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Gルーミス

2007年12 月23日 (日)

Gルーミス CBR(G・Loomis Crankbait)のインプレ、使い分け

前項でGルーミスロッド全般の紹介をしましたが、今回はGルーミスのシリーズ中最もしなやかでクランクベイトに特化しているGルーミスCBRシリーズインプレッションや、各モデルの特性・使い分けなどについて書きます。

Gルーミス CBRシリーズの全ラインナップは以下の通り

                Length     Line Weight     Lure Weight
CBR756C   6.3ft         12 - 25           3/8 - 1 3/8
CBR781C   6.6ft         6 - 12             1/4 - 1/2
CBR783C   6.6ft         8 - 14             1/4 - 5/8
CBR841C   7ft           6 - 12             1/4 - 1/2
CBR843C   7ft           8 - 14             1/4 - 5/8
CBR845C   7ft           10 - 20            3/8 - 1
CBR847C   7ft           12 - 25            1/2 - 1 3/8
CBR903C   7.6ft         8 - 17             1/4 - 3/4
CBR906C   7.6ft         10 - 20            3/8 - 1

上記のモデルのうち私が所有しているのはCBR783と843、845の三本です。恐らくこれからGルーミス CBRの購入を考えられている方々の大半が候補にしているモデルではないでしょうか。以下、個別に特性や私の使用用途を書いてみます。

Gルーミス CBR783のインプレッション

Gルーミス CBRモデル中、皆が使い易い6.6フィートで中間的なパワーを持つモデルだけに、このロッドがシャロークランクベイトからミッドダイバークランクベイトまで対応するような商品紹介が多いですが、私の印象はちょっと違います。 確かにシャロークランクベイトには対応しますが、最適なのは3/8oz程度までの4フィートダイバークラスだと思いますね。よって用途としてはシャロークランクとバイブレーション、しなやかなティップを生かした軽量トップウォータープラグ、軽量バズベイトシャッドプラグなどになるかと思います。特に軽量トップウォーターや軽量バイブレーションプラグへの適用は「使える」というレベルではなく、高次元でマッチしていると個人的には感じています。

シャロークランクでも大型の物やミッドダイバーまでカバーするようなロッドをお探しの方には次に紹介するGルーミス CBR843のほうがお奨めです。ちなみに私が愛用しているシャロースモーキンシャッドにはこのロッドがベストマッチで、軽量のフラットサイドクランクベイトのアクションを引き出す素晴らしいクランクベイトロッドです。

Gルーミス CBR843のインプレッション

Gルーミス CBR843はパワーこそ783と同じ表記になっていますが、バット部を含めたパワーという意味では783よりも一段階上のロッドだと思った方が良いです。このロッドは慣れると軽量シャロークランクベイトから重量級のシャロークランク、ほとんどのミッドダイバークランクベイトにまで対応する非常にバーサタイルなモデルです。ボートや同行者の都合上、ロッドを絞らなければならない状況では783よりも843を駆り出すことがほとんどで、ここ数年で私が釣ったバスの40%くらいはこのロッドで上げているかも。。。

Gルーミス CBR845のインプレッション

Gルーミス CBR845も843同様汎用性の高い7フィートモデルです。パワーは二段階上の5ですが、感覚的には1ランク上程度のパワーで大抵の12フィートダイバークラスは余裕で引けます。またこれ以上の潜行性能を持つクランクベイトでも、マッドペッパーマグナムのような引き抵抗の軽いモデルは引けてしまうトルクがあるのでクランクベイト次第では厳格にここまでと線を引きづらいモデルでもあります。

またこのロッドは強いリフティングパワーとGルーミスCBRシリーズ特有のしなやかさを兼ね備えている事から、カバークランキングなどの際にカバーから一気にバスを引き離すようなシチュエーションでも非常に重宝します。以前リザーバー立ち木周りで50オーバーをかけた時もこのCBR845を使っていたのですが、思いの他楽にランディングできたことには非常に驚きましたね。ちなみにこの時のルアーはスタンフォードミディアムスモーキンシャッド(MSS)という軽量なミッドダイバー(といっても8フィートですが)で、このような軽量なルアーも強めのロッドで普通に投げれてしまうのがGルーミスCBRブランクの美点でしょう。

この他に今後欲しいと思っているモデルとしては843同様、汎用性が高いと言われるCBR841やディープダイバー専用にCBR906などを考えています。特に前者は評判が良いので一度使ってみたいのですが、ただでさえロッド選択に迷うような本数を所持しているので今の所は自重しています^^;

シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100
シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100

クランクベイト+CBRにはコンクエストがお奨めです。



Gルーミス(G・Loomis)のバス用ロッド GLXとCBRブランク

私が愛用しているバス用ロッドはアメリカのメジャーロッドメーカーであるGルーミス社(G・Loomis)ノリーズロードランナーシリーズが8割程度を占めていて、残りがFLWで活躍中の深江真一プロが使用していることで日本でもメジャーになりつつあるセントクロイ(ST.CROIX)のロッドを三本ほど所有しています。今回はこの中でも特に仕様頻度の高いGルーミスのCBRシリーズとGLXシリーズについてインプレッションしたいと思います。

Gルーミス社(G・Loomis)はロッド製造ではバス用からソルトウォーター、フライ用まで幅広いラインナップを揃えていますが、ロッドの完成品だけでなくロッドブランク単体での販売もしているのでオリジナルロッドの素材としてもとても重要な位置を占めています。

このブランク1つとってもGルーミスはバス用ブランクだけでも数種類あり、中弾性で粘りのあるGL3軽量高弾性IMX、IMXよりも更に軽量高弾性でしなやかさも併せ持つGLX、クランクベイト用でしなやかかつ軽量な中弾性ブランクであるCBR、CBRよりも若干張りを持たせたスピナーベイト用ブランクのSBRと多彩なラインナップを誇ります。

私の場合はスピナーベイト用ロッドはノリーズロードランナーとセントクロイのプログラスシリーズを愛用していることからSBRは未だに試した事は無いのですが、これ以外のブランクは一通り試し、最終的に残ったのがクランクベイト用のCBRとジグ&ワーム用としてのGLXでした。

GルーミスCBR&GLX画像

上の画像は左からGルーミス CBR783、Gルーミス CBR843、Gルーミス CR722GLXです。CBRはこの他にCBR845、GLXはライトテキサス用のMBR782SJR721というスピニングシリーズを所有していますが、一番使用頻度が高いのはやはりクランクベイト用ブランクである、CBRシリーズでしょうね。特にCBRの843と845は共に7フィートのショートグリップタイプであるにも関わらず、非常に軽量で扱いやすく、クランクベイト用ロッドに求められる「バスのバイトを弾かない」柔軟性を持ち合わせているとても完成度の高いブランクだと思います。

Gルーミスのロッド表記とバリエーション

Gルーミスのロッドは上記のようなブランクの素材を中心とした分類だけでなく、同じブランクでも用途によってもシリーズが分けられ表記が違う為、知らない人にはちょっと分かりにくい構成になっています。ちなみにモデル名につく三桁の数字は上二桁がレングス(インチ)、下一桁がパワーを指しています。Gルーミスの主なバス用ロッドを下記に記しておきます。

・GルーミスCR キャンスティングロッド ・・・ 6フィートの汎用的ショートロッドシリーズ
・GルーミスMBR マグバスロッド ・・・ 6.6フィート&7フィートの汎用的ロッドシリーズ
・GルーミスCBR クランクベイトロッド ・・・ 6.3フィート~7.6フィートのクランクベイトロッドシリーズ
・GルーミスSBR スピナーベイトロッド ・・・ 5.6フィート~7.2フィートのクランクベイト専用ロッドシリーズ
・GルーミスDSR ドロップショットロッド ・・・ 6.10フィートのみのダウンショット専用ロッドシリーズ
・GルーミスBCR&BSR ジグ&ワームロッド ・・・ 5.6フィート~7.1フィートのジグ&ワーム専用ロッドシリーズ
※BCRシリーズの中にはセンコー専用ロッドやキャロライナリグ用ロッドもあります。

Gルーミスのロッドの長所、特徴としては全体的に非常に丈夫でキャストし易いテーパーデザインにあると思います。ロードランナーも同様の美点を備えていますが、クランクベイト用とライトテキサス用ロッドに関してはGルーミスのブランクのほうが私には合っていますね。来年はジグ&ワーム用のGルーミス BCRを一本追加する予定なので、購入したらまたインプレしたいと思います。

関連記事:霞ヶ浦釣行時のタックル(Gルーミスとロードランナー)

G-loomis(Gルーミス) Gルーミス GLX MAG BASS MBR782C
G-loomis(Gルーミス) Gルーミス GLX MAG BASS MBR782C

ライトテキサスのピッチングには最高のロッドです

高弾性なのに弾かないのでハードベイトにもマッチします



2007年12 月12日 (水)

霞ヶ浦釣行のタックル(ロードランナーVOICE&GルーミスCBR)

参考までに前回の霞ヶ浦釣行時のタックルです。ロッドノリーズロードランナーGルーミスCBRシリーズ、リールはシマノ製がメインになっています。メタニウムMg707ステラ2500Sはつい最近導入しました。ちなみに10数年ぶりに買ったダイワのロッド、スティーズもジグヘッドワッキー練習用(というかライトリグ用の竿が0だったので・・・)として今回追加導入しています。

状況がまるで読めなかったのと今年初の一人ボートで色々テストしたかったのでかなり多目ですね^^;

■シャロークランクベイト用タックル
ロッド:Gルーミス CBR783
リール:シマノ カルカッタコンクエスト200(夢屋スプール)
ライン:マシンガンキャスト14lb

■シャロー/ミッドクランクベイト用タックル
ロッド:Gルーミス CBR843 
リール:シマノ カルカッタコンクエスト200DC
ライン:マシンガンキャスト12lb

■スピナーベイト用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE HB630M
リール:シマノ カルカッタコンクエスト250DC
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 14lb

■ラバージグ&テキサス用タックル(ピッチング)
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE 630MH
リール:シマノ メタニウムMg7
ライン:DUEL ハードコア X-TEX USA 14lb

■ラバージグ&テキサス用タックル(フリップ)
ロッド:ノリーズ ロードランナー 760JH ジャングルスティック(TIFA-アウトバック)
リール:シマノ メタニウムMg7 
ライン:DUEL トランスリアライズ T6 25lb

■ヘビキャロ・スローロール用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー 6100H(TIFA-Nシステム)
リール:シマノ アンタレスAR
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 14lb

■シャッド・ジャークベイト用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE 630MLS
リール:シマノ ステラ2500S(07)
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 6lb

■ジグヘッドワッキー用タックル
ロッド:ダイワ スティーズ スカイフラッシュ
リール:シマノ ステラ2500S(07)
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 6lb
※シャッド・ジャークベイト用タックルとリール兼用

ラインは現在色々試している最中で、マシンガンキャストとT6は伸びも少なく好感触なので今後も使う機会が増えそうな感じがしています。

関連記事:シマノ カルカッタコンクエスト200とコンクエスト200DCのインプレッション
関連記事:Gルーミス(G・Loomis)のバス用ロッド GLXとCBRブランク