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インプレッサ レガシィ

2008年2 月 2日 (土)

スバル レガシィのボクサーディーゼル エンジン

スバルボクサーディーゼルを開発中だという話は聞いていましたが、どうも想像以上に出来が良いようです。

WebCGのレガシィ・ボクサー・ディーゼル海外試乗記

水平対向エンジンとディーゼルの相性

元々、水平対向エンジンは直列4気筒やV6エンジンに比べて上下方向の振動が少なくなるメリットがあるのですが、エンジンの構造上車体幅を拡張しない限りショートストロークになってしまうため、ある程度のパワーを搾り出そうとすれば高回転型エンジンになりがちで、トルクも同クラスと比べ細くなりがちです。このようなことから水平対向のディーゼルが無事に完成すれば、このようなボクサーエンジンの特性を生かしながらもディーゼルならではの低回転での高トルクが期待できるので面白いエンジンができると思っていました。

ただ最近主流になりつつあるコモンレール式のディーゼルエンジンは精緻な燃料噴射が必要だったり、特にスバルの場合は求められるエンジン強度をコンパクトな水平対向エンジンで実現しなければならないなど、技術的にもハードルが高いと思っていたこともあり、そんな簡単にはいかないだろう・・・と思っていたのですが、スバルの技術陣はこれらの課題を全て解決してきたようです。いや、全くもって素晴らしい!

燃料噴射システムはメルセデスのディーゼルモデルなどに搭載されているボッシュ製ではなく、噴射圧1800barのデンソー製のコモンレールシステムのようで、このコモンレールシステムは今後スバル車だけでなくトヨタの各車種にも展開されていく可能性がありますねぇ。

最近車の話題にアンテナを張っていなかったせいか、職場の喫煙所で某GM殿から「新しいボクサーディーゼルが凄いらしい」と言う話を聞くまでここまで開発 が進んでいることさえ知らなかったのですが・・・いやはや、スバルは最初からきっちり仕上げてきたようで非常に楽しみですね。実はこの職場の方は現在アウ トバックを乗られているので、この新しいディーゼルボクサーにも興味深深の御様子・・・。ガソリン高騰の今、とても注目されるエンジンであることは間違いな さそうです。

スバル レガシィ ボクサーディーゼルの欧州、そして日本発売時期

新開発のボクサーディーゼルはまず最初に今年(2008年)の春、欧州でレガシィに搭載されて発売されるようです。日本国内での販売時期は未定のようですが、2010年初旬頃には国内でも発売されるのではないかと言われています。

関連記事:レガシィ Tuned by STI
参考記事:スバル、欧州市場に投入する水平対向ディーゼルを日本にも導入

2007年11 月26日 (月)

東京モーターショー2007(その9) インプレッサSTIとランサーエボリューションⅩ

東京モーターショー2007、国産車の中でGT-Rに次ぐ注目モデルが今回紹介する、スバル インプレッサWRX STI三菱ランサーエボリューションⅩでしょう。今までインプレッサSTIに関しては何度か取り上げていますが、今回あえてランエボⅩこと、ランサーエボリューションと並べて書いているのには訳があります。まずは新型インプレッサWRX STIの画像です。

東京モーターショー2007 インプレッサSTI画像

皆さんどう思います?sweat02インプレッサSTIに関してはテクニカルなことは以前の記事でも触れているので、今回は実物を見た際の印象のみ書きます。まず気になるのはインプレッサSTIの周りに人が少ない事、もう一つはシリーズ中最もHOTなモデルでWRCモデルのベースモデルとなるというのに・・・悲しくなるほどオーラが無い^^;

まぁこれは個人的な好みと展示車の色の問題もあるでしょうが、いくら車作りの面でエンジニアが誠実に仕上げてきてもこの実物の格好悪いことときたら・・・。特にこのフロントグリル周りの造形は写真以上に実物がひどかったです。STIだけでなく新型インプレッサは車自体の基本設計はとてもよくまとまっていると思えていただけに、実物を見て余計に残念に思ってしまいました。

東京モーターショー2007 インプレッサWRX画像

お次は新型インプレッサWRX STIベースのWRC参戦モデルです。ここまでくるといくらかマシに見えますね。是非とも頑張って欲しいものです。

東京モーターショー2007 ランサーエボリューションⅩフロント画像

今まであえて?触れなかった三菱ランサーエボリューションⅩの画像です。写真で見た時は一瞬「ガンダムか?」と思いましたが、実際に見てみると「よく見れば格好いいガンダムかも?」に印象が変化しました(汗)。何が言いたいかというと・・・インプレッサと逆で写真より実物の方が良かったですよと・・・。正直なところ、ランエボブースは内心「飛ばしてもいいかな?」と思うくらい関心が無かったのですが、実際目の前にしてみると好き嫌いは別として存在感のあるエクステリアデザインだと思いました。

今回のランエボこと、ランサーエボリューションⅩはプラットフォーム及びエクステリアデザイン面ではギャランフォルティスをベースに作られています。三菱側は従来の車種体系のイメージからこのプラットフォームを「ギャランフォルティス」ブランドにしたようですが、ランエボの持つブランドイメージを考えれば素直にランサーを格上げすればいいのに・・・と思った人も多いのではないでしょうか。

東京モーターショー2007 ランサーエボリューションⅩサイドリア画像

今回のランエボⅩはエンジンルーム周りからフェンダーにかけての排熱加工は勿論、リアバンパー下には簡易的?ながらもデュフューザーを装備していたりして中々精悍な印象です。エンジンは従来の4G63に比べレスポンスに優れる、4B11型2000cc直列4気筒MIVECエンジンベースの新設計エンジンを搭載しています。GT-R 同様、シリンダーブロックは鋳鉄からアルミに変更になっている為、チューニング耐性は下がっている可能性がありますね。

ただランサーエボリューションⅩの最大のトピックは、ライバルであるインプレッサWRX STIには採用が見送られた新開発の「Twin Clutch SST」と呼ばれる2ペダルマニュアルが搭載されているモデルが設定されていることでしょう。Twin Clutch SSTの基本的な機構はVW/アウディグループのDSGや新型GT-Rに搭載されている2ペダルMT同様、ツインクラッチタイプのトランスミッションです。

すでに新型ベースでのWRC参戦が決まっているインプレッサと、参戦が未定(というか会社がそれどころじゃない?)のランサーエボリューション。一体どちらが売れるのでしょうね^^;

関連記事:次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT
関連記事:新型インプレッサWRX STIも公式サイト開設
参考記事:スバル、東京MSにコンセプトカー2台を世界初披露…インプSTIも初公開
参考記事:東京モーターショー2007 スバル インプレッサWRX STI
参考記事:東京モーターショー2007:富士重工業 インプレッサ WRX STI(世界初披露)

2007年9 月28日 (金)

新型インプレッサWRX STIも公式サイト開設

10月24日の東京モーターショーでのワールドプレミアに向けて新型GT-Rに続き、新型インプレッサSTIの公式サイトも開設されました。

インプレッサSTI告知サイト

色々と憶測のあった車名も結局従来のインプレッサWRX STIで確定したようですね。この公式サイトには薄暗い画像ですがイメージ写真も掲載され、近いうちに開発者インタビューなどもUPされるとのこと。メルマガによる情報発信もされるようなので、これからの最新情報更新が楽しみです。公開されている画像を見ると事前のスパイフォト同様、S-GTなどと比較してかなりマッシブなフォルムで期待できそうな感じです。

今回のインプレッサWRX STIは新型GT-R同様、非常に期待・注目度が高いようですね。このブログでもインプレッサで検索してくる人はゴルフ、GT-Rに次いで多くなっています。ちなみに下記のリンクにあるトラックバックキャンペーンではスバルWEBコミュニティで使用のニックネーム、「WRCシール希望」のキーワードを含んだ記事を書くことによって、スバルブログからのトラックバックとWRCシールプレゼントの特典があるそうです。

GT-Rの公式サイトといいインプレッサSTIも盛り上がってきましたね!

2007/10/05 追記

新型インプレッサWRX STIの開発者インタビューが掲載されました。

以下、インプレッサWRX STI公式サイト からの転載です。

「NewインプレッサWRXSTIは、操作に対する忠実なレスポンスとトラクション、そしてスタビリティという点で一切妥協がありません。その上で、まずコックピットに座った瞬間、すぐにでも走り出したくなるような雰囲気を作り出しました。そして走り出した瞬間、速くて、疲れず、ワクワクし、何時間でも乗っていたくなるようにニュルブルクリンクをはじめさまざまなところで走りを磨き上げました。実際にこのクルマに乗っていただければ、ドライバーはもちろんパッンセンジャーも、我々が提案する新しいスバルの哲学、走りの質感、さらにドライビングプレジャーを瞬時に理解していただけると思います。ですからぜひ一度NewインプレッサWRX STIのステアリングを握り、それを実感してほしいですね。」

この他にもリアルスポーツとしてのパフォーマンスだけでなく、マニアックなキャラクターからの脱却と質感の向上を目指したようなことを強調して書いてありますねぇ。インプレッサS-GTで評判のいい新設計のリアサスペンションに関する記述なども自信の程が伺えます。リアサスにダブルウィッシュボーンかぁ・・・リアの挙動に不満を持つゴルフ乗りには羨ましい話ですね。

2005/10/10 追記

上記の公式サイトで

新型インプレッサWRX STIのプロトタイプ画像

が正式公開となりました。全体的なボディライン、迫力のある前後ブリスターフェンダーや専用ホイールはとても格好いいのですが、フロントグリルデザインの不細工さ加減はどうしようもないといった感じですね。。。この新型インプレッサWRX STIは東京モーターショーで参考出品とのことです。

関連記事:東京モーターショー2007(その9) インプレッサSTIとランサーエボリューションⅩ
関連記事:次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT
参考記事:東京モーターショー2007 スバル インプレッサWRX STI
参考記事:スバル、東京MSにコンセプトカー2台を世界初披露…インプSTIも初公開
参考記事:東京モーターショー2007:富士重工業 インプレッサ WRX STI(世界初披露)

2007年8 月23日 (木)

実のある限定車 - レガシィ tuned by STI

スバル レガシィに特別仕様車、tuned by STIが追加されました。私が最初に買った車であるBG型レガシィGT-Bも同じく特別仕様車のLimitedだったこともあり、スバルの特別仕様車は結構チェックしちゃうんですよね。レガシィをはじめ、スバルの特別仕様車って実があるものが多いので面白いんです。

レガシィ tuned by STI

今回のレガシィ tuned by STIは今までのレガシィの特別仕様車と比較すると中々気合の入ったモデルになっています。

以下、レガシィ tuned by STIの主な仕様(変更点)です。

■内装
ブラックインテリア[ピラートリム、ルーフトリム、リヤゲートトリム(ワゴン)]
ダークメタル調加飾
STI製サイドシルプレート(フロント・リヤtuned by STIロゴ入り)
プレミアムアクセサリー:STI製オリジナル本革アクセスキーケース

■シート
アルカンターラ*(グレー)/レザー(ブラック)シート[フロント低反発クッション、STIロゴ入り]
シート材質 アルカンターラ:シート座面+背面、ドアトリム/本革:ヘッドレスト+シートサイド
シートポジションメモリー機能付運転席8ウェイパワーシート/助手席8ウェイパワーシート

■操作性・計器盤・警告灯
専用エレクトロルミネセントメーター(STIロゴ入り/260km/h表示)
[マルチインフォメーションディスプレイ/ECOゲージ&Info-ECOランプ/シフトアップインジケーター(MT車)]
STI製ロゴ入り本革巻ATセレクトレバー(AT車)/本革巻MTシフトノブ(MT車)

■視界
クリアビューパック[リヤフォグランプ(B4はバンパー埋め込みタイプ、ワゴンはLED)/
ヒーテッドドアミラー/フロントワイパーデアイサー/リヤ間けつワイパー&ウォッシャー(B4)]

■足回り・メカニズム
STIチューニング・ビルシュタイン製ダンパー(フロントは倒立式)
STI製チューニング・スプリング
ブレンボ製17インチ対向4ポットフロントブレーキキャリパー(ブラック塗装)
ブレンボ製17インチ対向2ポットリヤブレーキキャリパー(ブラック塗装)

STI製ピロボールブッシュリヤサスペンションリンク(ラテラルリンクフロント・ラテラルリンクリヤ内側)
STI製スポーツマフラー(φ65デュアル×2・STIロゴ入り)
STI専用チューニングECU/TCU(AT車)
STI製フレキシブルタワーバー
STI製ステンレスメッシュブレーキホース
STI製18インチ×7.5Jアルミホイール&225/40R18タイヤ(ポテンザRE050A)

■外装
STI製フロントアンダースポイラー
STI製トランクスポイラー(ハイマウントストップランプ内蔵)
STI製tuned by STI オーナメント(リヤ)
UVカット機能付濃色ガラス

気になる価格は↓な感じです。STIパーツの値段など考えるとお得な仕様ですが、さすがにレガシィで400万超えには唸ってしまいますね。

【レガシィ ツーリングワゴン 「 tuned by STI 」】
6MT             ¥4,273,500
スポーツシフトE-5AT   ¥4,273,500

【レガシィ B4 「 tuned by STI 」】
6MT             ¥4,137,000
スポーツシフトE-5AT   ¥4,137,000

レガシィSTI・・・それにしても凄い仕様だ・・・ROMチューンだけでなく、ブレーキ・サスペンションとバランスよく底上げしている感じで好印象です。STIパーツてんこもりですね。特にブレーキはリアにまでブレンボ入れているところに注目です。

デザイン的にも格好いいし、レガシィの標準モデルにしちゃってもいいような・・・ちなみにレガシィ tuned by STIは限定600台の発売だそうです。

2007/10/05 追記

スバルの公式ブログの記事によると、8月7日に発売した「レガシィ tuned by STI」が早くも9月下旬に限定台数の600台全ての出荷を終了したとのこと。かなり早いペースで売り切れましたね。今回の限定車は魅力的だったもんなぁ・・・。スバル&STIには是非このレベルのカタログモデル化をお願いしたいですね。なんだかんだでレガシィのこの手のモデルは需要あるんですから・・・

関連ページ:次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT

レガシィ tuned by STI 限定台数 全ての出荷を終了いたしました。
スバル、レガシィに特別仕様車「tuned by STI」発売
レガシィ Tuned by STI 誕生
レガシィ「tuned by STI」プレス試乗会レポート

2007年8 月10日 (金)

次期インプレッサ STIと新型インプレッサ S-GT

先月上旬くらいから新型インプレッサ STIバージョンと思われる車がドイツ・ニュルブルクリンクのノルトシュライフェ(北コース)でテストを開始したようですね。今までドイツ車中心の話題だったので書こうか書くまいか迷っていましたが、元スバル車オーナーとしてはWRCカーのベースモデルとなる新型インプレッサWRX(今回のモデルからインプレッサS-GT)のSTIバージョンは書かない訳にはイキマセン。下の写真がニュル北コースにてテスト中と思われる新型インプレッサ STIのスパイフォト です。

新型インプレッサのベースモデルである1.5リッターモデルの写真を見た時には正直「インプレッサはどうしちゃったの?」と思いましたが、さすがにインプレッサWRXのSTIバージョンともなるとカバー越しにもオーラが漂っているのが分かりますよね。STIのパワーは2.5リッターターボで320psという予測が出ています。どんな特性のエンジンなんでしょう・・・ベースのインプレッサS-GTに搭載されているエンジンの評判は全般的に好評ではあるものの、刺激が足りないとのコメントも数多く見受けられますね。

またエクステリアに関して・・・今回のインプレッサはどことなくサイドからリアにかけてのラインがBMW1シリーズに似ていたり、フロントフェンダーの盛り上がり方がゴルフⅤに似ているような気がするのは私だけでしょうか・・・

従来のインプレッサは「マニアに受ける」WRXないしはWRX STIバージョンなどのホットモデルと、「意外にお買い得な」ベースモデルというよりは最廉価版1.5リッターのワゴンモデルでインプレッサシリーズ全販売台数の9割以上を占めていたそうです。面白いのはこの内セダンモデルの9割がWRX(STI含)で、1.5リッターモデルのほとんどはワゴンモデルということでしょう。ほんと色んな意味で偏っていますね。ゴルフⅤも日本国内ではGTIの比率が高いので状況的には似ているのかもしれませんが、インプレッサほど極端じゃないのは各々のモデルのカテゴライズがきちんとできているからでしょう。

スバルとしては今回の新型インプレッサは従来のような偏った層だけに支持される車ではなく、世界戦略車として通用するハイパフォーマンスカーとして売りたいそうで、単なるドライバーズカーではなく同乗者の快適性にも重点をおいて開発されているとのことです。

新型インプレッサ S-GT

インプレッサ STIバージョンのベースとなるであろう、新型インプレッサ S-GTは「同乗者の快適性を考えたハイパフォーマンスカー」というテーマが吉と出たのか、特にサスペンションに関しては「よく動くリアサス」と「(荒れた路面で追い込んでも)グリップ感を失わない」とかなり評価が高いようです。ただ1400kgの車重に250馬力を誇るエンジンを搭載するハイパフォーマンスカーとしては組み合わされるミッションが5段マニュアルと4段オートマで、なおかつその4段の繋がり具合があまりよくない御様子。いくらSTIバージョンが6段マニュアル搭載しててもこれじゃぁなあ・・・これだけでもゴルフⅤなどに対して優位性があるとは思えませんね。でもリアサスの出来が良いのはかなり羨ましいですが。。。

関連記事:東京モーターショー2007(その9) インプレッサSTIとランサーエボリューションⅩ
関連記事:新型インプレッサWRX STIも公式サイト開設
参考記事:東京モーターショー2007 スバル インプレッサWRX STI
参考記事:新型インプレッサSTIバージョン スパイ動画
参考記事:スバル、東京MSにコンセプトカー2台を世界初披露…インプSTIも初公開
参考記事:東京モーターショー2007:富士重工業 インプレッサ WRX STI(世界初披露)