最近の記事

Google
 

« 製造メーカーによる客車スケールの違い | メイン | メルクリン(39835) BR182 Taurus ポルシェの電気機関車? »

2007年12 月15日 (土)

メルクリン(39579) DB BR103.1

ドイツの電気機関車というとDB(ドイツ鉄道) BR 103.1を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。何を隠そう、私がメルクリン(というよりも欧州型鉄道模型)を始めたいと思った最大の動機がこのBR103.1の鉄道模型がどうしても欲しかったからということがあります。

卵型で流麗なデザインを誇るDB BR103.1はドイツ本国だけでなく、日本をはじめとした世界中で人気のある電気機関車です。103.1という形式名は知らなくても「ラインゴルトを牽引していた小豆色とクリーム色の電気機関車」ということで記憶されている人も多いのではないでしょうか。すでに第一線は退いていますが、人気だけでなく実力も中々のものでTEE及びF-Zug(後年のIC/ECに相当)の最高速度を200km/hに引き上げられるべく、ドイツ鉄道の次期主力機として開発された電気機関車でした。

後継のBR120に不具合が多かったこととBR103.1の機関が思いの他丈夫で良好だったことから、つい最近まではドイツでも一部区間で走っていたようですが、現在はほとんどが廃車されていると聞いています。残念な話ですが、熱心なファンが動体保存しているとか・・・。

それでは本題のメルクリンの103.1モデルの紹介をしたいと思います。下の画像がメルクリンが2003年のインサイダーモデルとして発売したBR103.1の137号機モデル(39579)です。

メルクリン(39579) DB BR103.1

私がメルクリンを始めたのが2006年の秋だったのですが、この当時はTEEカラーのBR103.1はメルクリンのカタログモデルから落ちており、発売から三年経ったインサイダー限定モデルが手に入る可能性があるモデルの中で一番魅力的に思えたので方々で探していました。結局USのe-bayで割安で出品されていたものを購入できました。

このメルクリンの39579というモデルはメルクリン初のパンタグラフ昇降機能を搭載しているモデルで、サウンド機能などは省略されているものの車体のディテールやLEDランプの照度など含めて中々満足度の高いモデルになっています。やはり金属製ボディはいいものです。

メルクリン(39579) DB BR103.1パンタグラフ画像

パンタグラフはシングルアーム形状のタイプで、昇降機能はピエゾモーターを採用しています。昇降速度は速すぎず、遅すぎずで良いのですが片方のパンタグラフのみ動きがギクシャクしているのが唯一残念な部分でしょうか。これは個体差というよりも構造上の問題のようですのでしょうがないですね・・・。ちなみにこのピエゾ素子を用いた機構、技術的にはドイツが一番進んでいるらしく、ここ数年のメルセデスベンツBMWの直噴エンジンにもこのピエゾ素子を用いたインジェクションシステムが採用されていたりします。

関連記事:メルクリンの長所
参考記事:So-net blog:Spielkiste:BR 103 137-6 / DB Ep.IV

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0120a684c8ea970b0128758698a4970c

Listed below are links to weblogs that reference メルクリン(39579) DB BR103.1:

コメント

hioka

はじめまして。

今頃ですが・・・当方のblogにリンクしていただいてありがとうございます。

メルクリンをする上で欠かす事ができないアイテムだと思ってしまう103ですが、実は私は持ってません。こうやって見るととても魅力的に感じてしまいますね♪ただ・・・牽引する客車が無いんですが(涙

これからもよろしくお願いします。

yoko

hioka様 はじめまして

実はメルぽっぽさん同様、メルクリンを始める前から参考にさせて頂いていたのでリンクさせて頂きました^^;

自分もスイス型は結構好きで持っている車両もhiokaさんと被っていたりします。
今後もスローペースですが車両紹介等していきますので、よろしくお願いいたします。

この記事へのコメントは終了しました。