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2007年10 月

2007年10 月24日 (水)

東京モーターショー開幕、ついにR35GT-Rがワールドプレミア

今日から始まった東京モーターショーの最大の目玉、日産(NISSAN)R35GT-Rがついに発表になりました。エクステリアデザインは結果としてリーク情報通りでしたが、スペックやグレードラインナップは予想外の物もありましたね。以下、集めたR35 GT-R情報を書き出してみます。

R35 GT-Rの価格、グレード

今回は3グレードが発表になっています。以下、R35 GT-Rのグレード別価格です。

・GT-R 777万円
・GT-Rブラックエディション 792.75万円
・GT-Rプレミアムエディション 834.75万円

ブラックエディションはシートがブラック地にレッドのアクセントが入っている特別仕様であることと、アルミホイールが専用のダーククロームカラー仕上げになっているのが標準モデルとの違いのようです。歴代GT-Rのイメージや売れ線ホイールを考えると、R35のこのオプションもそこそこ人気が出そうなオプションではありますね。

一方プレミアムエディションのほうはR35 GT-R専用設計のBOSEサウンドシステム、サッチャム準拠車両防盗システムなどが標準で装備される豪華&盗難防止仕様で、R34 GT-RでいうとMスペックに相当するモデルになると思います。この盗難防止システムがどこまで有効なのか良く分かりませんが、クリフォードの最上位モデルなどを付けた方が盗難防止策としてはより有効かもしれませんので、ちょっぴり微妙な仕様かも。まぁ、これで車両保険が安くなるなら、それもありかもしれないですね。なんせGT-Rの車両保険はとんでもない額ですから・・・(高額な維持費のうちの何割かは車両保険なんですよ)。

R35 GT-Rの画像・写真

R35 GT-Rの画像は例によってcarviewさんの画像をリンクしておきます。そこら中に散らばってますけどね^^;
特に二番目のリンク先は写真数も多く、見ごたえあります。
GT-Rの画像及び記事
【東京モーターショー07】写真蔵…日産 GT-R

R35 GT-Rのエンジン

結局、R35 GT-Rのエンジンは「VR38DETT」という名称になったようです。HR系ベースですが、色んな意味で別物ということなんでしょうね。排気量は3.8リッターV6ツインターボで、3200~5200回転の広いレンジで最大トルク60kgmを発生するという最近流行のトルクバンドが広いタイプですね。中々気持ち良さそう・・・最高出力は6400回転時に480馬力となるため、狙ったのか偶然なのかポルシェ911ターボ(997)と全く同じ値。またR35 GT-Rのエンジンはスーパーカーと言われるクラスの中ではトップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現し、平成17年基準排出ガス50%低減レベルU -LEVにも適合しているとのことです。トルクバンドはポルシェターボのほうが広そうですし、最大トルク値も上なのでこのあたりは比較記事が楽しみですね。

2007/11/08 追記

R35 GT-Rのエンジンはクリーンルームで手組みされているとの情報が出ていましたね。下記にある豊富な制御装置もそうですが、各部にえらいコストかけている割には新型の777万円という価格がバーゲンプライスに思えてきます。

R35 GT-Rの特別指定部品

ここまでやるか?というほど汎用的なメンテナンスメニューまで特別指定部品に指定されてしまっています。ちょっとやりすぎのような・・・。以下、指定部品の一覧です。

エンジンオイル Mobil1 0W-40(100%化学合成オイル)
トランスミッションオイル トランスミッションオイルR35スペシャル(100%化学合成オイル)
デファレンシャルオイル(フロント、リア) デファレンシャルオイルR35スペシャル(100%化学合成オイル)
ブレーキフルード ブレーキフルードR35スペシャルDOT-4(100%化学合成オイル)
タイヤ、ロードホイール NISSAN GT-R専用タイヤ、ロードホイール
ブレーキパッド、ディスクローター NISSAN GT-R専用純正ブレーキパッド、ディスクローター
マフラー NISSAN GT-R専用マフラー

ミッション、デフオイル、ブレーキフルード、ブレーキパッド・ディスクローター、マフラーあたりまでは「まぁ理解できる」けれども、エンジンオイルの銘柄指定やタイヤまで指定しているのはどうかと思いますね・・・。これも例によって性能向上しなくていいって物になるのかな(苦笑)。ちなみに噂どおり、ブレーキパッドとディスクローターは同時交換じゃなきゃ駄目ってルールらしいです。実際はケースバイケースなんでしょうが、ここまでのハイパフォーマンスカーのメンテナンス経験が無いので「変なパッドを入れて事故でも起こさないように」釘を指しているのでしょう。まぁ、しょうがないかな。

R35 GT-Rのミッション

これも噂どおり2ペダルマニュアルミッションを最初から投入してきました。どうもDSGと同じ様なツインクラッチタイプのようですね。こいつの性能は色んな意味で注目ですね。DSG以上の精度と快適性を備えていたら面白いですね。

R35 GT-Rのブレンボ モノブロックキャリパー

R35 GT-Rはワンピース構造で剛性に優れたモノブロック式のブレンボキャリパーを装着しています。しかもフロント6ポッドリア4ポッドとかなり高性能&贅沢な仕様です。ブレーキをしっかり仕上げてきたことは好感もてますね。国産スポーツカーは大抵、ブレーキが駄目ですから。ちなみにブレーキローターはフローティングドリルドタイプ。バネ下軽量化を企図してのドリルドなんでしょうが、スリットにしても良かったような・・・。

R35 GT-Rのビルシュタインダンパー

R35 GT-Rはビルシュタインダンプトロニックと呼ばれる減衰力を走行パターンにより可変にできるサスペンションシステムを備えています。ポルシェPASMのようなものだと思いますが、速さだけでなく快適性も採用基準で重視されたことを「ある筋の情報」により聞いていた為、走り好きにどのような評価を受けるのか、個人的には注目しているところです。

R35 GT-Rの今後の展開予想

今回の3グレードのうちのブラックエディションやプレミアムエディションは従来から言われていた上位モデルのことを指しているとは思えないので、いずれVスペック相当モデル、もしくはサーキットユースモデルが出てくると思われます。恐らくサーキットユースの軽量化&スパルタン仕様だと思いますが。。。今回のR35 GT-Rも重いですから、軽量化モデルを待っている人も多そうですね~。

それにしてもフロントグリルのブラックなんとかならんかな^^; 同色塗装エアロNISMOから特別指定部品で出たりして(汗)
オータムジャンボが無事当たっていたら、購入を考えようと思います(笑)

2007/11/08 追記

R35 GT-Rのサスペンション、ミッション制御システム

R35 GT-Rに搭載されている各種制御装置の情報が出てきましたね。以下、carviewからの転載です。

日産『GT-R』のセンターコンソール部分には上下に動かすことができる3つのスイッチが用意されている。これはセットアップスイッチと呼ばれるもので、トランスミッションやビルシュタイン製の専用ショックアブソーバー、VDC-Rの制御を簡単に変更できるものだ。

3 つのモードは一般道で使う「ノーマルモード」と、GT-Rの卓越した走行性能を味わうことができる「Rモード」、そして「スノーモード」など限られた状況で使うモードが用意されている。サーキット走行などを楽しみたいときには、このスイッチをすべてRモードにすればよいというわけだ。

GT-Rの開発を取りまとめた水野和敏さんは「トランスミッションでRモードを選べばシフトスピードが短くなり、ショックアブソーバーでRモードを選ぶとハードな走行に適した減衰力となります」

「GT-Rのセットアップスイッチは走行中でも手が届きやすい場所にありますので、走りながら好みのモードを選んでセットアップすることができます」という。

最近のポルシェ、BMWのMモデルなどに搭載されている可変減衰調整機能やシフトスピードまで制御できる機構がついているとは思いませんでしたね。今回のR35 GT-Rはドイツ車、中でも特にポルシェに与える影響は大きそうな気がします。

2007/12/30 追記

R35 GT-Rの純正部品価格が高い理由

R35 GT-R純正部品は巷で「高い高い」言われていますが、この件を別の切り口で論評しているサイトがあったので紹介しておきます。

参考記事:新型GT-Rの純正部品価格 その価格設定のウラには…

R35 GT-Rの純正部品が高いという話の中で例として上げられていたパーツにタイヤ交換の際の専用タイヤ指定とブレーキパッド及びローターのセット交換の話があったかと思いますが、この記事はこれら純正ブレーキなどの価格は製品のスペックなどを考えればむしろ安価で、むしろ意図的に上げられているのはエンジンユニットの価格であると述べています。

自分もこのサイトの純正部品の価格比較表を見て驚いたのですが、R34純正ブレンボ4ポッド(こちらはモノブロックではない)が108,000円なのに対して、R35の純正ブレンボ製6ポッド モノブロックキャリパーの値段は135,000円。ディスクローターはR34 GT-Rの59,400円に対して、R35 GT-Rは75,400円とこの手のアフターパーツの値段を御存知の方には分かる通り、純正部品でこの性能を考えればこれはもう破格の安さです。

一方エンジンのほうは安易なパワーアップなどができないようにする為か、R35 GT-Rのエンジンユニットは非常に高価に設定され、単体で3,200,000円ともう少し足せばゴルフGTIが買えてしまうお値段・・・。R34 GT-Rのエンジンが754,000円で、実際にはその気になればこれより安い値段で各世代のRB26DETTが手に入った事を考えると、R35 GT-Rはエンジンブローなどを伴うリスキーなチューニングをする為の敷居が一気に上がった事を物語っていますね。

この記事では更に自分も「ひょっとして・・・」と疑っていた国土交通省の認可に絡む日産への行政指導の可能性に関しても言及しており、読めば読むほど「やっぱりなぁ!」という内容になっています。

関連記事:東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など
関連記事:東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など
関連記事:新型GT-Rの先行予約開始、価格は700万円台後半と判明
関連記事:新型GT-Rの予想価格
関連記事:次期GT-R
参考記事:日産 GT-Rを発表。発売は12月6日、価格は770万円から。
参考記事:東京モーターショー2007 日産 GT-R
参考記事:東京モーターショー2007:日産自動車 NISSAN GT-R(世界初公開)

2007年10 月22日 (月)

【2007年F1】キミ・ライコネンが大逆転で初タイトル獲得

2007年F1最終戦ブラジルGPにおいてキミ・ライコネンが優勝し、初のワールドチャンピオンを獲得しました。これでフェラーリはコンストラクターズだけでなく、ドライバーズポイントでもTOPを獲ったことになり、久々のダブルタイトル獲得となりました。

今回のブラジルGPはルイス・ハミルトンによる、史上初のルーキーチャンピオン、初の黒人ドライバーチャンピオンがかかっていただけに注目もこちらに集まり、ポイント上も有利な状況にあるハミルトンと二年連続ワールドチャンピオンを獲得しているフェルナンド・アロンソの一騎討ちになるかと思われましたが、結果は幸運もあり最も不利だったライコネンが大逆転でワールドチャンピオンを獲得することになりました。でも今シーズンだけでなく、今まで散々不運な目に遭ってきたライコネンが獲るべきタイトルをやっと獲ったとも言えますよね。

やはり今回のポイントはレース序盤に起きたハミルトンのマシンのスローダウンが全てでしょうね。ギアボックス系のトラブルと思われるスローダウンで、ハミルトンは4位から一気に18位まで後退。なんとかマシンも自然回復し、怒涛の追い上げもかなわず最終的には7位に終わりドライバーズポイントでライコネンに1ポイント及ばず、アロンソと同ポイントでシーズンを終えました。ただ、この怒涛の追い上げ劇は彼が運だけでなく、運と実力と熱いハートを備えた素晴らしいドライバーであることを示したと思いますね。来年以降、F1が更に面白くなりそうです。

2007/10/23 追記

BMWとウイリアムズの違反と年間チャンピオンの行方

BMWとウィリアムズがレギューレーションより低い温度の燃料を使用していたとされる問題で、スチュワードのMTGの結果ペナルティが科せられなかったことに関して、マクラーレンが控訴する構えを見せています。マクラーレンの主張が通るとポイント差の関係でルイス・ハミルトンがドライバーズポイントでTOPになり、ライコネンの初タイトルが消えてしまうので結構大きな問題なのですが・・・マクラーレンの両ドライバーはこのマクラーレンの動きに反対のようです。以下、引用コメントです。

フェルナンド・アロンソ

「2007年ワールドチャンピオンにふさわしいのはライコネン。もしルイスがこんな形でタイトルを取るようなことがあれば、僕はこのスポーツ自体に困惑するよ」とコメント。

アロンソが言うと「ハミルトンだけにはタイトル獲らせたくない」という風に聞こえてしまいますね。今期の彼の言動は一環して見苦しいものでしたから・・・

ルイス・ハミルトン

「間違ってるよ。僕はトラック上でタイトルを取りたい。誰かが失格になった後、繰り上がるようなやり方は望んでいない。終盤で最もいい戦いをしたのはキミだった。それが取り上げられてしまうのはこのスポーツにとって損失だ」

相変わらず、やらしいまでの優等生発言(笑)。このやらしさが結構好きだったりします。

関連記事:ルイス・ハミルトン、F1中国グランプリで痛恨のリタイア
関連記事:雨の富士でルイス・ハミルトンがチャンピオンシップに王手
参考記事:【F1 最終戦】 ブラジルGP決勝結果 “キミ・ライコネンがワールドチャンピオン”
参考記事:F1ブラジルGP決勝、フェラーリが大逆転でダブルタイトル獲得!
参考記事:マクラーレン控訴へ 両ドライバーは反対

2007年10 月20日 (土)

リアブレーキキャリパー&ローターをVW純正流用品に交換

Myゴルフ5GTIのリアブレーキシステムをCOXのVW Golf V GTIリア用 ビッグローター&ビッグキャリパーキットに交換してきました。今回はSUGOのサーキットトライアルから帰ってきたばかりのこりんさん(GTI Daysの管理者様)と現地で待ち合わせ、COXにお付き合い頂きました。久々にこりんさんのGTIを拝ませて頂きましたが(うちの近辺はなぜか白か黒ばっか)、やっぱり赤いGTIは格好いいですねぇ~

今回のリアブレーキ交換のテーマはずばり「前後ブレーキバランスの最適化」です。フロントブレーキにブレンボグランツーリスモキットを装着しているMyゴルフ5GTIは、絶対的な制動力は強化されているものの、リアに比べてフロントが効き過ぎることからくる前のめり感や、ARC製のリアブレーキパッドが自分の好みに合わないことからくる不快感(苦笑)などを改善したいと思っていたので、COXから発売されたリアブレーキキットは、私にとってまさに意中のパーツだったんです^^;

COXのVW Golf V GTIリア用 ビッグローター&ビッグキャリパーキットはフォルクスワーゲンの「ある車」の純正流用品を使用し、GTIより一回り大きいビッグキャリパーとローター、ATEのブレーキフルード、FERODOのDS2500に工賃を含んで16万円と、とてもお買い得なキットになっています。ちなみにローターは純正流用品を熱入れ加工スリット加工しているので、スポーツ走行などにも十分対応しています。

キットに入っているブレーキフルードはATEのノーマルグレード(DOT4)ですが、私はプラス980円で同じくATEのスーパーブルーレーシングを入れてもらいました。GTIカップなどでも使っているブレーキフルードなので性能面で安定していると思われるのと、「ドライ沸点280℃」「ウェット沸点200℃」とDOT4規格ながら中々優秀なブレーキフルードです。ちなみにこのスーパーブルーレーシングは色も鮮やかな青みたいですね。今まで使っていたブレーキフルードが知り合いの店のちょっと「特殊な」ブレーキフルードだったため、ゴルフGTIでは定番のこのブレーキフルードでどのようにフィールが変化するか楽しみでした。次回こそはAP RacingのPRF660試してみよう・・・

大体三時間半ほどの作業時間の間、こりんさんやサーキットトライアルで優勝されている「あるお方」と談笑しながら待っていましたが、話の内容が色々濃いので会話の内容はまたの機会に書きたいと思います(笑)

さて、COX VW Golf V GTIリア用 ビッグローター&ビッグキャリパーキットのファーストインプレッションですが・・・めちゃくちゃいいです(最近こればっか)。狙い通り前後のブレーキバランスは改善され、普通に走っている限りは「これ以上何を望むか」という感じ。細か~いことを言えば「さすがにリアが効き過ぎか?」という気がしないでもありませんが、これはフロントのブレーキパッドの調整などで如何様にもなる範囲なのと、まだ慣らしも済んでいない状態なので評価保留としたいと思います。感触的にはリアのブレーキを入れ替えたというよりも、前後共にマッチングの取れたキットに入れ替えたような質感の高さを感じます。

また帰り道に感じたことなのですが、嬉しい副産物があることが分かりました。前後重量バランスが 少しだけ 改善したせいか、SRE RS1車高調に交換してから良くなったリアの収まり具合が更に良化した?と感じたのです。最初は減速時のフィールが良くなったからそう感じるだけかと思いましたが、アクセル踏みっぱなしの高速道路でも渋滞時のクリープ走行でも同様にフィールが良くなっているので本当に改善しているかもしれません。バネ下の前後重量差は乗り心地に与える影響が大きいのかもしれませんね。この部分はもう少し走りこんでから再度報告しようと思います。

このリアブレーキキットはブレンボ グランツーリスモキットに限らず、ゴルフⅤでフロントのブレーキキャリパー&ローターなどを交換されている方全般にお奨めのキットですね。ちなみにCOXのモノブロック4ポッドキャリパーは、以前試乗した際の印象からするとブレンボよりも更に前後バランスが取れていると思われます。

P・S 次はorangeさん、行っちゃって下さい@@w

関連記事:ブレンボ GTキット - Brembo Gran Turismo Brakes
関連記事:COX ビッグリアローター & キャリパーキット
関連記事:ゴルフⅤ GTIの純正ブレーキ

2007年10 月10日 (水)

BMW新型M3にセダンモデル復活

BMW新型M3セダンモデルを追加することを発表しました。E36時代にはM3リムジンとして4ドアセダンモデルがラインナップされていましたが、前作のE46M3にはセダンモデルは設定されず多くのM3リムジンファンが嘆いていました。

が・・・今回は他のBMWモデル同様、早めの展開でバリエーション増やしてきましたね。久々のM3セダン復活です。

M3セダン画像

M3セダンのパワーユニットや駆動系は先日発売開始されたM3クーペと同じ4リッターV8の420馬力仕様ですが、クーペモデルにあるカーボン製のルーフは採用されずM3セダンのルーフは高張力鋼板で軽量化しているとのこと。さすがにタイムはクーペよりも若干劣るようですが、今回のM3の仕様を考えるとセダンだけでなくクーペも標準モデルには高張力鋼板で十分な気もしますね。それにしても格好ええですな・・・。デザイン的にはM3クーペよりもM3セダンのほうがバランス取れていますし、今回の新型M3の特性などを考えるとクーペよりもセダンが主流なんてことにもなりかねませんね。カーボンルーフ仕様のクーペよりも価格が安いのか高いのか気になる人も多いのではないでしょうか。

新型M3セダンは駆動系も無段階でロック率を100%まで変化させる「バリアブルMディファレンシャル・ロック」はクーペと同様に装備し、シャシーやサスペンションはE90セダンをベースにBMW Mモデル専用に重量を最適化。オーバーステアやアンダーステアを補正するダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)なども標準装備されるとのこと。3種類のモードから選択できるエレクトロニック・ダンパー・コントロール(EDC)や、エンジン制御曲線やサスペンション、DSCのセットアップなどを記憶し呼出しができる「MDrive」は相変わらずオプションで設定されるようです。

E36時代のM3リムジンは日本には正規輸入車は存在せず、全て並行輸入で入ってきていましたが、今回はBMWジャパンも日本語資料を用意しているらしいので、日本導入にも期待が持てますね。ちなみにこのM3セダンは欧州・北米では来春から発売開始だそうです。

2007/10/13 追記

嬉しいニュースが入ってきました。

BMW M3セダンが東京モーターショーでワールドプレミアされることが決定

したようです。GT-RとM3セダンが東京モーターショーで同時にワールドプレミアとは、中々盛り上がりそうな展開になってきましたね。東京でワールドプレミアを行うということは、日本での早期発売にも期待が持てそうです。これでライバルのC63AMG、RS4と共に4ドアモデルがラインナップされることになりますね。さすがにM3ツーリング(ワゴン)は無いだろうなぁ・・・

関連記事:東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など
関連記事:東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など
関連記事:BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション
関連記事:BMW M3 E92 インプレッション
関連記事:BMW New M3
参考記事:BMW AG、4000ccV8を搭載した新型M3セダンを発表
参考記事:これぞ羊狼、BMW M3セダンが発表
参考記事:BMW、ニュー BMW M3 セダンを発表

2007年10 月 7日 (日)

ルイス・ハミルトン、F1中国グランプリで痛恨のリタイア

上海インターナショナル・サーキットで行われているF1第16戦中国グランプリにおいて天才ルーキー、ルイス・ハミルトンがポールポジションからスタートしたものの、スタート時から履いていたインターミディエイトタイヤが限界にきたところでピットロードに入ったところ、曲がりきれずグラベルに突入。マシンが浮き上がってしまい走行不能となり、リタイアとなってしまいました。

F1史上初のルーキーワールドチャンピオン、また黒人ドライバー初のワールドチャンピオンがかかっていただけに非常に残念です。それにしてもマクラーレンのピット作戦には疑問が残りますね。作戦ミスというより、明らかにピットインするタイミングが遅すぎました。一度目のピットストップでドライタイヤに変えなかった判断はその後の天候を考えると微妙なものがありましたが、二回目ピットイン時のピットロード進入時にはすでにリアのタイヤは構造体がむき出しで、まともに走行できない状態になっていましたし・・・。せめて一回目でタイヤを同じインターミディエイトに交換していれば、このような事態にはならなかったでしょうねぇ。先週の富士でのアロンソといい上海でのハミルトンといい、ここにきて今期初のリタイアとは中々ドラマチックな展開ですな。

レースはそのままライコネンが逃げ切り今期五勝目。アロンソが序盤マッサをパスして同じく逃げ切り二位を確保したため、ハミルトンとのポイント差は12から一気に4に縮まりました。レース後の記者会見ではアロンソから「(ハミルトンとの)マシンのパフォーマンスは同じなので・・・」というような微妙な発言も・・・。ロン・デニスだけでなくメルセデス陣営からも批判を受けた事で引き下がったのか、単なる嫌味なのか良く分かりませんね。

何はともあれ最終戦のブラジルグランプリが楽しみになったことだけは確かで、ドライバーにとっては体力的に厳しいと言われる「反時計回り」サーキットでのレースを制するのは誰か、見ごたえのあるチャンピオンシップ争いになってきました。

関連記事:雨の富士でルイス・ハミルトンがチャンピオンシップに王手
参考記事:【F1 第16戦】 中国GP 決勝結果
参考記事:F1中国GP、大波乱でフェラーリ逆転優勝!
参考記事:ルーキーチャンピオン王手のL.ハミルトン「ベストを尽くすよ」

2007年10 月 6日 (土)

ゴルフⅤのパーツ交換履歴 - 足回り&ブレーキチューニング

去年の年末に納車された我がゴルフⅤ GTIのモディファイ、チューニングも初期の重点改善項目としていた足回りブレーキがようやく一区切りつきそうな感じです。なにかと申しますと・・・おそらく今年度最後の大物となるリアのブレーキキットをついに発注しました。具体的な製品は以前紹介したCOXのリアビッグローター&キャリパーキット になります。

この商品は完全受注生産になるので取り付けまでにはまだ時間がありますが、おそらく今月末~来月上旬には仕上がってくるのではないかと思われます。どうもローターの焼き入れスリット加工に時間がかかっているようです。フロントブレーキはブレンボGTキットを入れているのため、絶対的な制動力は大幅に向上しているものの前後バランス、特に急制動時の前のめり感が気になっていました。これで高速域からのブレーキングが気持ちよくなるといいのですが・・・

2007/10/06 時点のゴルフGTIチューニング・メンテナンス内容は以下の通り

1500キロ オイルをモチュール 8100 X-CLEAN に交換
※オイル交換後、妻の出産&仕事で多忙になり三ヶ月で500キロという超スローペース
2000キロ サスペンションを純正からARC CLIMAX EVO 車高調に、ブレーキパッドを前後純正からARC製(中間グレード)に交換
2500キロ ブレーキローターを研磨し、ブレーキパッドをフロントのみARCからフェロードDS2500に交換
3500キロ フロントブレーキシステムを純正ATEからブレンボグランツーリスモキット に換装
4000キロ ホイールをOZのウルトラレッジェーラ に、タイヤをミシュランパイロットスポーツPS2 に交換
※4000キロ~6000キロ ARC CLIMAX EVOの減衰調整に手こずる
4500キロ前後 車高・アライメント調整、空気圧設定を色々試し、空気圧は乗り心地改善のため260まで落とす。
5500キロ COXボディダンパー装着
6000キロ サスペンションをARC CLIMAX EVOからザックスレースエンジニアリング RS1 に交換。長い足回り追求の旅が終わる(笑)
7000キロ 空気圧を280に再調整。RS1の場合、理論上の標準空気圧でも乗り心地に問題ないことを確認(二名乗車&LI92で計算)。
7500キロ? リアブレーキ換装予定

書いていて気づきましたがそろそろオイル交換したほうがいいかもしれませんね。今はモチュール8100 X-CLEAN(5W-40)が入っていますが、次は別のブランドを試してみようかと思っています。NUTECインターセプターかパワークラスターかで迷っているんですよね・・・。あ、その前にホイールバランスも調整しにいきたいな。。。

車道楽って本当にお金かかりますね^^;

関連記事:COX ビッグリアローター & キャリパーキット