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GT-R

2007年11 月11日 (日)

東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など

最終日にやっとこさ東京モーターショー2007に行ってきました。今回は初の試みが2つほどありまして、1つは初めてでモーターショーに行ったこと。もうひとつは子供を撮る為に買ったデジタルビデオカメラ持参での初(モーターショー)撮影に挑戦したことでしょうか。ビデオカメラの効用に関しては後ほど・・・

東京モーターショーレポート第一弾は例によって、最大の注目車である日産新型GT-Rです。今まで散々色々書いているので今回は写真中心でご覧下さい。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-Rフロント画像

東京モーターショー、日産GT-Rブースの一階はご覧の通り、朝11時前だというのにこの盛況ぶり。二階に分かりにくくゆっくり見れるブースがあるので、そこに行く途中に撮影しました。R35GT-Rは写真などよりも本物のほうが格好良いなぁというのが第一印象でしょうか。新型GT-Rは写真では直線的なデザインに見えてしまいがちですが、実際にはかなり抑揚のあるフォルムですね。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-Rリア画像

リアはかなりボリューム感のある印象ですね。中々良いんじゃないかな。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-Rサイドビュー画像

デジタルビデオカメラ(ソニーハンディカム HDR-HC7)のデジカメ機能で撮影したのですが、中々(私にしては)よく撮れてる?かも。写真のほうはメモリースティックPRODuoに保存します。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-R真正面画像

日産GT-Rを真正面から見るとこんな感じです。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-R フロントブレンボ6ポッド画像

東京モーターショー、日産GT-R二階ブースでは人数制限のスペースで間近に日産R35GT-Rを見ることができます。いやはや凄いブレンボだ・・・。これ6ポッドキャリパーでおまけにモノブロックなんですよね。

東京モーターショー日産ブース二階 新型GT-R運転席画像

日産GT-Rの運転席はこんな感じ。これも写真よりも実際に見た方が印象良いかもしれません。

東京モーターショー日産ブース1階 日産GT-Rオイルクーラー画像

こちらは日産GT-Rの純正オイルクーラー。パイピングも綺麗ですね。

東京モーターショー日産ブース1階 日産GT-Rエンジン周り画像

上のほうには日産新型GT-Rに搭載されている「VR38DETT」エンジン。下のほうからはインタークーラーから伸びたインテークパイプが見えます。極力吸気干渉を抑えようと、作りこんできていますね。う~ん、金かかってるなこりゃsweat02

東京モーターショー日産ブース1階 日産GT-R駆動部画像(デュアルクラッチ)

日産GT-Rはフロントミッドシップをさらに進化させたといえる、独立型トランスアクスル4WDが採用されています。この写真はリアの駆動部なのですが、写真にもあるように、こんなところにデュアルクラッチ&トランスミッションが搭載されています。トランスファも含めて車両後方の後輪軸の前に配置するというレイアウトなんですな。んー絵的にも面白いですよね。

全般的には事前情報や写真などの印象よりも実物のほうが良いことは間違いないですね。ブレーキや無駄の無いパイピングレイアウトなどを見ると、777万円が安く感じてしまうほどです。

話は変わりますが、今回撮影に使用したデジタルビデオカメラ。実は東京モーターショーのような人だかりができるようなシチュエーションでは、かなりの威力を発揮することが分かりました。カメラを持ち上げて上から見下ろすようなアングルでも、確認用の液晶画面が大きいのでとても操作しやすいんですよね。

他にも色々書きたいことはあるのですが、6時間ほど会場を歩き回ったのと東京モーターショーの開催会場である幕張メッセからの帰りに渋滞にはまって疲れているので今日はこの辺で・・・。

写真もかなり撮りまくったので明日以降随時UPしていきます。

関連記事:東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など
関連記事:新型GT-Rの先行予約開始、価格は700万円台後半と判明
関連記事:新型GT-Rの予想価格
関連記事:次期GT-R
参考記事:【日産 GT-R 発表】まさに機能美といえるデザイン
参考記事:日産 GT-Rを発表。発売は12月6日、価格は770万円から。
参考記事:東京モーターショー2007 日産 GT-R
参考記事:東京モーターショー2007:日産自動車 NISSAN GT-R(世界初公開)

2007年10 月24日 (水)

東京モーターショー開幕、ついにR35GT-Rがワールドプレミア

今日から始まった東京モーターショーの最大の目玉、日産(NISSAN)R35GT-Rがついに発表になりました。エクステリアデザインは結果としてリーク情報通りでしたが、スペックやグレードラインナップは予想外の物もありましたね。以下、集めたR35 GT-R情報を書き出してみます。

R35 GT-Rの価格、グレード

今回は3グレードが発表になっています。以下、R35 GT-Rのグレード別価格です。

・GT-R 777万円
・GT-Rブラックエディション 792.75万円
・GT-Rプレミアムエディション 834.75万円

ブラックエディションはシートがブラック地にレッドのアクセントが入っている特別仕様であることと、アルミホイールが専用のダーククロームカラー仕上げになっているのが標準モデルとの違いのようです。歴代GT-Rのイメージや売れ線ホイールを考えると、R35のこのオプションもそこそこ人気が出そうなオプションではありますね。

一方プレミアムエディションのほうはR35 GT-R専用設計のBOSEサウンドシステム、サッチャム準拠車両防盗システムなどが標準で装備される豪華&盗難防止仕様で、R34 GT-RでいうとMスペックに相当するモデルになると思います。この盗難防止システムがどこまで有効なのか良く分かりませんが、クリフォードの最上位モデルなどを付けた方が盗難防止策としてはより有効かもしれませんので、ちょっぴり微妙な仕様かも。まぁ、これで車両保険が安くなるなら、それもありかもしれないですね。なんせGT-Rの車両保険はとんでもない額ですから・・・(高額な維持費のうちの何割かは車両保険なんですよ)。

R35 GT-Rの画像・写真

R35 GT-Rの画像は例によってcarviewさんの画像をリンクしておきます。そこら中に散らばってますけどね^^;
特に二番目のリンク先は写真数も多く、見ごたえあります。
GT-Rの画像及び記事
【東京モーターショー07】写真蔵…日産 GT-R

R35 GT-Rのエンジン

結局、R35 GT-Rのエンジンは「VR38DETT」という名称になったようです。HR系ベースですが、色んな意味で別物ということなんでしょうね。排気量は3.8リッターV6ツインターボで、3200~5200回転の広いレンジで最大トルク60kgmを発生するという最近流行のトルクバンドが広いタイプですね。中々気持ち良さそう・・・最高出力は6400回転時に480馬力となるため、狙ったのか偶然なのかポルシェ911ターボ(997)と全く同じ値。またR35 GT-Rのエンジンはスーパーカーと言われるクラスの中ではトップレベルの低燃費とクリーンな排出ガスを実現し、平成17年基準排出ガス50%低減レベルU -LEVにも適合しているとのことです。トルクバンドはポルシェターボのほうが広そうですし、最大トルク値も上なのでこのあたりは比較記事が楽しみですね。

2007/11/08 追記

R35 GT-Rのエンジンはクリーンルームで手組みされているとの情報が出ていましたね。下記にある豊富な制御装置もそうですが、各部にえらいコストかけている割には新型の777万円という価格がバーゲンプライスに思えてきます。

R35 GT-Rの特別指定部品

ここまでやるか?というほど汎用的なメンテナンスメニューまで特別指定部品に指定されてしまっています。ちょっとやりすぎのような・・・。以下、指定部品の一覧です。

エンジンオイル Mobil1 0W-40(100%化学合成オイル)
トランスミッションオイル トランスミッションオイルR35スペシャル(100%化学合成オイル)
デファレンシャルオイル(フロント、リア) デファレンシャルオイルR35スペシャル(100%化学合成オイル)
ブレーキフルード ブレーキフルードR35スペシャルDOT-4(100%化学合成オイル)
タイヤ、ロードホイール NISSAN GT-R専用タイヤ、ロードホイール
ブレーキパッド、ディスクローター NISSAN GT-R専用純正ブレーキパッド、ディスクローター
マフラー NISSAN GT-R専用マフラー

ミッション、デフオイル、ブレーキフルード、ブレーキパッド・ディスクローター、マフラーあたりまでは「まぁ理解できる」けれども、エンジンオイルの銘柄指定やタイヤまで指定しているのはどうかと思いますね・・・。これも例によって性能向上しなくていいって物になるのかな(苦笑)。ちなみに噂どおり、ブレーキパッドとディスクローターは同時交換じゃなきゃ駄目ってルールらしいです。実際はケースバイケースなんでしょうが、ここまでのハイパフォーマンスカーのメンテナンス経験が無いので「変なパッドを入れて事故でも起こさないように」釘を指しているのでしょう。まぁ、しょうがないかな。

R35 GT-Rのミッション

これも噂どおり2ペダルマニュアルミッションを最初から投入してきました。どうもDSGと同じ様なツインクラッチタイプのようですね。こいつの性能は色んな意味で注目ですね。DSG以上の精度と快適性を備えていたら面白いですね。

R35 GT-Rのブレンボ モノブロックキャリパー

R35 GT-Rはワンピース構造で剛性に優れたモノブロック式のブレンボキャリパーを装着しています。しかもフロント6ポッドリア4ポッドとかなり高性能&贅沢な仕様です。ブレーキをしっかり仕上げてきたことは好感もてますね。国産スポーツカーは大抵、ブレーキが駄目ですから。ちなみにブレーキローターはフローティングドリルドタイプ。バネ下軽量化を企図してのドリルドなんでしょうが、スリットにしても良かったような・・・。

R35 GT-Rのビルシュタインダンパー

R35 GT-Rはビルシュタインダンプトロニックと呼ばれる減衰力を走行パターンにより可変にできるサスペンションシステムを備えています。ポルシェPASMのようなものだと思いますが、速さだけでなく快適性も採用基準で重視されたことを「ある筋の情報」により聞いていた為、走り好きにどのような評価を受けるのか、個人的には注目しているところです。

R35 GT-Rの今後の展開予想

今回の3グレードのうちのブラックエディションやプレミアムエディションは従来から言われていた上位モデルのことを指しているとは思えないので、いずれVスペック相当モデル、もしくはサーキットユースモデルが出てくると思われます。恐らくサーキットユースの軽量化&スパルタン仕様だと思いますが。。。今回のR35 GT-Rも重いですから、軽量化モデルを待っている人も多そうですね~。

それにしてもフロントグリルのブラックなんとかならんかな^^; 同色塗装エアロNISMOから特別指定部品で出たりして(汗)
オータムジャンボが無事当たっていたら、購入を考えようと思います(笑)

2007/11/08 追記

R35 GT-Rのサスペンション、ミッション制御システム

R35 GT-Rに搭載されている各種制御装置の情報が出てきましたね。以下、carviewからの転載です。

日産『GT-R』のセンターコンソール部分には上下に動かすことができる3つのスイッチが用意されている。これはセットアップスイッチと呼ばれるもので、トランスミッションやビルシュタイン製の専用ショックアブソーバー、VDC-Rの制御を簡単に変更できるものだ。

3 つのモードは一般道で使う「ノーマルモード」と、GT-Rの卓越した走行性能を味わうことができる「Rモード」、そして「スノーモード」など限られた状況で使うモードが用意されている。サーキット走行などを楽しみたいときには、このスイッチをすべてRモードにすればよいというわけだ。

GT-Rの開発を取りまとめた水野和敏さんは「トランスミッションでRモードを選べばシフトスピードが短くなり、ショックアブソーバーでRモードを選ぶとハードな走行に適した減衰力となります」

「GT-Rのセットアップスイッチは走行中でも手が届きやすい場所にありますので、走りながら好みのモードを選んでセットアップすることができます」という。

最近のポルシェ、BMWのMモデルなどに搭載されている可変減衰調整機能やシフトスピードまで制御できる機構がついているとは思いませんでしたね。今回のR35 GT-Rはドイツ車、中でも特にポルシェに与える影響は大きそうな気がします。

2007/12/30 追記

R35 GT-Rの純正部品価格が高い理由

R35 GT-R純正部品は巷で「高い高い」言われていますが、この件を別の切り口で論評しているサイトがあったので紹介しておきます。

参考記事:新型GT-Rの純正部品価格 その価格設定のウラには…

R35 GT-Rの純正部品が高いという話の中で例として上げられていたパーツにタイヤ交換の際の専用タイヤ指定とブレーキパッド及びローターのセット交換の話があったかと思いますが、この記事はこれら純正ブレーキなどの価格は製品のスペックなどを考えればむしろ安価で、むしろ意図的に上げられているのはエンジンユニットの価格であると述べています。

自分もこのサイトの純正部品の価格比較表を見て驚いたのですが、R34純正ブレンボ4ポッド(こちらはモノブロックではない)が108,000円なのに対して、R35の純正ブレンボ製6ポッド モノブロックキャリパーの値段は135,000円。ディスクローターはR34 GT-Rの59,400円に対して、R35 GT-Rは75,400円とこの手のアフターパーツの値段を御存知の方には分かる通り、純正部品でこの性能を考えればこれはもう破格の安さです。

一方エンジンのほうは安易なパワーアップなどができないようにする為か、R35 GT-Rのエンジンユニットは非常に高価に設定され、単体で3,200,000円ともう少し足せばゴルフGTIが買えてしまうお値段・・・。R34 GT-Rのエンジンが754,000円で、実際にはその気になればこれより安い値段で各世代のRB26DETTが手に入った事を考えると、R35 GT-Rはエンジンブローなどを伴うリスキーなチューニングをする為の敷居が一気に上がった事を物語っていますね。

この記事では更に自分も「ひょっとして・・・」と疑っていた国土交通省の認可に絡む日産への行政指導の可能性に関しても言及しており、読めば読むほど「やっぱりなぁ!」という内容になっています。

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参考記事:日産 GT-Rを発表。発売は12月6日、価格は770万円から。
参考記事:東京モーターショー2007 日産 GT-R
参考記事:東京モーターショー2007:日産自動車 NISSAN GT-R(世界初公開)

2007年9 月26日 (水)

新型GT-Rの先行予約開始、価格は700万円台後半と判明

日産が新型GT-Rのグローバルスペシャルウェブサイト(http://www.gtrnissan.com)を6カ国語で公開、価格など一部の情報を事前開示し始めました。さらに、正確な価格情報の提示前に先行予約受付を開始しました。定価を公表する前に堂々と予約受付するあたりが大した自信というか・・・。

かねてから言われていた新型GT-Rをはじめとする高性能モデル取扱ディーラーである、日産ハイパフォーマンスセンターを全国160箇所に設置することも公表しています。これは新たに設定される新型GT-Rなどの最新ハイテクマシンを整備する為の最新設備を備えた販売店を指していると思われ、160箇所という数字も予想以上ですね。なんせ2000万円の設備投資と言われていますからね~。各販売店も新型GT-Rの為だけにここまでの投資はしないでしょうから、今後このようなマシンが増えてくるということなんでしょうか・・・。

ちなみに公式サイトで公表された価格情報は「価格帯は700万円台の後半」とだけ・・・最低価格予想からは上ぶれしましたが概ね予想価格通りですね。この調子だと来年以降出ると言われるVスペック相当モデル&2ペダルMTバージョンは850万円ラインを超えるかもしれませんね。

今回のようなワールドプレミア前の事前リークページの開設は日本車では稀なケースなので、今後この公式サイトでどのような情報が発表されていくのか要注意です。個人的には未だに謎な部分が多い次期アテーサのアーキテクトと、スライラインクーペに搭載されているVQ37HRエンジンベースと言われるVQ38HR-DETT?エンジンの詳細な仕様が発表されればなぁと思っています。この調子だとVスペック相当モデルや存在が噂されるサーキット仕様モデルなどの事前リークもこのページで行われるかもしれませんね。散々GT-Rファンを焦らしておいて、このマーケティング・・・日産も中々憎いことをやるようになりましたね(笑)。

これからの最新情報公開が楽しみです。今後は最新情報を随時更新していきます。

2007/10/20 追記

新型GT-Rのスパイフォトならぬ、リーク画像とチューニングに関する役員の発言

もうすぐ東京モーターショー2007で正式発表となる新型GT-Rですが、今までは覆面をつけた画像映像ばかり公開されていましたが、海外のサイトでついに出ちゃいましたね・・・以下、参照リンクです。

新型GT-Rのリーク画像(海外サイト)

この新型GT-Rの流出画像、本物ならば明らかにプレスリリース用の写真ですよね(汗)。フロントマスク、リアテールのみならず、コクピットなどの内装全般とスピードメーターのアップ、エンジンやトランク内部などまで写っています。日産が意図してリークしたのか、内部関係者のおいたなのか良く分からないですね。

肝心なデザインの感想・トピックスとしては・・・(本物かどうか分からないけど)

フロントマスク全般は想像以上に格好良いが、フロントグリル周りのブラックアウト処理は明らかに失敗。形状が良いだけに非常に残念bearing

・コクピット周り、ステアリングホイールのデザインは非常に微妙sweat02

・なんと写っている内装写真にはオートマぽいミッションが・・・。これは2ペダルマニュアルなのか?

また上記のリーク画像とは前後しますが、日産の片桐執行役員が新型GT-Rについて余計なことを言ったようです(笑)

「中途半場に改造すると危険で、不正改造ができないように、重要なパーツについては開けた場合には記録が残るようになっている」

「後から改造して、性能を上げる必要がない車である」

歴代GT-Rのような、ある意味「封印された」状態ではなく、本来の性能をフルに発揮してコストも十分にかけた自信作・・・であることは分かりますが

「後から改造して、性能を上げる必要がない車である」

はさすがに痛い発言ですよね。私自身は新型GT-Rが改造しにくく、ノーマルで十分というポテンシャルを持って登場することは元R乗りとして非常に嬉しく思っていた一人です。またこのような高性能車を多くの人がノーマル状態で乗る事自体は、安全上も非常に好ましく健全だと思うのですが・・・・・どんな高性能な車を作ろうが万人にとってBESTな車などこの世には存在しないとも思う人間でもありますし、多くの車好きが同じことを感じるのではないかとも思います。本当に車が好きな人にはこの程度のこと分からないはずないと思うのですが・・・

おそらく日産ハイパフォーマンスセンターでチューニング市場を独占したいとか、いずれ登場してくるであろう上位モデルやサーキットユースモデルを売りたいということもあるのでしょうが、下手をすると新型GT-Rのブランドイメージを崩しかねない勘違い発言だったと思いますね。

関連記事:東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など
関連記事:東京モーターショー開幕、ついにR35GT-Rがワールドプレミア
関連記事:新型GT-Rの予想価格
関連記事:次期GT-R
参考記事:ニッサン、GT-Rの先行予約受付を開始
参考記事:日産、新型「NISSAN GT-R」関連情報の事前告知を開始
参考記事:東京モーターショー2007:日産自動車 NISSAN GT-R(世界初公開)

2007年8 月24日 (金)

新型GT-Rの予想価格

東京モーターショーでの正式発表後と言われている日産 新型GT-Rの発売までまだ少しありますが、新型BMW M3の日本国内価格が発表になり1000万円以上という想定よりも(若干ではあるが)下の価格で出てきたことは新型GT-Rの価格設定にも影響しそうな気がしますね。今はほとんど各種テストも終わり、最終調整と価格策定をおこなっているとの話も聞こえてきます。イギリスのイベントなどにも出没しているようですし・・・。新型GT-Rの予想価格に関しては昨年来というよりは、一昨年くらいから憶測で色んな説が出ていましたね。

昨年来から噂されている新型GT-Rの廉価版モデルの価格は最低で660万円、最高で800万円くらいと言われてきましたが、今回のBMW M3の価格設定を見るとNAとターボ、V8とV6という違いこそあれブランドバリューやスペック比較の観点から700万円を大きく超えてくることはなさそうな気がしています。

ただ、新型GT-Rではベーシックモデルの他にVスペック相当のモデルと更にスパルタンで軽量化されたサーキットユースモデルが発売される可能性がありますので、むしろこちらのモデルのほうがM3や911と価格帯がかぶるモデルになりそうです。ちなみにこのVスペック相当モデルで800万円、スパルタン仕様は1000万円という話です。また欧州以上に新型GT-Rの販売が見込める北米市場において、ポルシェやM3などよりも価格帯的により近いライバルであるコルベットZ06が日本円換算で850万前後で販売されていることから、新型GT-Rの中間グレードであるVスペ相当モデルは価格を850万より低い設定にしてくる可能性が高いと思われ、このVスペ相当が800万円という予測は結構現実感があるかな?と思っています。

今回の新型GT-Rには従来のVスペック相当以上のモデルに2ペダルマニュアルミッションが用意されるらしく、この新ミッションの性能やキャパシティなどはポルシェのPDKやBMWの次期2ペダルミッション同様多いに注目されるところですね。やはりこの分野は遥かに価格帯が低いゴルフをはじめとするVW車に、キャパシティは低いとはいえ極めて完成度の高いDSGという2ペダルミッションがあることから、三者とも中途半端なものはだせないのでしょう。

しかしPDKもBMWの新ミッションも予定より大分実装が遅れていますね。PDKの実装はフランクフルトで正式発表となるGT2から設定されるのではないかと言われていましたが、今の所様子を見る限りやはりパナメーラからの実装になる説が濃厚です。それにしてもポルシェのんびりしてますな。。。2ペダルMTに関してはBMWはSMGの汚名を注ぐべく、新型M3に来年以降実装される新ダブルクラッチミッションにかなり力を入れて取り組んでいると聞いています。果たして新型GT-Rはどのタイミングで2ペダルMTモデルを投入してくるんでしょう。来年にも実装されるようなら、2009年発売予定と言われているポルシェのパナメーラよりも早く市場に出てくることになりますね。

でも個人的にはミッションよりもやはり新型GT-Rのエンジンが気になりますね。強固な鋳鉄エンジンブロックからアルミに変わる事、直6からV6に変わることなどからフィーリングも大分違ったものになると思いますが、スペック云々よりもRB26DETTのようなドライバーを熱くさせるエンジンが新型 GT-Rに搭載されることを祈るばかりです。

関連記事:東京モーターショー2007(その1) 日産新型GT-Rの画像・写真など
関連記事:東京モーターショー開幕、ついにR35GT-Rがワールドプレミア
参考記事:日産、新型「NISSAN GT-R」関連情報の事前告知を開始
参考記事:ニッサン、GT-Rの先行予約受付を開始
関連記事:新型GT-Rの先行予約開始、価格は700万円台後半と判明
関連記事:次期GT-R

2007年8 月18日 (土)

次期GT-Rに期待すること、気になること

私にとって車人生というか車に対する価値観を変えてしまった前車、BNR34 GT-Rの後継である次期GT-Rの発表が近づいてきました。今年の10月に開催される東京モーターショーに向けて次期GT-Rは最終調整段階に入っているようで、例によって最終テストはドイツ・ニュルブルクリンクのノルトシュライフェで行ってるようです。次期・新型GT-Rは997ポルシェターボより速いだとか、500馬力に近いパワーだとか噂が流れていますがこんなことはR乗りからすると「どうでもいい話」だと思うのでここでは敢えて深く言及しません。

次期GT-Rは従来モデルとは違い専用ボディとして一から設計され世界戦略車としてBMW M3ポルシェ911の顧客を狙いにいくモデルとなると思いますが、一番残念なのはR33から若干コンパクトになったとは言えR34でも大きかったボディサイズと重い車重が次期GT-Rで更に大きく、重くなると思われることでしょうか。スパイ映像などを見る限りはさほど大きく見えないのですが各誌の予測などによると車重で100kg、全幅は150mmほど大きくなりそうだとのこと。BNR34 GT-Rで唯一不満だったのがこのボディサイズだったので次期GT-Rで小型化すればなぁと思っていただけに残念ですね。

そういう意味では997で大型化したとはいえ、ポルシェターボのボディサイズは振り回すには丁度いいところに収まっていると思います。ただ動力性能的にライバルとは言え、ポルシェターボの価格が1800万円で次期・新型GT-Rは標準モデルが700万前後、Vスペ相当で搭載が噂される2ペダルMTミッションモデルでも1000万前後でしょうからM3あたりと比べたほうがいいのかもしれません。

ちなみに次期GT-Rのエンジンはスカイラインクーペ用の3.7リッターエンジン、VQ37HRをベースにツインターボ化し、ピストン・コンロッド・クランクシャフト・バルブ・カムなどエンジン主要パーツはすべて次期・新型GT-R専用パーツに置き換わるようです。ブースト圧は低めの0.7程度と言われ、レスポンス重視のためか圧縮比を高めてタービンもR34と同様に小径化しているようです。ただ「ブーストが低めなのでチューニングすれば凄いことに・・・」などと考えるのは早計で、エンジンブロックがオールアルミ化でもされれば鬼のような強度を持つRB26の鋳鉄ブロックよりは耐久性の面で大きく劣るはずで、従来型よりも完成されたエンジンとして出てくるんじゃないかと予測しています。

チューニングという点ではもう一点、次期GT-Rに関して気になる情報があります。次期GT-Rは今まで以上に電子制御部品が増えることもあり、これをメンテナンスする為にはディーラーだけでなく、チューニングショップも相当額の投資が必要になるのではないかと言われているからです。今の所言われている数字としては次期GT-Rをメンテナンスする施設は2000万程度の追加投資が必要になるとのことで、次期GT-Rはチューニングの敷居も一気に高くなることは間違いなさそうです。

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