サイトマップ



最近の記事

Google
 

ポルシェ 911

2011年9 月19日 (月)

ポルシェ911 コードネーム991 フランクフルトでワールドプレミア

ポルシェ911がついにフルモデルチェンジしました。今年のフランクフルトモーターショーははっきり言ってこの話題以外はどうでもいいというくらいビッグニュースです。

911
 
今回のポルシェ911フルモデルチェンジは現行(すでに旧モデルか?)の997型のデビューから数えると丸7年のサイクルとなります。その間ポルシェ版デュアルクラッチのPDKの導入や、限定モデルだったGT3のカタログモデル化など様々な「劇的な」変化があったものの、今回のフルモデルチェンジはその内容を知れば知るほど911にとって大きな変化と考えられ、エンジンが空冷から水冷になった993から996へのモデルチェンジ以上のインパクトがあるかもしれないと個人的には考えています。

■新型ポルシェ911の仕様変更ポイント

事前の情報だと次期ポルシェ911の通常モデルは全てハイブリッド化されるとか、ロングホイールベース化して居住空間を確保(=より高級車志向)になるとか言われてましたが、実際にはホイールベースは100mm拡大したものの全長はわずかに伸びただけ、トレッド含めた全幅は997から変更なしとのこと。実際今回の911はキャビンも大して広くはなっていないのです。この件の解説に関しては清水和夫氏の現地レポートが一番納得感がありましたので要約すると・・・

結局今回の911は「より速く走るため、シャーシの限界性能を上げるためのホイールベース拡張」であって、モータースポーツの世界で一般的に行われている手法と同じ、運動性能を上げるためにボディサイズそのままに4つのタイヤをより四隅に追いやり、同時に各部を軽量化しているとのこと。これに関しては不調が続いているレース部門からのリクエストもあったらしいです。素人的にはホイールベース拡大=小回り効かなくなると考えがちですが(自分もそうだった)、実際の車の旋回性能はホイールベース、ボディサイズ、重量、フロント・リアのオーバーハング長、サスペンションジオメトリーなど様々な要素が絡んでくるので「ホイールベース長が拡大=911の持ち味である旋回性能が下がる」ということではないんですよね。まぁ、理屈で考えればそりゃそうだって感じなんですが、今までの911に対するイメージがあるのでついついネガティブに考えちゃうわけです。

でもまあ振り返ってみれば昨今のフェラーリV8モデルなども同じ流れで変化してきているわけで、ポルシェもようやく重い腰を上げたといったところなのかもしれません。

■新型ポルシェ911のニュルブルクリンク・ラップタイム

で、肝心の速さですが。シャーシの見直しがどれくらい効果が出ているかというと、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェのタイムがカレラSで7分40秒・・・昨今のスーパーカー軍団に比べれば控えめな数字ですが、実はこれ997型911ターボより2秒遅いだけ。ちなみに同タイムにどんな車がいるかというと・・・

ブガッティ・ヴェイロン16.4
メルセデス・ベンツ SLRマクラーレン
ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640
ポルシェ・911GT3

驚くべきは先代とはいえ、実際にはノーマルカレラと別物の「GT1クランクケース」をベースにしたエンジンを搭載する997型の911GT3と同じタイム。しかもエンジンそのものは35馬力ほどカレラSのほうが低い。まあ馬力高ければ速いという訳でもないですが、ポルシェ同士での比較ですからねぇ。しかも今まではカレラ/カレラSとGT3の間にはかなりの性能差があったことを考えると、新しい991型911の潜在能力は極めて高いといえるでしょう。

いやはや最良のポルシェは最新のポルシェとはよく言ったもので、さすがだなーと思います。

 

関連記事:ポルシェ911(997) GT2 発表

2007年11 月18日 (日)

東京モーターショー2007(その5) 至上最強のポルシェ911、997GT2とカイエンGTS

ポルシェ911GT2の価格

まずはこれ、ポルシェ911GT2のお値段。至上最強ポルシェ911価格の方も最凶です。

それにしても0-100km/hが3.7秒とは・・・凶悪なスペックですな。

フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされたばかりのポルシェ911GT2が東京モーターショーにもやってきました。ポルシェブースは凄い盛況で写真を撮るのも一苦労でしたが、人の多さが車の人気なのかコンパニオンの人気(スペースに対して人数多目)なのか良く分からない感じでした。

ポルシェ911GT2画像

ポルシェ911GT2のフロントです。お姉さんが解説しているのはGT2ではなく隣にあるカイエンGTSだったりします。この角度から見るとフランクフルトで公開された真っ赤なGT2と比べると迫力というか、威圧感はさほどない感じでした。

ポルシェ911ターボが代を重ねるごとに高性能になりつつも高級車化しているのに対して、ピュアスポーツとしての911を前面に押し出したモデルとしてGT3が存在しますが、何もかもひっくるめて問答無用の最強ポルシェがこのGT2というモデルになります。今回はGT3も先代と比べ乗りやすくなっているとのことですが、先代GT2は「ウィドウメーカー=未亡人製造マシン」という不名誉な称号を与えられてしまうほどに危険なマシンだったようです。

今回もGT2はRRレイアウトに530馬力ものパワーをのせちゃっています。ポルシェ自身が911の最終形態を四駆と定義し、ポルシェターボの四駆システムも大幅に進化しているというのに、ピークパフォーマンスのために軽量化・RR化しているのでしょう。軽量化のためにリアシートも取り外され、フロントシートの重量などもグラム単位で削り込んでいます。2600万円をポンと支払える人の中でGT2を乗りこなせる人がどれだけいるんでしょうかね^^;

ポルシェ911GT2フロントスポイラー画像

真正面から見るポルシェGT2はぱっと見GT3に似ていますが、フロントエアダムの辺りのデザインは微妙に異なっています。RR911特有の高速域でのフロントリフトを押さえるべくGT3にも採用されているボンネット前部のスポイラーも普通のモデルでは無い証となっています。格好良いですね・・・。GT-Rもいずれこのようなオーラを携えるモデルになれるでしょうか。

ちなみにGT-Rのニュルブルクリンクベストタイムは7分38秒でポルシェターボ(997)だけでなくGT3をも凌駕するタイムを叩き出しましたが、このGT2は更に6秒も速い7分32秒とのことです。このタイムより速いのはカレラGTM3GTRマクラーレンF1 GTR(レース車両ベースでドライバーはミカ・ハッキネン)などの特殊な車ばかりです。ちなみにミカ・ハッキネンがマクラーレンF1 GTRで出したタイムは7分11秒・・・。ちなみにコースレコードはニュルブルクリンク1000キロレースのフリー走行中にポルシェ956(完全なレース車両)が出した6分11秒33です。

ポルシェ911GT2とPCCB画像

ブースのレイアウト上、中々いい角度で写真を取れなかった為、こんな感じ後ろに回りこんで撮った写真です。手前に見えるのはブレーキフェチには垂涎の品、ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)です。なんとGT2にはPCCBが標準装備とか。ブレーキ単体でもオーラを放っていました(笑)。

ポルシェ911GT2リア画像

ポルシェ911GT2のリアビューです。ターボ同様グラマラスなワイドボディですが、付いている羽はターボの控えめな物と比べるとかなり強烈です。この下には530馬力を叩き出す宝石のようなエンジンが納まっているはずですが、残念ながらエンジン本体は拝めませんでした。この新型エンジンはエクスパンション・インテークシステムという解説を読んでも難解な、高度な吸気制御チューニングを施されたシステムを搭載しています。この効果もありGT2の燃費は思いの他いいとのことです。

この先進の吸気システムが素人にも凄いと分かるのが、GT2のエンジンがこのエクスパンション・インテークシステムの採用により最大で吸気温度を20度ほど下げることが可能になっているということでしょう。このシステムのアーキテクチャは従来の吸気システムの法則を逆手にとった独創的なもののようで(内容はちゃんと理解していないけどね)、この辺りの技術開発力はさすがポルシェといった感じですね。

カイエンGTS

最後はおまけ?のカイエンGTSです。GT2とは打って変わって、ポルシェが商売根性丸出しで出してきたカイエンSターボルックバージョンです。確かに格好は良いが・・・。

正直言うとカイエンGTSよりも、この車のデモンストレーションで出てきたコンパニオンのお姉さんの中の一人が気になってしまい、車のほうは真面目に見ていません(汗)。登場の仕方からしてエース?(笑)ぽいですが、この話題は後ほどまとめてお送りします^^;

関連記事:ポルシェ911(997) GT2 発表
参考記事:市販でもっともパワフルな911ポルシェ登場
参考記事:東京モーターショー2007 ポルシェ 911GT2
参考記事:ポルシェ、「ニュー911 GT2」530馬力で登場

2007年9 月17日 (月)

フランクフルト注目のニューモデル速報 ティグアン X6コンセプト GT2 アテンザなど

フランクフルトで開催されているIAA フランクフルトモーターショーの速報レポートが色々と上がってきました。ティグアンアテンザ以外は事前にかなり情報が出ていたので注目していましたが、中でも東京モーターショーを目前にあえてフランクフルトでワールドプレミアしたアテンザは特に注目です。新型A4同様、写真・画像類はCARVIEWさんのレポートが非常に充実しているので、以下に簡単な説明とリンクを貼っておきます。他社ではレスポンスが速報を上げていますが、こちらは会員登録したユーザのみ参照可能なので興味ある方は自力でお願いします<(_ _)>

フォルクスワーゲン ティグアン

御存知トゥアレグの弟分の新型SUV、ティグアンです。プラットフォームはゴルフベースになります。以前写真が出回ったコンセプトモデルよりも大分大人しくなり、市販モデルに近いものが今回発表されました。ティグアンが参入するこのクラスは日本市場だけでなく、世界的にもマーケットが広がっているセグメントなのでVWもティグアンには相当気合入っているように思えます。国産ではトヨタ RAV-4、ホンダ CR-V。ヨーロッパではX3などがティグアンのライバルになりそうです。トゥアレグの弟分とはいっても四駆システム自体はFFベースのスタンバイ方式で、ゴルフでいえばR32のシステムに近いのかな?

ティグアンの画像・写真はこちら

BMW X6 コンセプト

BMWが新しいジャンルとして定義した「スポーツ アクティビティ クーペ」を具現化したモデルがこのX6 コンセプトです。SUVというよりも車高の高い高級サルーンというイメージで、X5やX3の上位モデル的な位置付けというよりもトヨタのハリアーに近いモデルかなぁという印象がありますね。ハリアー同様、将来的なラインナップにはハイブリッドモデルも構想にあるようで、今回のフランクフルトショーでもX6 アクティブ ハイブリッドとして出品されています。ちなみにこのX6は2008年中にガソリンモデルが、2009年にはハイブリッドモデルが発売される見込みです。予想される価格はX5以上になる可能性が高いので1000万円超えるのかな・・・。高トルク仕様のディーゼル&ハイブリッドモデルなどが発売されれば、バスボートなど牽かせたら中々格好よさげですが夢のまた夢ですね(;^_^A アセアセ・・・

BMW X6コンセプトの画像・写真はこちら

ポルシェ 911 GT2

以前の記事でも取り上げたポルシェ911の最速モデル、ポルシェ911 GT2 が正式に発表になりました。事前の予測どおりニュルブルクリンク北コースでは新型GT-Rを超える凄まじいタイムが出ているようですが、乗りこなすに必要とされる腕も経済力も半端ないモデルになっています。まぁ仮にお金があったとしても現実的にはGT3あたりに落ち着く人が大半だと思いますが、ポルシェーターボがよりGT化・高級化していることを考えるとこういうモデルが必要なお金持ちがいるんでしょうね。でもこういうスパルタンなモデルがラインナップされること自体、夢があっていいかもしれません。それにしても・・・真っ赤なGT2は迫力ありますな。写真見てるだけで幸せになれます(笑)。詳細は下記のリンク先をどうぞ。

真っ赤な997 ポルシェ GT2

マツダ 新型アテンザ(欧州での名称はMazda6)

マツダの新世界戦略車で日本名アテンザ、欧州ではMazda6として販売されるモデルです。アテンザは今回のフルモデルチェンジで随分とイメージ変えて出してきましたね。新型アテンザのデザインはフロントフェンダーの盛り上がり方がRX-8のイメージに近く、ボディ全体のラインも「なんかに似てる」ような気がしないではありませんが、全体的にまとまっており中々格好よいです。新型アテンザは日本導入は未定ですが、欧州では何時ぐらいから発売されるのか注目ですね。アテンザは従来モデルもドイツではかなり人気あったのでフランクフルトで発表になったのかな。。。マツダも最近はロータリーエンジン以外に直噴モデルなども力を入れ始めているので、新型アテンザに搭載されるエンジンも、今後どのようなユニットバリエーションが出てくるのか注目されます。

新型アテンザの画像・写真はこちら

他にも商売上手なポルシェがカイエンの新グレード(カイエンSのスポーツ版でカイエンターボとの間を埋めるモデル)であるカイエンGTSを出してきたり、メルセデスが大規模(真面目にか?)にブルーテックハイブリッドモデルを発表したり、スバルやシトロエンが次期WRC参戦モデルを出してきたりと中々見ごたえあるモーターショーになっていますね。あと全体的にレッドカラーの展示が多いのは何か流行と関係あるのかな。ドイツでは数年周期で原色・基本系カラーが人気出るそうですが・・・

もう一つ意外だったのは欧州各社によるハイブリッド、新世代ディーゼルのスタディモデルの発表が当初の想定よりも少なかった事で、まだまだこの分野は商品化まで時間がかかるものが多いのだなという印象を受けました。そういう意味では浮かれたモデルが多い中、メルセデスのブルーテック&ハイブリッドの発表は評価できるものじゃないかと思いますね。東京モーターショーで日本の各メーカーがハイブリッド技術でどの程度出品してくるか注目ですね。直噴技術では大きく遅れをとっているので、なんとか国産メーカーにも頑張って欲しいものです。

関連記事:東京モーターショー2007(その4) フォルクスワーゲン ティグアン右ハンドル仕様
関連記事:フランクフルトモーターショー 2007
関連記事:ポルシェ911(997) GT2 発表
参考記事:フランクフルト モーターショーレポート その2
参考記事:フォルクスワーゲン、フランクフルトモーターショー展示内容発表

2007年9 月 9日 (日)

早朝の首都高と大黒埠頭

前項でも書いた通り、風邪を引いていたのでここ一週間はほとんど走りにいっていませんでしたが、今朝早めに目が覚めたのと体調が回復しつつあることもあり、軽く首都高(主にC1環状線)を流しに行って来ました。

東京近辺にお住まいの方は御存知の通り最近の首都高環状線は、休前日の夜間はローリング族(グルグル周っているだけで族扱いだったら嫌な感じだね)対策として車線規制されていたりして気持ちよく走れる状態とは言えません。まぁこれはこれで良し悪しあるのであえてコメントしませんが、このようなことから最近の首都高ドライブはもっぱら深夜ではなく早朝に行く機会が増えてきました。

コースとしては自宅近くのランプから首都高・横羽線上りに入り、そのままC1内回りを一周してレインボーブリッジに。早朝とはいってもすでに6:30を過ぎているので車は結構多かったですね。首都高は4時過ぎると車が一気に増えます。。。レインボーブリッジから湾岸市川方面を軽~く流しつつ、辰巳から中・高速コーナーが多く私が大好きな9号深川線に入り、箱崎経由で再び環状線に合流。今度は環状外回りから横羽線を経由して自宅に帰る・・・はずでしたが、久々のドライブ&SRE RS1の気持ちよさについつい首都高横羽線の神奈川エリアに侵入(;^_^A アセアセ・・・

今朝の横羽線は大師線入ってから大規模な車線規制を伴う工事をしていたので、そのままたらたらと浅田付近まで走る羽目に。浅田付近を通過後、対向車線の覆面パトカーのチェイスに思わずアクセルを緩め、のんびり横浜駅東口~ベイブリッジを経由して(この間にポロGTIに抜かれる)大黒ふ頭で休憩してきました。

大黒埠頭も最近深夜は閉鎖になっていることがほとんどなのですが、朝の大黒は清々しくて気持ち良いですね。大黒PAの長~いピットロード(じゃないよな)を下っていると前に黄色いポルシェが・・・なんか派手な羽付けてるなぁと思っていたら996のGT3様でした。いや・・・なんつうか・・・黄色いポルシェ好きなんですよね^^;将来ポルシェを買うことができたら、絶対イエロー買うと思います。

GT3を眺めながらPAに降りてくるとそこには恐ろしい空間が待っていました・・・朝の大黒は下手なモーターショー行くより絶対に面白いです。なんせそこにある車を各々数えてみると・・・

・やる気満々のV8フェラーリ(328~430まで色々)がざっと10数台

TVRの団体(´△`) えっ? ちなみにサーブラウが5台並んでいるの初めて見ました

※正確には2台以上並んでいるの見たことない

ここまでで相当興奮していたのですが・・・更に・・・

・日本に何台あるかっていうレベルのレア車、ポルシェのカレラGTが2台並んで鎮座

・普通の911カレラ(主に964以前の空冷モデル)はざっと10数台

・997 GT3が1台(しばらく眺めていました)

で、私はと言うと。ショックの減衰弄りすぎてわけわからなくなったので、V8フェラーリ軍団とBMW Z3の団体さん(内1台はなぜかガルウイング!)に挟まれながら、車の下にもぐりこんでRS1車高調のネジを回していました^^;

今まで何回も行ってる大黒ですが、今朝のは特別凄いモーターショーでした。

2007年7 月19日 (木)

ポルシェ911(997) GT2 発表

ポルシェ911 GT2 997 フロント

私にとってBMW M3と並んで憧れの一台、ポルシェ911ターボのスペシャルモデルであるGT2が発表になりました。今回のGT2も996時代と同じRR(リアドライブ)で、ベースモデルに搭載されている好評のハイテク四駆を潔くとっぱらっているのはさすがというか、なんというか・・・・・恐ろしくスパルタンなのでしょうね。スタビリティを失ってでも軽量化しピークパフォーマンスを上げ、スパルタンな性格のRR仕様のターボモデルを残すことに意味があるとポルシェは判断したのでしょうか。それともお金持ちのエンスージアストの中にはGT2のようなRRのターボモデル愛好者が思いの他多いのかもしれませんね。ちなみに997 GT2はバネ下軽量化と制動力強化のため他の911ではオプション扱いのカーボンセラミック製ブレーキディスクローターを採用した「ポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ(PCCB)」を標準で装備するとのこと。このあたり徹底するのもポルシェらしいですね。

ポルシェ911 GT2 997 リア

それにしても・・・正直なところポルシェ911 GT2のRR化は意外でしたね。理由は2つあってノーマルの911(997)ターボが可変ジオメトリータービン(VTG)を搭載したことでノーマルでも480馬力のハイパワーであることからGT2は500馬力を余裕で超えてくると想像できたこと(実際今回のGT2は530PS・・・)、もうひとつがポルシェ911ターボ(997)に搭載されている4WDシステムが従来のビスカスカプリングから電磁多板クラッチを用いた電子制御式システム「PTM」に変更され、これがかなりのパフォーマンスを示しているとの評判(勿論yokoは試したことすらない)から、仮に997のGT2がラインナップされたとしてもこの4WDシステムは残すものだと思ってました。いやはや・・・こんなマシン乗りこなせる人どれだけいるんでしょうか。個人的には997の電子制御式4WDとGT-Rのアテーサのどちらが優れているのか気になるところです。

まぁ、私の場合まともに購入することは不可能なので、乗りこなす心配よりもサマージャンボが当たるかどうかに思いを巡らしたほうが良さそうですが^^;

ポルシェ911 GT2 997 内装

GT2の内装はアルカンタラが豊富に使われているあたりはNA最強モデルのポルシェ 991 GT3(997)と同じですね。走りに特化したモデルにも関わらず、この質感のよさはさすがです。ここ数年のポルシェはこのような内装の品質もかなりよくなっていますね。ん~欲しい・・・

ちなみにGT2のミッションは6段マニュアルのみだそうですが、2ペダルマニュアルのPDKポルシェ・デュアル・カップリング搭載モデルはいつになったら発売になるんだろう。今年は凄いモデルが続々と発表になる一年ですね。秋には次期GT-Rも発表になりますし、妄想は膨らむばかりです。

関連記事:東京モーターショー2007(その5) 至上最強のポルシェ911、997GT2とカイエンGTS
参考記事:市販でもっともパワフルな911ポルシェ登場
参考記事:ポルシェ、「ニュー911 GT2」530馬力で登場