サイトマップ



最近の記事

Google
 

BMW M3

2007年12 月31日 (月)

BMW X6をデトロイトショーで正式発表

BMW X6が来年1月に開催されるデトロイトショーで出展されるようです。

BMW X6の市販モデル画像

フランクフルトと東京でコンセプトカーが発表されたX6は、X6の主戦場マーケットである北米のモーターショーでついに市販モデルが発表されます。

BMW X6のエンジン

エンジンは新開発の4.4リッター直噴ターボ(400ps)を搭載するxDrive50iと3リッター直噴ターボ(300ps)搭載のxDrive35iの2モデルが先行発売されるとのことです。東京モーターショーで展示されたX6のハイブリッドモデルなどはまだ先のようですね。

このBMW X6のデザインは結構好み分かれそうですが、東京モーターショーで実車を見たときの印象では中々いいんじゃないかなぁと個人的には感じています。注目の価格はまだ分かりませんが、あえてX5と違うエンジンバリエーションを持たせている所を見ると結構良いお値段しそうですね。上位モデルは900万~1000万クラスでしょうか。。。

BMW X6の日本への導入時期販売計画は未定ですが、北米よりも少し遅れるか半年程度のタイムラグで販売されるかもしれませんね。

関連記事:東京モーターショー2007(その8) BMWコンセプトX6アクティブハイブリッドと新型X5の画像
関連記事:フランクフルト注目のニューモデル速報 ティグアン BMW X6コンセプト GT2
参考記事:BMWが新型車X6をデトロイトで発表

2007年11 月24日 (土)

東京モーターショー2007(その8) BMWコンセプトX6アクティブハイブリッドと新型X5の画像

東京モーターショー2007 BMWコンセプトX6画像

東京モーターショー2007、注目のBMWブースの最後はフランクフルトモーターショーで発表されたばかりの異色のSUV(SAV)、BMWコンセプトX6です。写真のX6はアクティブハイブリッドシステムを搭載しているモデルですが、フランクフルトでは普通のX6も展示されていただけにちょっと残念ですね。

このアクティブハイブリッドシステムは2モーター方式を採用しており、ハイブリッドシステム自体はGM&メルセデスと共同開発をしているようです。ノーマルに比べて20%の低燃費化を図るとか・・・。スタイリッシュなSUVでハイブリッドと言うとトヨタのハリアーを思い浮かべますが、ハリアーハイブリッドのシステムとは機構的には違うものの、目指している方向性は似ているように思います。

東京モーターショー2007 BMWコンセプトX6サイドの美しいライン画像

フランクフルトでの写真を見た時も思いましたが、BMW X6のボディラインは本当に美しいです。BMW X5同様、前面の威圧感はそれなりにあるのですが、このボディデザインから受ける印象はグラマラスでとても優雅とでもいいましょうか。。。ただこの優雅なデザインの代償?としてX6のボディサイズはとても大きくなっており、全幅で1983ミリもあるそうです。日本の立体駐車場の多くや首都圏のマンションなどに見られる二層式駐車場などに収めるのは難しそうです。どうせメルセデスと組むのだったらガソリン車ベースではなく、ディーゼルベースのハイブリッドなど実現して欲しいですね。

東京モーターショー2007 BMW新型X5画像

こちらは以前も紹介したBMW 新型X5です。新型やっぱり大きいし、威圧感ありますねぇ。以前も書いた通り、私の場合は今回のマッシブなX5のデザインは結構好きだったりします。例によってとても落ち着いて見れる配置ではなかったのでX5をじっくり全面を見ることはできませんでしたが、車内も広そうでしたし車格も旧型から大分上がったように思えますね。

関連記事:BMW X5の先進性
参考記事:BMW、東京MSにハイドロジェン7やX6ハイブリッドなどを出展
参考記事:BMW、X5を7年ぶりにフルモデルチェンジ
参考記事:東京モーターショー2007 BMW X5 4.8i

東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など

東京モーターショー2007の目玉の一つ、BMW新型M3及び世界初公開となるM3セダン画像です。

東京モーターショーBMW新型M3セダン画像(フロントマスク)

M3セダンのデザインそのものは、細部の造形なども含めてとても素晴らしかったのですが、BMWブース自体がご覧の通り人が多すぎ&展示車の車間が無さ過ぎでゆっくり見ることも撮影する事もできませんでした。展示スペースそのものは広いほうなのですが、如何せん展示車両が多いのと空間をうまく使えていない感じでとても見づらかったのが残念でなりません。

東京モーターショーBMW新型M3セダン画像

新型M3クーペの方は発表から時間も経ち、テレビ番組でのインプレッションも出てきているくらいので全体のイメージなどある程度事前に頭の中に入っていましたが、世界初公開のM3セダンの方は久々のM3のセダンモデルということもありじっくり見たかったのですが・・・。写真にもあるようにM3セダンのルーフはクーペモデルに搭載されているカーボン地ブラックのカーボンルーフではなく、高張力鋼板製のボディ同色塗装です。レース用ならともかく、ハイパフォーマンスカーとはいえ「普通に乗る事」が多いであろうM3のようなモデルには軽量で丈夫な高張力鋼板で十分だと思います。

東京モーターショーBMW新型M3セダン「えら」画像

通称「M3のえら」ことフェンダー内の通気口のアップです。クーペ同様M3のシンボルはしっかり作り込まれています。こういうディテールも手を抜かないあたりはさすがですね。それにしても人が多いのなんのって・・・。やはり新型M3の注目度はかなり高いようです。

東京モーターショーBMW新型M3セダン「運転席」画像

M3セダンは日本でのワールドプレミアということもあったので右ハンドル仕様の展示車を期待していましたが、さすがにまだ右ハンドル仕様は無いみたいですね。写真で見た時も思ったのですが、M3のインテリアは全般的に高級路線に走りすぎているように思えますね。今までの歴代M3も運転席周りは結構「普通感」が漂っていましたが、今回は全般的に高級化しているだけにスポーツモデルとしての演出の無さが余計に目立ってしまいます。

東京モーターショーBMW新型M3クーペ画像

こちらはすでに日本でも発売開始されている新型M3クーペです。白いボディに黒のカーボンルーフは似合っていると言えば似合っていますが、車内インテリアとのギャップが激しいですね。でもまぁ・・・全般的には格好いいんですけどね。

関連記事:BMW新型M3にセダンモデル復活
関連記事:東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など
関連記事:BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション
関連記事:BMW M3 E92 インプレッション
関連記事:BMW New M3
参考記事:BMW AG、4000ccV8を搭載した新型M3セダンを発表
参考記事:これぞ羊狼、BMW M3セダンが発表
参考記事:東京モーターショー2007 BMW M3
参考記事:BMW、ニュー BMW M3 セダンを発表

2007年11 月19日 (月)

東京モーターショー2007(その6) BMW135i 右ハンドル仕様!日本発売か? 

BMW135i画像

東京モーターショー2007、BMWブースでM3セダンと並んで注目を浴びていたのが、1シリーズに追加されたクーペモデル中最高出力を誇る、BMW 135iです。今回の東京モーターショーにおけるBMWブースには、見易さという点で個人的に不満たらたらのyokoですが、この135iが置かれていた一角も非常に狭いところに大勢の人が詰め掛けていたので、見るのも写真を撮るのも苦労しました。余談ですが、東京モーターショーの全ブースの中でカップル率が一番高かったのがこのBMWブースですね(笑)。

BMW1シリーズクーペ、135iは3シリーズでいうところの335iに搭載され、とても評価の高い3リッター直噴パラレルツインターボをコンパクトな1シリーズのクーペボディに搭載するという点でとても注目の高いモデルです。M3が肥大化していく一方でこのようなモデル、しかも6段マニュアルの右ハンドル仕様車が用意されることはとても喜ばしいことだと思います。

BMW135i右ハンドル画像

BMW1シリーズクーペ、135iの室内写真です。残念ながらトランクの中は見れませんでしたが、リアシートのスペースは十分とは言えないまでも実用に耐えうるスペースが確保されていました。実用的で走りもそこそこ楽しめるという点ではゴルフGTI同様、中々面白い車ではないでしょうか。問題があるとしたら恐らく500万円を超えるであろう販売価格でしょうかね。130iのMTモデルですら500万円にちょっとかけるくらいですし、135iの価格は間違いなく500万円を超えてくるでしょう。何はともあれ日本だけでなく世界的に少なくなってきているジャンルの車だけに期待している人も多そうです。

BMW1シリーズコンセプトtii

最後は同じく1シリーズクーペベースのBMW1シリーズコンセプトtiiです。カーボンボンネットなどで武装しており、嫌味も無く中々精悍な印象を受けました。BMWは今後M3などを高級志向に、このクラスでスポーティなイメージを作り出していくのかもしれませんね。

関連記事:ニューBMW1シリーズ・クーペを新規投入
参考記事:BMW、1シリーズクーペを発表
参考記事:BMW、1シリーズクーペを発表
参考記事:東京モーターショー2007 BMW 135iクーペ
参考記事:BMW、1シリーズクーペを発表(ワールド・ティザー)

2007年10 月10日 (水)

BMW新型M3にセダンモデル復活

BMW新型M3セダンモデルを追加することを発表しました。E36時代にはM3リムジンとして4ドアセダンモデルがラインナップされていましたが、前作のE46M3にはセダンモデルは設定されず多くのM3リムジンファンが嘆いていました。

が・・・今回は他のBMWモデル同様、早めの展開でバリエーション増やしてきましたね。久々のM3セダン復活です。

M3セダン画像

M3セダンのパワーユニットや駆動系は先日発売開始されたM3クーペと同じ4リッターV8の420馬力仕様ですが、クーペモデルにあるカーボン製のルーフは採用されずM3セダンのルーフは高張力鋼板で軽量化しているとのこと。さすがにタイムはクーペよりも若干劣るようですが、今回のM3の仕様を考えるとセダンだけでなくクーペも標準モデルには高張力鋼板で十分な気もしますね。それにしても格好ええですな・・・。デザイン的にはM3クーペよりもM3セダンのほうがバランス取れていますし、今回の新型M3の特性などを考えるとクーペよりもセダンが主流なんてことにもなりかねませんね。カーボンルーフ仕様のクーペよりも価格が安いのか高いのか気になる人も多いのではないでしょうか。

新型M3セダンは駆動系も無段階でロック率を100%まで変化させる「バリアブルMディファレンシャル・ロック」はクーペと同様に装備し、シャシーやサスペンションはE90セダンをベースにBMW Mモデル専用に重量を最適化。オーバーステアやアンダーステアを補正するダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)なども標準装備されるとのこと。3種類のモードから選択できるエレクトロニック・ダンパー・コントロール(EDC)や、エンジン制御曲線やサスペンション、DSCのセットアップなどを記憶し呼出しができる「MDrive」は相変わらずオプションで設定されるようです。

E36時代のM3リムジンは日本には正規輸入車は存在せず、全て並行輸入で入ってきていましたが、今回はBMWジャパンも日本語資料を用意しているらしいので、日本導入にも期待が持てますね。ちなみにこのM3セダンは欧州・北米では来春から発売開始だそうです。

2007/10/13 追記

嬉しいニュースが入ってきました。

BMW M3セダンが東京モーターショーでワールドプレミアされることが決定

したようです。GT-RとM3セダンが東京モーターショーで同時にワールドプレミアとは、中々盛り上がりそうな展開になってきましたね。東京でワールドプレミアを行うということは、日本での早期発売にも期待が持てそうです。これでライバルのC63AMG、RS4と共に4ドアモデルがラインナップされることになりますね。さすがにM3ツーリング(ワゴン)は無いだろうなぁ・・・

関連記事:東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など
関連記事:東京モーターショー2007の開催日・出展車情報など
関連記事:BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション
関連記事:BMW M3 E92 インプレッション
関連記事:BMW New M3
参考記事:BMW AG、4000ccV8を搭載した新型M3セダンを発表
参考記事:これぞ羊狼、BMW M3セダンが発表
参考記事:BMW、ニュー BMW M3 セダンを発表

2007年9 月17日 (月)

フランクフルト注目のニューモデル速報 ティグアン X6コンセプト GT2 アテンザなど

フランクフルトで開催されているIAA フランクフルトモーターショーの速報レポートが色々と上がってきました。ティグアンアテンザ以外は事前にかなり情報が出ていたので注目していましたが、中でも東京モーターショーを目前にあえてフランクフルトでワールドプレミアしたアテンザは特に注目です。新型A4同様、写真・画像類はCARVIEWさんのレポートが非常に充実しているので、以下に簡単な説明とリンクを貼っておきます。他社ではレスポンスが速報を上げていますが、こちらは会員登録したユーザのみ参照可能なので興味ある方は自力でお願いします<(_ _)>

フォルクスワーゲン ティグアン

御存知トゥアレグの弟分の新型SUV、ティグアンです。プラットフォームはゴルフベースになります。以前写真が出回ったコンセプトモデルよりも大分大人しくなり、市販モデルに近いものが今回発表されました。ティグアンが参入するこのクラスは日本市場だけでなく、世界的にもマーケットが広がっているセグメントなのでVWもティグアンには相当気合入っているように思えます。国産ではトヨタ RAV-4、ホンダ CR-V。ヨーロッパではX3などがティグアンのライバルになりそうです。トゥアレグの弟分とはいっても四駆システム自体はFFベースのスタンバイ方式で、ゴルフでいえばR32のシステムに近いのかな?

ティグアンの画像・写真はこちら

BMW X6 コンセプト

BMWが新しいジャンルとして定義した「スポーツ アクティビティ クーペ」を具現化したモデルがこのX6 コンセプトです。SUVというよりも車高の高い高級サルーンというイメージで、X5やX3の上位モデル的な位置付けというよりもトヨタのハリアーに近いモデルかなぁという印象がありますね。ハリアー同様、将来的なラインナップにはハイブリッドモデルも構想にあるようで、今回のフランクフルトショーでもX6 アクティブ ハイブリッドとして出品されています。ちなみにこのX6は2008年中にガソリンモデルが、2009年にはハイブリッドモデルが発売される見込みです。予想される価格はX5以上になる可能性が高いので1000万円超えるのかな・・・。高トルク仕様のディーゼル&ハイブリッドモデルなどが発売されれば、バスボートなど牽かせたら中々格好よさげですが夢のまた夢ですね(;^_^A アセアセ・・・

BMW X6コンセプトの画像・写真はこちら

ポルシェ 911 GT2

以前の記事でも取り上げたポルシェ911の最速モデル、ポルシェ911 GT2 が正式に発表になりました。事前の予測どおりニュルブルクリンク北コースでは新型GT-Rを超える凄まじいタイムが出ているようですが、乗りこなすに必要とされる腕も経済力も半端ないモデルになっています。まぁ仮にお金があったとしても現実的にはGT3あたりに落ち着く人が大半だと思いますが、ポルシェーターボがよりGT化・高級化していることを考えるとこういうモデルが必要なお金持ちがいるんでしょうね。でもこういうスパルタンなモデルがラインナップされること自体、夢があっていいかもしれません。それにしても・・・真っ赤なGT2は迫力ありますな。写真見てるだけで幸せになれます(笑)。詳細は下記のリンク先をどうぞ。

真っ赤な997 ポルシェ GT2

マツダ 新型アテンザ(欧州での名称はMazda6)

マツダの新世界戦略車で日本名アテンザ、欧州ではMazda6として販売されるモデルです。アテンザは今回のフルモデルチェンジで随分とイメージ変えて出してきましたね。新型アテンザのデザインはフロントフェンダーの盛り上がり方がRX-8のイメージに近く、ボディ全体のラインも「なんかに似てる」ような気がしないではありませんが、全体的にまとまっており中々格好よいです。新型アテンザは日本導入は未定ですが、欧州では何時ぐらいから発売されるのか注目ですね。アテンザは従来モデルもドイツではかなり人気あったのでフランクフルトで発表になったのかな。。。マツダも最近はロータリーエンジン以外に直噴モデルなども力を入れ始めているので、新型アテンザに搭載されるエンジンも、今後どのようなユニットバリエーションが出てくるのか注目されます。

新型アテンザの画像・写真はこちら

他にも商売上手なポルシェがカイエンの新グレード(カイエンSのスポーツ版でカイエンターボとの間を埋めるモデル)であるカイエンGTSを出してきたり、メルセデスが大規模(真面目にか?)にブルーテックハイブリッドモデルを発表したり、スバルやシトロエンが次期WRC参戦モデルを出してきたりと中々見ごたえあるモーターショーになっていますね。あと全体的にレッドカラーの展示が多いのは何か流行と関係あるのかな。ドイツでは数年周期で原色・基本系カラーが人気出るそうですが・・・

もう一つ意外だったのは欧州各社によるハイブリッド、新世代ディーゼルのスタディモデルの発表が当初の想定よりも少なかった事で、まだまだこの分野は商品化まで時間がかかるものが多いのだなという印象を受けました。そういう意味では浮かれたモデルが多い中、メルセデスのブルーテック&ハイブリッドの発表は評価できるものじゃないかと思いますね。東京モーターショーで日本の各メーカーがハイブリッド技術でどの程度出品してくるか注目ですね。直噴技術では大きく遅れをとっているので、なんとか国産メーカーにも頑張って欲しいものです。

関連記事:東京モーターショー2007(その4) フォルクスワーゲン ティグアン右ハンドル仕様
関連記事:フランクフルトモーターショー 2007
関連記事:ポルシェ911(997) GT2 発表
参考記事:フランクフルト モーターショーレポート その2
参考記事:フォルクスワーゲン、フランクフルトモーターショー展示内容発表

2007年8 月23日 (木)

BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション

このブログでもしつこく取り上げているBMW 新型M3(E92)がついに発売になります。発売日は9月15日とのこと。かつてない強力なライバル、メルセデス 新型C63AMGとの販売競争も気になるところです。

気になるBMW 新型M3の価格は996万円。1000万円を超える価格になるとの予想からは下回りましたが、先代M3と比べると大幅な価格アップとなります。ただ今回歓迎すべきは、最初から右ハンドルの6段マニュアルミッションモデルが用意されていることでしょうね。最近のBMWは新型M3に限らず、右ハンドルのMTモデルのラインナップが増えているのは嬉しい限りです。まぁ、買えませんけどね^^;

BMW 新型M3はこの6段マニュアルモデルの他に来年以降DSGと同じようなダブルクラッチ機構をもつ2ペダルMTを投入してくる見込みで、この2ペダルMTモデルの価格は1000万円を余裕で超えてくるものと思われます。

2007/9/5 追記(その後の国内メディア論評と個人的主観まとめ)

国内メディアでもBMW 新型M3、しかも右ハンドルモデルの試乗レポートが出始めました。やはり事前の海外メディアの評価通り、上質な乗り心地とスポーツカーというよりは「高級車」としての質感のほうが前面に出ているモデルのようです。いくら先代の直6よりも軽量なV8を搭載しているとはいえ、装備の更なる高級志向による重量増加が大きなマイナスポイントかもしれません。最初は軽量なV8に素直に凄いと思い、総重量のことをあまり気にしていませんでしたが、やはり総重量の大幅な増加はスポーツカーにとって何もいいことないのだなと再認識しました。BMWはM3を高性能モデルとして存続させるよりも、高級車としてブランド化したいのでしょうか・・・

アウディのRS4・S4がBMWのM3同様にV8化しているにも関わらず、このような「微妙な評価」を受けないばかりかエンジン性能・フィールを評価されているのに対して、8400rpmまで回る高回転型ながらフラットトルクで乗り易いエンジンを搭載する新型M3の評価が「奥歯に物が挟まった」ようになっているのは、従来モデルと比較しBMW新型M3が何かを失ったと感じさせるものがあるのかもしれません。

やはりBMW E46 M3に搭載されている名機S54エンジンの後継としてこのようなエンジンが搭載されたモデルが出てきた事を考えると、皆がM3に期待しているもの、BMWとして今後売って行きたい物の間にギャップがあったのかな。このような論評を見ると今更ながらS54エンジンを味わいたくなってしまいますね。車はパワーだけでもないしエンジンだけでもありませんが、やはりその車の性格を決める要素としてエンジン特性の比重は高いと思います。車の良し悪しを超えて「その気にさせるエンジン」というものがこの世には存在しますし、E46 M3を愛する人々が新型 M3に対して見せる心境はRB26DETTに未練たらたらの私が新型 GT-Rを多少冷ややかに見ている心境に似ているのかもしれないと、今回のことを振り返り思いました。

2007/09/17 五味康隆さんのレポートから

某サイトに掲載された五味氏のレポートによると、BMW 新型M3はパワーボタンのONとEDCをハードに設定することで全く違う車に激変するそうな・・・。他社のレポートには一切出てこなかった話なので、非常に気になりますね。相当スパルタンに変化するそうで、アクセル操作にシビアになる点などは先代搭載のS54エンジンを彷彿とさせます。やはり新型M3のポテンシャルはまだまだ未知数な部分が多いようです。

2007/10/10 追記

カーグラフィックTVの新型M3インプレッション(ポルシェとの比較)

カーグラTVでは新型M3ポルシェ911GT3との比較で特集していました。出演者のコメントを要約すると・・・田辺さんは「洗練されているといってもいいレベル」と表現し、BMW好きの新井氏は「最初はとまどったが長い時間乗っていると新型M3の乗り易さが好印象に」、塚原氏は「程度のいい(M3の)直6モデルを探す人が増えるんじゃないか」、松任谷さんは相変わらずの独特なコメントを残していました(汗)。前述したパワーボタンを押した状態でもやはり全般的にはスポーツカーとしての刺激は少なくなり、超高性能&高級なスポーツクーペという路線にシフトしたことは間違いないですね。でもまぁこればっかりは自分で乗ってみないと分からないですねぇ。ひとつだけ確かなことはM3がこういう仕様になるのであれば、仮に私がこのクラスを買うことになったとしても、M3とアウディS4&RS4とで迷う可能性はほぼ無くなったということでしょうか。それにしてもポルシェ911 GT3は格好よかったな・・・。GT3は現在一般人(と言っては語弊があるが)が望みうる最良のポルシェでしょうね。

関連記事:東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など
関連記事:BMW M3 E92 インプレッション
関連記事:BMW New M3
参考記事:BMW、新型M3クーペを販売開始
参考記事:新型BMW M3、待望の国内デビュー

2007年8 月 4日 (土)

BMW M3 E92 海外メディアのインプレッション

新型BMW M3 E92

新型 BMW M3E92インプレッションが各雑誌に掲載され始めましたね~。タイトルには「インプレッション」とありますが、勿論一般人の私がまだ日本に上陸していない新型M3に乗れるはずもなく、試乗されたプレスの方々の感想をまとめたものになります(汗)。

いつも通り国内メディアがひたすら大絶賛しているのに対して、海外のメディアには一部辛口なコメントが見受けられます。あとE92 BMW M3のエンジンオイル潤滑方式がウェットサンプ方式か、ドライサンプ方式かでメディアにより事前情報に差異がありましたが、どうも新型M3に実装されるのはドライサンプ方式みたいですね。そういえばBMWで過去にドライサンプのマシンなんてあったっけ・・・。ドライサンプ化すればエンジンの搭載位置が下げられ、低重心化できるため今回V8エンジン化した新型M3には非常に重要なファクターなのですが・・・一体どっちが本当なんだろう^^;

気になるE92 BMW M3に対する海外メディアの辛口コメントですが、まとめると以下の二点に集約されているように思います。

・低回転から5000前後までの加速フィール、エンジンサウンドなどが大人しすぎる。トルク特性がリニアになったせいかスパルタンという印象はなく、E46 BMW M3のような刺激が無くなった。

まぁ、これは書いている本人達も言っていることですが新型E92 M3のエンジンが「出来が良すぎてつまらない」という甚だ贅沢な悩みで、普通の車なら当然マイナス評価にならないはずなんですが、この手のスーパースポーツには重要な要素ですよね。それだけ新型M3は各所で期待されているということでしょう。ただこれには注意書きがあって5500rpmからレブリミット近辺の8400rpmまで回した時の加速感、金属的なサウンド、フィーリングは従来以上に凄まじいものがあるそうです。結局、この回転域まで回すとE46 M3とは別格という風に評価がまるで変わっているメディアもあるので、なんだかんだと欠点見つけては無理やりけなすあたりは国内メディアと違って面白いですね。

もう一点は・・・

アウディ RS4 や最近出たばかりの新型メルセデスC63AMGなどのライバル達に対して新型E92 BMW M3は絶対的な優位性を持っていない。

アウディ RS4の出来の良さは各方面で語られているのでなんとなく理解できますが、メルセデスのC63AMGが意外なほどの高評価を受けていることが、今回のE92 BMW M3 の評価に影響しているような気がしますね。確かにアウディRS4はコクピット周りもレーシーな雰囲気でまとめられていて走りの部分も洗練されていると言われていますし、汎用性という意味でもセダン・アバントモデル共にクーペボディのBMW M3より有利と言えます。メルセデスのAMGモデルも新型 E92 BMW M3やアウディ RS4を超えるAMGオリジナルエンジンを搭載していたりとスペック的に凌駕している部分も多いので、これを迎え撃つ新型E92 BMW M3としてはそれ以外の要素、彼等が得意な走りやフィーリングでもっと差をつけるべきだったんでしょう。ここ数年BMWの流れできていたドイツ自動車業界がアウディの攻勢やメルセデスの復活で再び面白くなってきていると考えるべきなのかな。国内の状況考えると羨ましい限りですね~。

関連記事:東京モーターショー2007(その7) BMW 新型M3セダン&クーペの画像など
関連記事:BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション
関連記事:BMW New M3
関連記事:フランクフルトにC63AMG エステートが早くも出展

2007年7 月24日 (火)

BMW 新型X5の先進性

BMW X5の画像

仮に十分な予算があり、2台の車を所有することができる環境にあるとしたら・・・一台はリアルスポーツ、もう一台は釣り用のバスボートなどが牽引できファミリーユースに使用できる車を選択すると思います。前者は勿論ポルシェ911ターボ、後者はBMW X5になるかもしれません。半年前ならSUVの候補にはVW トゥアレグポルシェ カイエンSが候補に入ったかもしれませんが、今なら先月国内で発売になったばかりのBMW X5でしょうね。カイエンは機能的には新型のほうが良いのは間違い無いのですが、デザイン的には旧型の顔のほうが好きだったんだよなぁ・・・

このBMW X5、BMW自身はSUVとは呼ばずSAVスポーツ・アクティビティ・ビークル)という位置付けで売り出しているようです。このネーミングは中々BMW X5の性格を体現していて良いと思います。デザイン面の趣向はカイエンとは逆で先代のX5よりも新型のほうが好みですね。先代のX5のデザインはどこか「ドン臭い」雰囲気が感じられ好きではなかったのですが、今回のBMW X5は洗練されていながらマッシブなフォルムというイメージでとても好印象です。

プレス発表によるBMW X5の主な特徴は以下の通りです。

ニューBMW X5の特徴

· ダイナミックなハンドリングと安全性向上に寄与するアクティブ・ステアリングの採用
· 電子制御前後駆動力配分4輪駆動システム xDriveを搭載
· BMW初のサード・ロー・シート(3列目シート)がオプションで選択可能
· 高速データ通信システムFlexRayテクノロジーを世界で初めて採用したアダプティプ・ドライブがオプションで選択可能

ちなみにBMW X5は全グレード共にアクティブ・ステアリング、アダプティブ・ヘッドライト(コーナリング・ライト付)、ランフラット・タイヤ、iDriveシステム付HDD ナビゲーションシステム、レーザー・シートは全てのX5モデルに標準装備だそうです。。。いやはや凄いスペックですね(;^_^A アセアセ・・・

気になるX5の価格は V8 4.8リッター 355ps の X5 4.8i が9,630,000 円で、伝統のストレート6搭載で272psの3リッターモデル X5 3.0si が7,530,000 円。価格帯、スペック共にX5は新型カイエンと真っ向勝負といったところでしょうか。

注目はBMW X5にもカイエンにも先進のアクティブ・スタビライザーが搭載されていることです。ポルシェのカイエンに搭載されているシステムはポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)で、BMW X5に搭載されているのはアダプティプ・ドライブ。両者の大きな違いがポルシェ カイエンがロール制御を安全性・オフロード性能強化に振っているのに対して、BMW X5が快適性と走行性能の向上に力を入れている点です。

特にBMW X5のシステムは最先端の制御系車内LANインタフェース規格であるFlexRayテクノロジーを採用していることは注目すべき点だと思います。ちなみにBMW X5は世界初のFlexRayテクノロジー搭載車で、現在一般的に普及しているデータバス規格「CAN」と比較するとデータの転送速度が10倍で信頼性も向上しているため、サスペンション間でのデータのやり取りをより高速にこなすことができ、結果として制御のレスポンス・正確性が格段に上がる可能性を秘めています。まぁ、実際の制御精度はセッティング次第なのでポルシェのシステムがBMW X5と比べて大幅に劣るとは思えませんが^^;

またBMW 5シリーズなどでは違和感があると不評だったアクティブ・ステアリングも年々熟成が進んでおり、現在のBMW 5シリーズ3シリーズに搭載されている同システムは以前のような違和感を感じさせないフィールになっているようです。当然最新のBMW X5にもこの熟成されたアクティブ・ステアリングが搭載され、おまけにBMW X5は標準装備。

この車の先進性はこれだけではないのですが、これだけでもBMW X5は十分買いの一台ですね。

関連記事:東京モーターショー2007(その8) BMWコンセプトX6アクティブハイブリッドと新型X5の画像
関連記事:BMW 1シリーズ クーペ
参考記事:最速のBMW X5 Lemans Conceptが激走!!!
参考記事:東京モーターショー2007 BMW X5 4.8i
参考記事:フルチェンジしたBMW X5が日本市場デビュー
参考記事:BMW New X5を試乗した
参考記事:BMW、X5を7年ぶりにフルモデルチェンジ

2007年7 月 5日 (木)

BMW 1シリーズにクーペモデル追加 135iに注目

BMW1シリーズクーペ 135i

BMWの1シリーズに新しくクーペボディが追加されました。BMW1シリーズクーペのデザインは1968年から1975年にかけて発売された2ドアセダン「BMW 2002」をイメージしているそうな。どんどんボディが大きくなる3シリーズと比べると1シリーズクーペはコンパクトで車重も軽そうなのでよさげですね。リアオーバーハングも伸びていることもあり、積載能力自体もUPしているようで使い勝手もよさげです。さすがにリアシートは狭そうですけどね。BMWのことですから、きっとこの1シリーズクーペは前後重量バランスもいいのでしょう・・・ちょっと欲しいかも。

BMW1シリーズクーペ 135i エンジン

1シリーズクーペは本国ドイツと北米向けのモデルらしく、北米向けには3リッター直6の128iと同じく直6のツインターボ135i(多分335iと同じ直噴ツインターボ)、ドイツにはディーゼルモデルも2モデル登場するみたいです。M社からこの1シリーズクーペベース(135i)のM1とかでちゃったりするのかなと妄想してみたり。

ただ、BMWはM1の可能性に関しては繰り返し否定しているのでM社からM1が出ることはおそらくないでしょう。。。何より335iに搭載され早くも名機の呼び声高い直噴3リッター・パラレルツインターボの新エンジンが搭載される135iがラインナップにあるので、これで十分という気もします。私ならマチガイナク135i狙います。この新エンジンはピエゾ素子を用いた最新のインジェクターを搭載しており、他ではメルセデスのCDIエンジンなどにも採用されている先進のインジェクターです。実はこのピエゾ素子を採用したモーターを搭載しているドイツ製の鉄道模型を持っているのですが、中々こいつが精緻な動きをするんですよ。部品としては電動で持ち上がるパンタグラフのモーターに採用されているのですが、これはとても面白いギミックです。このようにドイツは車だけでなく、産業界全体・・・玩具の領域においてすらピエゾ素子の研究が進んでいるのだと思います。

日本では年々クーペボディの車種は減ってきていますが、ヨーロッパのメーカーは専用部品などを増やしたりしてきちんと作りこんできますね。BMW 1シリーズクーペを見るとクーペという昔からある形態にも関わらず、デザイン性が年々進化しているのはさすがだなぁと思います。過去のBMWクーペモデルの中でもかなりいいデザインじゃないかなぁ。

でもこれでも初代M3よりは大きいんですよね。BMW 1シリーズクーペは日本市場に入ってくるかは微妙ですが是非導入してもらいたいです。

BMW1シリーズクーペ 135i リア

・2007/07/28 追記
ちょっとじゃなくてかなり欲しいかも(苦笑)。特に135iのスペックが刺激的です。
BMW 1シリーズクーペは1シリーズのハッチバックモデルと比較し長尺物が入れられるようになり利便性が上がったことと、肥大化し乗り味もマイルド方向に向かっていると言われている新型M3よりも断然魅力的に思えます。価格も直噴ツインターボの135iが500万そこそこで出てくるようなら、ちょっと考えちゃいますよねぇ・・・

・2007/10/07 追記

BMW、1シリーズにカブリオレを追加

本国ドイツで1シリーズクーペ(カブリオレ)が正式発表になったようです。一部オートバイテルさんの記事を引用しています。エンジンは事前情報通り、ディーゼル仕様とガソリン仕様の計5種類。注目はやはり335iに搭載されているパラレルツインターボのBMW 135iカブリオレでしょう。このモデルのみ入念に改良されたMエアロダイナミクス・パッケージが標準装備されるとのこと。その他、BMW 125iカブリオレに搭載される最高出力160kW(218ps)の6気筒直噴ガソリン・エンジンと、BMW 120iカブリオレBMW 118iカブリオレに搭載される最高出力125kW(170ps)および105kW(143ps)の、2種類の新開発4気筒直噴ガソリン・エンジン、それにBMW 120dカブリオレに搭載される最高出力130kW(177ps)の新世代4気筒ディーゼル・エンジンがラインナップされる。BMW 1シリーズ・カブリオレは4人乗りで、電子油圧制御式のファブリック製ルーフの操作時間は22秒以下。また、低速走行時にも操作できる。

日本での発売が決まる前にラインナップだけは凄い勢いで増えてますね。。。エンジンも一部新開発のものがありますし、ちょっとびっくりです。北米での発売は確か来年だったはずですが、ドイツ本国では普通のクーペはもう販売されているのかな?^^;

関連記事:BMW New M3
関連記事:BMW M3 E92 インプレッション
関連記事:BMW 1シリーズ にコンバーチブルモデル追加
参考記事:BMW、1シリーズクーペを発表
参考記事:BMW、1シリーズクーペを発表(ワールド・ティザー)