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2007年8 月

2007年8 月19日 (日)

メルクリンの長所

HOゲージにおいて他の鉄道模型と比較したメルクリンの優位性、長所とはなんでしょうか。私もつい去年始めたばかりなのと、元々凝り性な性格から事前にメルクリン以外の鉄道模型メーカー・HOゲージも調べ、実際にメルクリン以外の鉄道模型をメインに取り扱うSHOPにも脚を運びました。

サイトなどを巡回していてまず目にするメルクリンの長所は・・・

・金属素材の堅牢な車体としっかりとした走り
・他の鉄道模型メーカー製品よりもRのきついカーブも走破できる走行安定性
・独自の交流3線式を採用していることによる通電のよさ(=走行安定性)

と言った感じでしょうか。

メルクリンの最新デジタルシステム

最近だと最新のメルクリンデジタルシステムとコントロールユニットである、セントラルステーション(以下、CSと略)やモバイスステーション(以下、MSと略)を利用した多彩な双方向通信機能も大きな魅力の1つです。ちなみにメルクリン・セントラルステーションは今年ソフトウェアが最新版にアップデートされています。

私自身、欧州型鉄道模型を始めたいなぁ・・・と思い始めてから色々調べているうちに最新の鉄道模型技術でまず最初に驚いたのがこのデジタルシステムによる車両制御、特に走行音や警笛音なども実車の音声から再現する機能がついていたことでしょうか。勿論これらの機能はメルクリンの交流3線式以外のDCC規格(直流2線式)鉄道模型でも実現している機能ですが、車体バリエーションの多さと多機能さでは相変わらずメルクリンは他の欧州型鉄道模型に比し優位性を保っていると言えるでしょう。これはある程度の大きなの基盤を内包できるHOゲージならではの鉄道模型の世界ですね、車体の小さいNゲージなどではこうはいきません。

たとえば最新のメルクリンデジタル対応デコーダーである、mfxデコーダーを搭載した有名なドイツ国鉄01型蒸気機関車はライトの点灯は言うに及ばず、蒸気を発して走行する実際の走行音や、投炭音が出るだけでなく蒸気の煙がでるギミックまでついています。しかもこれら走行音などのサウンドが模型を走らせる際のスピードに応じてリズムが変わったりするので、かなりリアルな走行シーンを再現できます。

このようにメルクリンは老舗で世界最大の鉄道模型メーカーというだけでなく、最新の技術を常に取り入れているので非常に魅力的なHOゲージだと思います。

参考記事:So-net blog:Spielkiste:Central Station アップデート版

2007年8 月17日 (金)

個人輸入

欧州型の鉄道模型を取り扱っている国内のショップも増えてきたようですが、未だに目にする機会は少ないかと思います。昔はメルクリンなどは大手百貨店などで手に入ったようですが、鉄道模型人口自体が少なくなったのと、テレビゲームの普及などの影響もあり徐々に市場が少なくなったのだということもあるのだと思います。

私が去年の夏から秋にかけてメルクリンをはじめようと思った際、色々な店に出向いたり、インターネット上で情報収集するうちに以下のような状況が見えてきました。

・地方に比べメルクリン専門店が比較的多い東京においても、最新の車両や機器類などをストックしている店が少ない。

・最新のシステムに日本仕様(国内電源対応)モデルが存在しない。

関税などを差し引いても現地と比較して非常に高価

このようなこともあり、メルクリンを始めるにあたって最初のスターターキットを個人輸入でドイツから取り寄せることにしました。私は釣り道具などでアメリカから直接個人輸入などをしていた関係でこのような形で商品を取り寄せることに抵抗はありませんでしたが、鉄道模型は初めて輸入することから色々と不安な面もありました。

ただ、このサイトでもリンクで紹介させて頂いている「名古屋メルぽっぽクラブ」の諸先輩方のアドバイスで、なんとか無事に取り寄せることができました。メルぽっぽ掲示板の皆さんには本当に感謝しています。現在の日本のメルクリンファンの方々は一度は覗いたことがあるサイトだと思いますので、是非一度訪れてみて下さい。

個人輸入の際の注意事項や実際に私が購入したSHOPなどは次の機会に紹介します。

メルクリンとは

本日から欧州型鉄道模型について初心者の方でも分かるガイド的なブログを始めようと思います。中でもここで取り上げるのは歴史的にも最も古くからあり、システム的にも最新のデジタルシステムである「systems」を利用できるメルクリン社の鉄道模型と、メルクリン社のシステム上で稼動可能なスイス型鉄道模型を取り扱うHAG社の製品を中心に紹介していきます。

日本ではNゲージなどが主流になっていますが、このブログで取り扱うのは車両サイズ的にもNゲージなどよりも大型のHOゲージと呼ばれる規格です。私自身もHOゲージは車両が大きいため、日本のような家屋が狭い環境だと遊び辛いのでは?と思われる方も多いかと思います。ただ実際に欧州型鉄道模型、特にメルクリン社のような優れたシステムを持つ模型の場合このようなデメリットは非常に小さくなるものです。

私自身も始めてから丁度一年程度の初心者なので、これから鉄道模型を始める方にもメルクリンを選んだ場合のメリットなども把握しやすいサイト構成にしようと考えています。最初はメルクリン社の製品の特徴や、最新システムである「systems」の解説。また模型だけでなく欧州鉄道全般についても綴っていこうと思います。