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フラットサイド クランクベイト

2009年5 月19日 (火)

スタンフォードの新作シャローレイザーシャッドとバラボーマー(ロングA)

N.I.B.トレーディングさんから待望のルアーが届きました。私が溺愛するスタンフォードルアーズの新作である「シャロー レイザーシャッド」と、ボーマー ロングA(15A)のオーストラリア限定仕様である「バラボーマー」です。

■スタンフォードルアーズ レイザーシャッド

シャローレイザーシャッド

公式サイトが移動したり、オンラインストアが閉鎖したりで個人的にも心配していたスタンフォードですが、ちゃんと操業しているようで安心しました。このレイザーシャッドはスモーキンシャッド同様、シャローモデルとミッドダイバーがあるのですが今回はシャローモデルのみ購入しました。実はこの他にUSのサイトにシャロー・ミッドモデルを数個発注しているのですが未だに来ない・・・。ミッドダイバーのほうは届き次第、紹介します。

詳しい解説はこちらを見ていただいたほうが正確だと思いますが、概要をまとめると・・・コンペティションモデルという位置づけで若干価格設定は上がっています(それでも安い・・・)が薄く超フラットなボディシェイプに相変わらずの綺麗で均一な仕上げ、全色フォイルフィニッシュ、カバーでの障害物回避性能を意識したコフィンリップ仕様・・・とスタンフォードマニアにはたまらないモデルです。正直C-FLATが個人的にはいまいちだったので、進化版?のこのモデルにはとても期待しています。でも久々のスタンフォードルアーで嬉しいですねえ。さっそく明日試しに行こう・・・。

■バラボーマー(ボーマー ロングA)

まずは写真を・・・。

バラボーマー

ご覧のとおり紛れも無くロングA(15A)なのですがカラーがすごい!バラマンディ用のオーストラリア限定仕様らしいのですが・・・こんなカラーリングのロングAがあるとは驚きですね。上段が「Holographic Mullet Gold(ホログラフィック・マレット・ゴールド)」、下段はなんと「Elton John(エルトン・ジョン)」というらしいですsign01

今までロングAはほとんど弟分の14Aばかり使ってきたのですが、フルサイズジャークベイト用に買ったキスラーのLTA6.3MHもきたことですし、しばらくこの二本を投げ込みたいと思います。ん~それにしてもこのカラー・・・エルトン・ジョンで釣りたい・・・・・。

2007年12 月19日 (水)

秘密のクランクベイト フラットシャッド ソニーBとフラットシャッド リトルPT

雨貝健太郎氏の著書「秘密のクランクベイト」の中でケビン・バン・ダムが100個単位で注文したルアーとして紹介され、一躍ブレイクしたフラットシャッド ソニーBと派生ワイドウォブリングタイプのリトルPTのお話です。

実はフラットシャッドのルアーのうち、最注目モデルであるはずのフラットシャッド ソニーBに関しては分からないことが多いです。秘密のクランクベイトに紹介されているフラットシャッド ソニーBと実際に売られている(た)ソニーBだと、本の写真に出ているモデルのほうが僅かに肉薄で、リップの取りつけ角度も違うような気がするんです。

実際のこの形状差がルアーアクションにどのような違いを生むのか何とも言えない部分もあるんですが、なんとな~くバスプロ達が競って買い占めていたフラットシャッドとは違う気がするんですよね。確かに日本で初期に売られていたフラットシャッド ソニーBはそこそこ良いアクションで、当時あまり無かった強いタイトウィッグルタイプでウッド素材にも関わらず良く飛ぶ優等生ルアーでしたが、雨貝氏が力説しているフラットシャッドと実際のフラットシャッドの間の乖離がどうしても埋まらなかったのです。

ちなみにフラットシャッド社のルアーは日本でのブーム以降、わずか数ヶ月で急激に品質が低下し、元々あった製品毎のバラツキなども更に目立つようになってきました。ブームが良品を駄目にしてしまう典型ですね。以下の写真を見て下さい。

フラットシャッド ソニーBの新旧リップ画像

初期物も現行物も例の写真との間ほどには差はないのですが、結構分かり易い識別ポイントがあります。絶対サンプル数(友人のを含めて50数個程度)が少ないので断言はできないのですが、上記のように左側の初期物は「秘密のクランクベイト」の写真同様、大抵リップの付け根あたりまで塗装が入っているのに対し、現行物はリップの部分には塗装が入っていません。おそらくこれは生産工程が変わった為だと推測され、あきらかに生産合理化・実作業者もしくはフローの変更が行われた事を示していると思います。

ちなみに同じく同書の中で紹介されていたフラットシャッド リトルPTとフラットシャッド リトルBは未だに私も使用する機会があったりします。前者は初期ロットから製品誤差、特にノーマルモデルに採用されているシダーウッドの比重にバラツキが激しいこと(クラシックのバルサも同様だが)から中々一軍として使うには難しいところではありますが、SSSでもつんのめってしまうようなどシャローにおいて高活性のバスを引きつける力が強く、ジャークなども非常に良い動きをすることからピンポイント的に投入したりしています。

最後にフラットシャッド リトルBですが、これは非常に明滅効果の激しいルアーでフラットシャッド社のラインナップの中でも製品誤差が少ない、もしくは誤差があってもアクションに悪影響の少ないモデルだと個人的には感じています。実はリトルBは雨のダム湖(高活性のクリアスキニーウォーター)で凄まじい爆釣を経験したことがあり、雨貝氏のリトルB評価通りのパフォーマンスを見せてくれました。

実はフラットシャッド リトルBと同じようなタイプのルアーが2つほどあります。クランクベイトの中で1種、ミノージャークベイトというよりもリーリングミノーというべきルアー)の中で1種、代用になりうるプラスチックルアーがあるのですが、前者は日本ではサイズが大きすぎ(+カラーが少ない&日本でほとんど売ってない)、後者はリトルBが得意な超ファースト&スローリトリーブでのアクションで劣る事から、結果的に私の中ではこのジャンルで唯一無二の存在になっている状態です。

一時は大騒ぎになったフラットシャッドですが、これがきっかけだったのか国産でも面白いウッドクランクが次々出てきたのは喜ばしいことです。ほとんどが駄作に終わっていますが、中には凄い掘り出し物があったりするので今後少しずつ紹介していこうと思います。

あと雨貝氏の「秘密のクランクベイト」にはルアー紹介よりもクランクベイトでバスを釣るために重要なことが色々と書かれて(もしくはぼかして書いて)います。皆さんもこの本を読む際には裏の裏まで読み込むと面白いと思いますよ。このようなヒントの中には「なんとなく無意識に」実践していることもあるのではないでしょうか。

NORIES(ノリーズ) ワーミングクランクショット フルサイズ
NORIES(ノリーズ) ワーミングクランクショット フルサイズ

国産クランクならこれも一押し


2007年12 月 5日 (水)

スタンフォードルアーズ スモーキンシャッド(SSS)の初期型と後期型

相変わらず私のタックルボックスには大量のスタンフォード製クランクベイトが入っていますが、今回は特に使用頻度の高いシャロースモーキンシャッド、通称SSSを紹介したいと思います。以下の画像が霞ヶ浦水系でシャロースモーキンシャッド使用する時に頻度の高い2カラーです。

シャロースモーキンシャッド画像





















上がサワーアップル、下がブラウンエッグシェル/オレンジベリーです。色の使い分けはローライトや濁りではサワーアップル、それ以外はブラウンエッグシェル/オレンジベリー(所謂ボーンカラーですね)やブルーシャッドやマスタード/ルートビアを私は好んで使っています。

シャロースモーキンシャッドは長い事使っていますが、本当によく釣れるクランクベイトだと思います。振り幅の大きいワイドウォッブルで流行のハイピッチアクションではありませんが、霞ヶ浦水系や濁りの入ったあらゆる水域でバスを連れてきます。経験上活性が高い時よりも低活性時に効果が高い気がしていますが、高活性時も普通に釣れるので外しがないクランクベイトです。逆にこれで釣れてもバスの状態が分からないので、次の展開が難しいという贅沢な悩みが出てきてしまうのですが。。。

実はこのシャロースモーキンシャッドにはリップ形状が違う初期型と後期型があるんです。結構知られていない事実ですが、おそらくこれはSSSが有名になったきっかけがBASSERに連載されてその後単行本になった「秘密のクランクベイト」で、この記事が連載される前(日本でのブーム前)にリップ形状が変わっていることが原因なんだと思います。さすがに初期型はもう手に入らないのでバラしてしまいますが、以下の写真が新旧のリップ画像です。

シャロースモーキンシャッド新旧リップ画像



















分かりますかね?^^; 左のボーンカラーの方が旧型リップ、右が現行の新型リップです。現行リップも十分アクションは良いのですが、実はこの旧型リップのほうが僅かにワイドでアクションのキレも良いのです。私も旧リップのサワーアップルは一個しか持っていなかったのですが残念ながらロストしてしまい、現在の手持ちはブラウンエッグシェル/オレンジベリー三個とブルーシャッド二個のみとなってしまいました。

現行リップはシャローセダーシャッドと同じ物を使っているようなので、生産合理化のために旧リップは廃止になったんだと思います。何個単位ならこの旧リップ作ってくれるのかな?と本気で発注を考えていたりする今日この頃です。