フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントTSI
ついに日本でもフォルクスワーゲンゴルフのワゴンモデルである ゴルフヴァリアントが発売になりました。ゴルフ4ではゴルフワゴンという名称だったようですが、ゴルフ5からはパサートヴァリアント同様、ヴァリアントという名称に変えたようです。でもヨーロッパでは以前からヴァリアントと呼んでいたらしいので、今回の名称変更は日本国内のワゴン人気低迷を受けてのイメージ戦略なんでしょうかね?
見た目はゴルフのワゴンモデルというよりも、むしろジェッタヴァリアントと言った趣でフロントマスクもジェッタ調というだけでなく、全長までジェッタと同じみたいですね。トゥーランといい、このヴァリアントといい、やはりゴルフというブランドネームは強力なのでしょう。でも個人的にはゴルフはやっぱりハッチバックのデザインが一番しっくりきますね。このワゴンタイプのデザインならばアウディA4アバントのほうが好きかも。
ちなみにこのゴルフヴァリアント、エンジンは1.4リッターTSIを積む TSIコンフォートライン と2リッターTSIの 2.0TSIスポーツライン の二種類。ちょっと紛らわしいのがこのエンジンで、前者はゴルフGT TSIやトゥーランの170ps版であるハイラインなどと同じスーパーチャージャー+ターボのいわゆるTSIユニットで、後者はGTIなどの2リッター直噴ターボエンジンである従来は2.0TFSIと呼んでいたエンジンを2.0TSIとして搭載しているとのこと。。。
ん~わかりにくいっ!
※ちなみに2.0TFSIエンジンモデルもGT TSI同様にリアゲートにTSIのエンブレム付いてます。
ヴァリアントはどちらのモデルもミッションはDSGみたいですが、ある信頼できるサイトの評論によればゴルフ ヴァリアントはコンフォートラインよりもスポーツラインのDSGのほうがセッティングが決まっていて好印象だとか。こういう記事を読むと十分完成度が高いと思えるDSGも、まだまだ煮詰める余地があるシステムなんですね。GTIのDSGも年々進化というべきか、仕様変更入っているみたいだし、噂される7速DSGも含め今後も展開が楽しみなミッションだと思います。
ちなみにワゴンモデルにとって重要な積載量ですが、今回のゴルフヴァリアントは先代のゴルフワゴンや現行ゴルフのハッチバックと比較して全長や全幅を拡大したことで大幅にパッケージングを進化させているらしいです。ゴルフヴァリアントのラゲッジスペース(荷室)は5名乗車時の場合505リットルを確保し、新型Cクラス エステート よりも大きく、後席を倒した場合も新型Cクラス エステートほどではないししても1495リットルの大容量を確保しています。これなら実質クラス最大級と言って差し支えないでしょう。
リヤサスペンションの張り出しが小さいので使い勝手もいいそうで、開口部も大きいので機能性という意味でも大幅に改善しているとのこと。今回のゴルフワゴン・・・ならぬヴァリアントも今まで同様売れるモデルになるかもしれませんね。
2007/09/24 追記
ゴルフヴァリアント、日本でも販売好調
ゴルフヴァリアントは日本でも売れるモデルだとは思っていましたが、9月3日の発売以来二週間で1500台というハイペースで受注しているようです。新車が売れないご時世に景気のいい話です。これは元々次期ゴルフワゴンを望んでいた層の潜在的な需要があったことと、国産ステーションワゴンの品揃えの問題、ゴルフヴァリアント自身が持つ燃費と高性能、性能の割に安い価格など様々な要因から売れているのではないかと思います。廉価版(とは言えない魅力的なパッケージだが)のコンフォートラインにおいてすら技術的には先進のTSIエンジンが搭載されていて300万円切っているのですから、ガソリン価格高騰の今、低燃費で高性能で機能性に優れるゴルフヴァリアントは売れて当然のモデルかもしれないですね。
参考記事:ゴルフ・ヴァリアント発売。
参考記事:ゴルフ ヴァリアント発表
参考記事:フォルクスワーゲン 「ゴルフ ヴァリアント」 発売2週間で1,500台受注
参考記事:【VWゴルフヴァリアント詳報】パワフルな2種類のエンジン
コメント