型クロカンの先駆けとなるものを作っており、この分野の開拓という意味ではRAV-4などよりも「古株」になるんですね。事実、ティグアンをゴルフ カントリーの再来と考えている人もいるそうです。

ティグアンに搭載されるエンジンは最近のフォルクスワーゲン車全般に見られるように、全車種に燃費とパワーを両立したターボチャージャー付き直噴エンジンとターボチャージャー+スーパーチャージャー付き直噴エンジン、これにEuro-5の排ガス規制をパスしたディーゼルエンジン搭載車もラインナップされるとのこと。ただ、ティグアンの魅力はゴルフシリーズで実証されているこれらのパワーユニットが搭載されることだけでなく、用途や好みによって2種類のボディバリエーションと多彩な装備を選択可能ということが大きいと思います。

ティグアンのリア画像

ティグアンには「トレンド&ファン」「スポーツ&スタイル」「トラック&フィールド」という3種類の装備バージョンが用意され、なかでも注目は「トラック&フィールド」と呼ばれる本格オフローダーモデルをラインナップしていることでしょう。トラック&フィールドのアプローチアングルは他モデルの18度に対してより大きな28度を確保しており、他にもオフロードモードや不整路面走行を安全に制御する走行支援システムが装備されるとのこと。You Tubeなどにもこのティグアン トラック&フィールドの動画がUPされていますが、正直このクラスに「ここまでやるか」という充実ぶり。クロスシリーズで軟派なクロスオーバーモデルを量産していたメーカーとは思えない真面目な仕事ぶり(笑)ですが、逆にこのような真面目な車作りが他の「なんちゃってSUV」と大きな差別化になると思いますね。

また未確認情報ながら注目されるティグアンの装備として、駐車がほぼ全自動になるパークアシストシステムや最大2500kgを牽引することができる新設計のスイベリングトレーラーヒッチ・・・釣師にはたまらない装備が。。。ちなみに最大積載量は1510リッターを確保しているので、ゴルフ ヴァリアントや新型Cクラスワゴンよりも最大積載量は多くなっています。

牽引機構って日本じゃあまり注目されませんが、北米市場などではかなり重要な要素なんですよね。これだったら12FTクラスのアルミボート牽引も楽そうだし、車好きとしてというよりも釣り好きの人間としてティグアンに期待したい部分ではあります。

VW ティグアン、東京モーターショーに出展決定

東京モーターショーでティグアンの実物見れますね。非常に楽しみです。三種類全て出展されるのか気になりますね。

関連記事:東京モーターショー2007(その4) フォルクスワーゲン ティグアン右ハンドル仕様
参考記事:VW Tiguan
参考記事:VW、フランクフルトショーで世界初公開モデル8車種を展示
参考記事:フォルクスワーゲン、新型SUV「ティグアン」の写真を初公開

2007年9 月17日 (月)

フランクフルト注目のニューモデル速報 ティグアン X6コンセプト GT2 アテンザなど

フランクフルトで開催されているIAA フランクフルトモーターショーの速報レポートが色々と上がってきました。ティグアンアテンザ以外は事前にかなり情報が出ていたので注目していましたが、中でも東京モーターショーを目前にあえてフランクフルトでワールドプレミアしたアテンザは特に注目です。新型A4同様、写真・画像類はCARVIEWさんのレポートが非常に充実しているので、以下に簡単な説明とリンクを貼っておきます。他社ではレスポンスが速報を上げていますが、こちらは会員登録したユーザのみ参照可能なので興味ある方は自力でお願いします<(_ _)>

フォルクスワーゲン ティグアン

御存知トゥアレグの弟分の新型SUV、ティグアンです。プラットフォームはゴルフベースになります。以前写真が出回ったコンセプトモデルよりも大分大人しくなり、市販モデルに近いものが今回発表されました。ティグアンが参入するこのクラスは日本市場だけでなく、世界的にもマーケットが広がっているセグメントなのでVWもティグアンには相当気合入っているように思えます。国産ではトヨタ RAV-4、ホンダ CR-V。ヨーロッパではX3などがティグアンのライバルになりそうです。トゥアレグの弟分とはいっても四駆システム自体はFFベースのスタンバイ方式で、ゴルフでいえばR32のシステムに近いのかな?

ティグアンの画像・写真はこちら

BMW X6 コンセプト

BMWが新しいジャンルとして定義した「スポーツ アクティビティ クーペ」を具現化したモデルがこのX6 コンセプトです。SUVというよりも車高の高い高級サルーンというイメージで、X5やX3の上位モデル的な位置付けというよりもトヨタのハリアーに近いモデルかなぁという印象がありますね。ハリアー同様、将来的なラインナップにはハイブリッドモデルも構想にあるようで、今回のフランクフルトショーでもX6 アクティブ ハイブリッドとして出品されています。ちなみにこのX6は2008年中にガソリンモデルが、2009年にはハイブリッドモデルが発売される見込みです。予想される価格はX5以上になる可能性が高いので1000万円超えるのかな・・・。高トルク仕様のディーゼル&ハイブリッドモデルなどが発売されれば、バスボートなど牽かせたら中々格好よさげですが夢のまた夢ですね(;^_^A アセアセ・・・

BMW X6コンセプトの画像・写真はこちら

ポルシェ 911 GT2

以前の記事でも取り上げたポルシェ911の最速モデル、ポルシェ911 GT2 が正式に発表になりました。事前の予測どおりニュルブルクリンク北コースでは新型GT-Rを超える凄まじいタイムが出ているようですが、乗りこなすに必要とされる腕も経済力も半端ないモデルになっています。まぁ仮にお金があったとしても現実的にはGT3あたりに落ち着く人が大半だと思いますが、ポルシェーターボがよりGT化・高級化していることを考えるとこういうモデルが必要なお金持ちがいるんでしょうね。でもこういうスパルタンなモデルがラインナップされること自体、夢があっていいかもしれません。それにしても・・・真っ赤なGT2は迫力ありますな。写真見てるだけで幸せになれます(笑)。詳細は下記のリンク先をどうぞ。

真っ赤な997 ポルシェ GT2

マツダ 新型アテンザ(欧州での名称はMazda6)

マツダの新世界戦略車で日本名アテンザ、欧州ではMazda6として販売されるモデルです。アテンザは今回のフルモデルチェンジで随分とイメージ変えて出してきましたね。新型アテンザのデザインはフロントフェンダーの盛り上がり方がRX-8のイメージに近く、ボディ全体のラインも「なんかに似てる」ような気がしないではありませんが、全体的にまとまっており中々格好よいです。新型アテンザは日本導入は未定ですが、欧州では何時ぐらいから発売されるのか注目ですね。アテンザは従来モデルもドイツではかなり人気あったのでフランクフルトで発表になったのかな。。。マツダも最近はロータリーエンジン以外に直噴モデルなども力を入れ始めているので、新型アテンザに搭載されるエンジンも、今後どのようなユニットバリエーションが出てくるのか注目されます。

新型アテンザの画像・写真はこちら

他にも商売上手なポルシェがカイエンの新グレード(カイエンSのスポーツ版でカイエンターボとの間を埋めるモデル)であるカイエンGTSを出してきたり、メルセデスが大規模(真面目にか?)にブルーテックハイブリッドモデルを発表したり、スバルやシトロエンが次期WRC参戦モデルを出してきたりと中々見ごたえあるモーターショーになっていますね。あと全体的にレッドカラーの展示が多いのは何か流行と関係あるのかな。ドイツでは数年周期で原色・基本系カラーが人気出るそうですが・・・

もう一つ意外だったのは欧州各社によるハイブリッド、新世代ディーゼルのスタディモデルの発表が当初の想定よりも少なかった事で、まだまだこの分野は商品化まで時間がかかるものが多いのだなという印象を受けました。そういう意味では浮かれたモデルが多い中、メルセデスのブルーテック&ハイブリッドの発表は評価できるものじゃないかと思いますね。東京モーターショーで日本の各メーカーがハイブリッド技術でどの程度出品してくるか注目ですね。直噴技術では大きく遅れをとっているので、なんとか国産メーカーにも頑張って欲しいものです。

関連記事:東京モーターショー2007(その4) フォルクスワーゲン ティグアン右ハンドル仕様
関連記事:フランクフルトモーターショー 2007
関連記事:ポルシェ911(997) GT2 発表
参考記事:フランクフルト モーターショーレポート その2
参考記事:フォルクスワーゲン、フランクフルトモーターショー展示内容発表

ついに正式発表!新型アウディ A4 1.8T

新型M3やGT-Rとは違う意味で今年のニューモデルの中でとっても気になる車、アウディの新型A4がついにフランクフルトモーターショーで正式発表になりました。残念ながら今回のアウディA4はセダンモデルのみの発表だったみたいですね。早く新型A4アバントも見たいなぁ。。。ちなみにアウディ新型A4の写真はcarviewさんの記事が一番豊富だったので、下記にリンクを貼っておきます。凄い画像の量です。

フランクフルトモーターショーで発表されたアウディ新型A4の写真

アウディ新型A4のエクステリアデザインは個人的には結構好みかもしれませんが、如何せん気になるのはリアのテールの処理などがBMW 3シリーズそっくりなこと・・・さすがにちょっとまずいんじゃないですか、アウディさん。ちなみに今回発表されたアウディ新型A4 1.8Tのデザインは所謂S-lineパッケージモデルと思われ、実際のS-lineオプション無しのA4はもう少しおとなしめのデザインになると思います。今回の新型アウディA4も現行同様、S-lineモデルの人気が出そうな感じですね。この他に3リッターTDIエンジン搭載のクワトロモデルもちらっと見えました。
※説明文には無いがcarviewにあるアウディ新型A4の動画中にS-lineの文字見つけた・・・

New アウディA4のインテリアは現行TT以降に見られるようなとても趣味のいい、落ち着きのありながらスポーティな雰囲気でかなり良いと思います。現行A4は質感が良くてもインテリアのデザイン自体はどこか「どん臭い」というか古さを感じさせるものがあったので、新型A4はこの点では大幅にポイントアップです。やっぱり御三家の中では今のアウディのインテリアデザインは頭ひとつ抜けている気がしますね。

各社の速報レポートを見る限り、今回フランクフルトモーターショーで公開されたのは新型A4の中でもエントリーモデルと思われる1.8リッターの直噴ターボモデルで、これは最近アウディA3スポーツバックに追加された1.8Tと同じエンジンと思われます。従来のA3やゴルフGTIに搭載されている2.0TFSIなどに比べて、あえてターボラグを感じさせるような味付けになっている・・・と言われているエンジンですね。正直アウディA4に関しては1.8Tよりも3.2リッターのFSIエンジン(クワトロ)と次期S4、RS4に搭載されるであろうV8エンジンのほうが気になります。

私にとってアウディA4(のアバントのほうだけど)は釣りと車の趣味の両立という意味で、一台体制でいくならば理想的なパッケージの車でもあるので、今回発表になったニューA4は特に注目していました。そんな訳で現在のゴルフの次候補として、新型A4(のモデル末期になると思うが)は現実的な最有力候補ということもあり、今回のフランクフルトのワールドプレミアも非常に楽しみにしていたのです。BMW似のリアデザインはどうかと思いますが(汗)、私が狙っているのはワゴンモデルのアウディA4アバントのほうなので、こちらのデザインがアウディらしいオリジナリティ溢れるスタイリッシュなデザインで出てくることを祈るばかりです。現在はマンションの駐車スペースの関係と、思いの他ゴルフⅤ GTIが気に入ったこともあり当分買い変えるつもりはありませんが、無事マイホームを手に入れ広い駐車スペースを確保できたらA4の3.2リッタークワトロモデルか次期S4を是非検討したいですねぇ。

新型アウディA4の日本発売時期

東京モーターショーのアウディブースに展示されている新型A4は新型直噴エンジンの3.2リットルモデルを積むモデルのようですが、国内導入はまずFSIの1.8リットルターボモデルから開始するようです。時期は2008年春とだけ伝わってきています。例の右ハンドル仕様がスペース的に(機器レイアウト上の問題)厳しいかもって話は解決するんだろうか・・・

気になる価格はまだ未定ですが、carviewなどの記事によると1.8ターボ(1.8T)でおよそ420万円くらいとのこと。それ以外の排気量のモデルについては検討中らしいですが、現行型同様に600万円近くにはなるでしょうね。まぁ元々A4アバントのほうは600万円超えているんですけどね^^;

新型アウディA4、右ハンドル仕様車のスペース問題

東京モーターショーの展示車を見る限り、新型A4の右ハンドルのスペースは問題なさそうな感じを受けました。実際には乗り込んでみないと分かりませんが大丈夫じゃないかな^^;

ちなみに新型A4ベースのS4及びRS4はそれぞれ2009年中旬と下旬に発売されるようです。

関連記事:東京モーターショー2007(その2) アウディ新型A4 3.2クワトロの右ハンドル仕様
関連記事:フランクフルトモーターショー 07
参考記事:アウディ大阪モーターショー出展車を発表
参考記事:【大阪モーターショー07】アウディ A4 など出展

2007年9 月12日 (水)

若者向けのボルボ? VOLVO C30

職場に車好きな人が2人ほどいるのですが、最近この二人とたばこ部屋談義で話題になったのがこの車、VOLVO C30です。過去には釣り用に850の購入を考えたこともあったのですが、フォードによる買収以降魅力的な車が少なくなったことと、日本国内の良質なディーラーを強引に切り捨てる政策(最高裁で敗訴)、悪質なリコール隠し問題に憤慨していたことなどもありVOLVO車には全般的に興味が薄れていました。そんな訳で今回のC30も大してチェックなどしていなかったのです。ただ上記の2人のうちの1人が購入を考えているというので今回軽く調べてみました。

VOLVO C30

VOLVOの新しいコンパクトクーペであるC30はおよそ20年前に登場した480シリーズ以来ボルボにとって久々のコンパクトクーペです。ボルボというと近年特にフォード傘下に入って以降、比較的丸みを帯びたデザインになってきたとはいえ、やはり角ばったスクウェアなデザインの堅牢なボディというイメージありますよね。ただ、この480シリーズというのは今見ても中々スタイリッシュなデザインで、なんとライトはリトラクタブルです。リトラクタブルのボルボなんてこのモデル以外に無いんじゃないかな(違っていたらスイマセン)。480はオランダのネッドカーで作られた車でしたが今回のC30にはこの時のメンバーが参加しているとのことで、野心的なデザインはこの人達の影響があるのかもしれませんね。もっともボルボのシャーシ部門は今は総入れ替えで昔のエンジニアはいないようですが。。。480はヨーロッパでは大分人気が出たモデルだったようですが、日本じゃほとんど売れなかったようです。

で、本題のC30ですが。C30も480シリーズ同様、デザイン面でもコンセプトでも中々野心的な車に仕上がっています。なんせC30のキャッチフレーズは「LOVE&HATE」(好きか嫌いか)だそうで、デザイン面でも現行ボルボの中で最もコンパクトなモデルにも関わらず前後フェンダーの張り出し量が最大であったり、後方から見るとまるで凸のように見えるリアゲート、ホットハッチ or クロスオーバーモデルにも見える独特の雰囲気など、よくよく見てみると中々面白いモデルだと思います。インテリアは流行のスカンジナビアンな雰囲気ですが、昔の質実剛健な時代のボルボと比べると味が無いというか、デザインに統一感がないですね。

VOLVO C30 リア

気になるエンジンバリーションは日本国内では可変バルブ機構を備えた5気筒20バルブNAエンジンを中心にターボモデルも発売されるようですが、ヨーロッパではこれに加え1.6リッターの4気筒モデルやディーゼルエンジンモデルも存在するようです。今更なんですが、ボルボって未だに5気筒モデル作っていたんですね(;^_^A  プラットフォームをかなり共通化(フォードグループ)していると聞いていたのでとっくに無くなっているものだと思ってました。日本国内モデルは下記の通り。

C30 2.4i Aktiv ・・・・・ 2.4リッター 5気筒20バルブ 170PS
C30 2.4i SE ・・・・・ エンジンはAktivと同じ。Aktivとの差異はレザーシートやウッドパネル、レインセンサーを装備していること。
C30 2.4i T-5 ・・・・・ 2.5リッター 5気筒20バルブ ターボ 230PS

価格は各々285万円・348万円・387万円から。どのモデルも数字上は中々パワフルですが、2.4NAモデルのエンジンは思いの他パワー感が無いとの話も・・・。スポーティなモデルが欲しいのであればターボのT5でしょうかね。相変わらず独特の5気筒サウンドがするのかな。。。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクで一部メディアの論評によればロールを抑えたセッティングでかなりスポーティでありながら、フラットでしなやかな乗り心地を実現しているようです。この辺は本当かどうか、いずれ職場の人の試乗に付き合って確認して来ようと思います。

ちなみにボルボ自身はC30のライバルにアウディのA3 スポーツバックやBMW 1シリーズ を名指ししているようで、ターゲット層は35歳未満の子供のいないカップルもしくはシングルとのこと。まぁハッチバックスタイル(クーペか?)とはいえ、リアシートが広めなので若い夫婦が買ったとしても子供が出来た時にチャイルドシートを取り付けることが多少煩わしいことを除けば汎用性もそこそこありそう。でもまぁデザインは面白いとはいえトランク容量は余裕がないので利便性ではBMW 1シリーズやアウディ A3、ゴルフⅤのほうが上でしょうね。


参考記事:【ボルボ C30 登場】スポーティなT-5も魅力

2007年9 月 9日 (日)

早朝の首都高と大黒埠頭

前項でも書いた通り、風邪を引いていたのでここ一週間はほとんど走りにいっていませんでしたが、今朝早めに目が覚めたのと体調が回復しつつあることもあり、軽く首都高(主にC1環状線)を流しに行って来ました。

東京近辺にお住まいの方は御存知の通り最近の首都高環状線は、休前日の夜間はローリング族(グルグル周っているだけで族扱いだったら嫌な感じだね)対策として車線規制されていたりして気持ちよく走れる状態とは言えません。まぁこれはこれで良し悪しあるのであえてコメントしませんが、このようなことから最近の首都高ドライブはもっぱら深夜ではなく早朝に行く機会が増えてきました。

コースとしては自宅近くのランプから首都高・横羽線上りに入り、そのままC1内回りを一周してレインボーブリッジに。早朝とはいってもすでに6:30を過ぎているので車は結構多かったですね。首都高は4時過ぎると車が一気に増えます。。。レインボーブリッジから湾岸市川方面を軽~く流しつつ、辰巳から中・高速コーナーが多く私が大好きな9号深川線に入り、箱崎経由で再び環状線に合流。今度は環状外回りから横羽線を経由して自宅に帰る・・・はずでしたが、久々のドライブ&SRE RS1の気持ちよさについつい首都高横羽線の神奈川エリアに侵入(;^_^A アセアセ・・・

今朝の横羽線は大師線入ってから大規模な車線規制を伴う工事をしていたので、そのままたらたらと浅田付近まで走る羽目に。浅田付近を通過後、対向車線の覆面パトカーのチェイスに思わずアクセルを緩め、のんびり横浜駅東口~ベイブリッジを経由して(この間にポロGTIに抜かれる)大黒ふ頭で休憩してきました。

大黒埠頭も最近深夜は閉鎖になっていることがほとんどなのですが、朝の大黒は清々しくて気持ち良いですね。大黒PAの長~いピットロード(じゃないよな)を下っていると前に黄色いポルシェが・・・なんか派手な羽付けてるなぁと思っていたら996のGT3様でした。いや・・・なんつうか・・・黄色いポルシェ好きなんですよね^^;将来ポルシェを買うことができたら、絶対イエロー買うと思います。

GT3を眺めながらPAに降りてくるとそこには恐ろしい空間が待っていました・・・朝の大黒は下手なモーターショー行くより絶対に面白いです。なんせそこにある車を各々数えてみると・・・

・やる気満々のV8フェラーリ(328~430まで色々)がざっと10数台

TVRの団体(´△`) えっ? ちなみにサーブラウが5台並んでいるの初めて見ました

※正確には2台以上並んでいるの見たことない

ここまでで相当興奮していたのですが・・・更に・・・

・日本に何台あるかっていうレベルのレア車、ポルシェのカレラGTが2台並んで鎮座

・普通の911カレラ(主に964以前の空冷モデル)はざっと10数台

・997 GT3が1台(しばらく眺めていました)

で、私はと言うと。ショックの減衰弄りすぎてわけわからなくなったので、V8フェラーリ軍団とBMW Z3の団体さん(内1台はなぜかガルウイング!)に挟まれながら、車の下にもぐりこんでRS1車高調のネジを回していました^^;

今まで何回も行ってる大黒ですが、今朝のは特別凄いモーターショーでした。

SRE RS1サスペンションのインプレッション(まだ慣らし中)

ゴルフGTIサスペンションをARC CLIMAX EVOからSRE RS1に交換してから丁度二週間になりました。本当はきっちり走り込みをしたかったのですが、クーラーの影響から夏風邪を引いてこじらせてしまい、実はあまり距離は走れていません。遠出は風邪引く前の1回のみで、いつものバネ慣らしコースである御殿場→長尾峠(ここがバネの慣らしにいい)→湖尻→箱根湯本と経由して小田原厚木→保土ヶ谷→横羽線といった感じで帰って来ました。今日の朝時点でおよそ530キロほどなので慣らし完了まではもう少しありますね。

ろくすっぽRS1のインプレをしていないのは距離を走っていないこともありますが、それ以上に・・・インプレすることがない?ことが原因かも。インプレしようにも「いいっす」としか言い様ないんだよな(ーー;) まぁこんなこと書いていてもしょうがないので、ここ二週間で感じたことを書いてみます。

まず相変わらず当たりの柔らかさと適正にして精度の高い減衰力を生み出すショック性能にはただただ驚くばかりです。運転の疲労度が明らかに軽減したことはJ-Factoryさんからの帰り道にある程度分かってはいたのですが、やっぱりサス入れ替え直後は「浮かれている」のでこの時の感触はあまり当てになりません。しかし箱根をひとっ走り(250キロ程度)してきた後も同じ様な感覚があったので、今では疲労軽減に関してははっきりと性能向上していることを実感しています。

おそらくこれはバネレートが自分の感覚にあっていることと、ショックが絶妙なバランスで減衰力を立ち上げるのでアクセルワークを多少ラフにしても車の挙動が安定していることが大きいのだと思います。ワインディングや高速だけでなく、頻繁にストップ&ゴーを繰り返す街乗りに関しても同様で、アクセルオフから半分ほどアクセルを踏みなおしてパーシャルを維持するようなシチュエーションにおいても、ARCの時にあったようなピッチングは一切顔を出さす、何事もなかったかのように加速していきます。こういう微妙なアクセルのオン・オフを繰り返す状況で変なストレスが無いのはとても気持ちいいものです。

このようなことからRS1車高調の現時点での感想としては、バネとショックのバランスやショック単体性能の高さもさることながら、あらゆる状況でのセッティングを煮詰められた非常に完成度の高いサスペンションキットだということが言えると思います。最初は「物がいいから」いいんじゃないかと思っていましたが、相当セッティングに時間かけて組まれていると思いますね、こいつは。

尚、あえてひとつだけ文句?があるとすれば、意外なことですが首都高などの段差を乗り超えた際のハーシュネスがバネの当たりの柔らかさに比べ少々きつく感じることでしょうか。実際のところ乗り味がかなり良くなっているので今まで以上に気になっているだけなのか、それとも悪化しているのかちょっと分からなくなってはいるのですが、このような段差超え時のハーシュネスに関してはバネレートの高いARCのほうが良かったかもしれません。ひょっとしたらARCはこのあたりの改善にフォーカスして設定だしていたかもしれませんね。

来週は妻と息子を乗せて実家に帰るので、例の三名乗車時の車の挙動・乗り心地などに関してインプレできると思います。

関連記事:ザックスレースエンジニアリング RS1車高調