次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT
先月上旬くらいから新型インプレッサ STIバージョンと思われる車がドイツ・ニュルブルクリンクのノルトシュライフェ(北コース)でテストを開始したようですね。今までドイツ車中心の話題だったので書こうか書くまいか迷っていましたが、元スバル車オーナーとしてはWRCカーのベースモデルとなる新型インプレッサWRX(今回のモデルからインプレッサS-GT)のSTIバージョンは書かない訳にはイキマセン。下の写真がニュル北コースにてテスト中と思われる新型インプレッサ STIのスパイフォト です。
新型インプレッサのベースモデルである1.5リッターモデルの写真を見た時には正直「インプレッサはどうしちゃったの?」と思いましたが、さすがにインプレッサWRXのSTIバージョンともなるとカバー越しにもオーラが漂っているのが分かりますよね。STIのパワーは2.5リッターターボで320psという予測が出ています。どんな特性のエンジンなんでしょう・・・ベースのインプレッサS-GTに搭載されているエンジンの評判は全般的に好評ではあるものの、刺激が足りないとのコメントも数多く見受けられますね。
またエクステリアに関して・・・今回のインプレッサはどことなくサイドからリアにかけてのラインがBMW1シリーズに似ていたり、フロントフェンダーの盛り上がり方がゴルフⅤに似ているような気がするのは私だけでしょうか・・・
従来のインプレッサは「マニアに受ける」WRXないしはWRX STIバージョンなどのホットモデルと、「意外にお買い得な」ベースモデルというよりは最廉価版1.5リッターのワゴンモデルでインプレッサシリーズ全販売台数の9割以上を占めていたそうです。面白いのはこの内セダンモデルの9割がWRX(STI含)で、1.5リッターモデルのほとんどはワゴンモデルということでしょう。ほんと色んな意味で偏っていますね。ゴルフⅤも日本国内ではGTIの比率が高いので状況的には似ているのかもしれませんが、インプレッサほど極端じゃないのは各々のモデルのカテゴライズがきちんとできているからでしょう。
スバルとしては今回の新型インプレッサは従来のような偏った層だけに支持される車ではなく、世界戦略車として通用するハイパフォーマンスカーとして売りたいそうで、単なるドライバーズカーではなく同乗者の快適性にも重点をおいて開発されているとのことです。
インプレッサ STIバージョンのベースとなるであろう、新型インプレッサ S-GTは「同乗者の快適性を考えたハイパフォーマンスカー」というテーマが吉と出たのか、特にサスペンションに関しては「よく動くリアサス」と「(荒れた路面で追い込んでも)グリップ感を失わない」とかなり評価が高いようです。ただ1400kgの車重に250馬力を誇るエンジンを搭載するハイパフォーマンスカーとしては組み合わされるミッションが5段マニュアルと4段オートマで、なおかつその4段の繋がり具合があまりよくない御様子。いくらSTIバージョンが6段マニュアル搭載しててもこれじゃぁなあ・・・これだけでもゴルフⅤなどに対して優位性があるとは思えませんね。でもリアサスの出来が良いのはかなり羨ましいですが。。。
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参考記事:東京モーターショー2007:富士重工業 インプレッサ WRX STI(世界初披露)
私もSTIには興味あります、発売されれば先入観無しで
試乗したいと思っています
パワー感と旋回能力が興味深々です
デザインは少しだけ大人になったけれど、バランスが悪い
気がしますね
投稿情報: ケー助 | 2007年8 月11日 (土) 11:07
確かにバランスはイマイチかも・・・
自分は評判のいい足回りを試してみたいですねぇ^^;
インプレッサは見た目的に評判の悪かったGDの初期型が好みだったりします。
投稿情報: yoko | 2007年8 月11日 (土) 12:31