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2007年12 月

2007年12 月23日 (日)

シマノ カルカッタコンクエスト200とコンクエスト200DCのインプレッション

再び私が使用しているリールの紹介です。このブログの主題?であるクランクベイトの釣りに欠かせない巻物用のリールですが、私の場合はかれこれ10年以上シマノカルカッタシリーズを愛用しており、最近ではカルカッタコンクエスト100/200コンクエスト200DCがメインになっています。

シマノ カルカッタコンクエスト200とカルカッタコンクエスト200DC画像

昔は最小サイズのシマノ カルカッタコンクエスト50なども使用していましたが、今ではもっぱら200と250DCばかり使ってますね。これは単純にラインキャパシティの問題と私自身があまりベイトリールの重量を気にしていないことなどがありますが、カルカッタコンクエスト50を使わなくなった一番の理由はサイズからくるドラグ性能の問題が大きかったのです。確かに50のアキュラシー性能は素晴らしいのですが、ドラグだけは練習しても人間がフォローできる部分じゃないので厳しいものがあります。

カルカッタコンクエスト200に夢屋の花梨ハンドル画像

現在は向かい風の対応やスピナーベイトなどが投げ易いことからカルカッタコンクエスト200DCもしくは250DCがメインになりつつありますが、上の画像にあるカルカッタコンクエスト200も未だにバリバリの現役です。特に上の200はOHがてらカルカッタコンクエスト用の夢屋ハンドル(花梨)夢屋スプールを装着し、軽量クランクベイトのキャスタビリティを向上させて主にシャロークランクをカバー周りで使う際に投げ込んでいます。

シマノ カルカッタコンクエストの頑丈なボディと上質なメインギアの巻き心地

シマノ カルカッタコンクエストシリーズの一番良い所は頑丈なボディとこの大きく張り出したメインギアによる滑らかな巻き心地だと思います。私のようにクランクベイトを一日中投げるような状況が多いアングラーにとっては、この巻き心地のストレスが少ないとことは想像以上のメリットがあります。集中力が持続できますし、圧倒的に疲れにくいですからね。。。

カルカッタコンクエスト200DCのブレーキ画像

シマノ カルカッタコンクエストDCシリーズのブレーキ性能

主にロングキャストする時は上のシマノ コンクエスト200DC/250DCを使用する機会が増えます。特に250DCはロングハンドル使用でラインキャパも余裕があるため、スピナーベイトミッドダイバーなどを引き倒す時に非常に気持ち良く巻き続ける事が出来ます。正直このコンピュータ制御のリッチなブレーキシステムを持つカルカッタコンクエストDCが必要かどうか微妙なものがあると思いますが、巻物を特にクランクベイトよりもバッククラッシュが発生し易いスピナーベイトを多用するアングラーには恩恵が大きいと思いますね。

シマノ カルカッタコンクエストはどうしてもDCが最上位機種なので注目が集まりがちですが、ノーマルのカルカッタコンクエスト100/200も全然第一線で働ける優れた巻物リールだと思いますね。

関連記事:シマノ New カルカッタコンクエスト 100DCを購入 - 使用感をインプレ

関連記事:シマノ New メタニウムMgとメタニウムMg7のインプレ
関連記事:霞ヶ浦釣行のタックル(ロードランナーVOICE&GルーミスCBR)
シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100
シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100

アキュラシーを求めるなら、始めてのカルカッタコンクエストならノーマルの100をお奨めします。



Gルーミス CBR(G・Loomis Crankbait)のインプレ、使い分け

前項でGルーミスロッド全般の紹介をしましたが、今回はGルーミスのシリーズ中最もしなやかでクランクベイトに特化しているGルーミスCBRシリーズインプレッションや、各モデルの特性・使い分けなどについて書きます。

Gルーミス CBRシリーズの全ラインナップは以下の通り

                Length     Line Weight     Lure Weight
CBR756C   6.3ft         12 - 25           3/8 - 1 3/8
CBR781C   6.6ft         6 - 12             1/4 - 1/2
CBR783C   6.6ft         8 - 14             1/4 - 5/8
CBR841C   7ft           6 - 12             1/4 - 1/2
CBR843C   7ft           8 - 14             1/4 - 5/8
CBR845C   7ft           10 - 20            3/8 - 1
CBR847C   7ft           12 - 25            1/2 - 1 3/8
CBR903C   7.6ft         8 - 17             1/4 - 3/4
CBR906C   7.6ft         10 - 20            3/8 - 1

上記のモデルのうち私が所有しているのはCBR783と843、845の三本です。恐らくこれからGルーミス CBRの購入を考えられている方々の大半が候補にしているモデルではないでしょうか。以下、個別に特性や私の使用用途を書いてみます。

Gルーミス CBR783のインプレッション

Gルーミス CBRモデル中、皆が使い易い6.6フィートで中間的なパワーを持つモデルだけに、このロッドがシャロークランクベイトからミッドダイバークランクベイトまで対応するような商品紹介が多いですが、私の印象はちょっと違います。 確かにシャロークランクベイトには対応しますが、最適なのは3/8oz程度までの4フィートダイバークラスだと思いますね。よって用途としてはシャロークランクとバイブレーション、しなやかなティップを生かした軽量トップウォータープラグ、軽量バズベイトシャッドプラグなどになるかと思います。特に軽量トップウォーターや軽量バイブレーションプラグへの適用は「使える」というレベルではなく、高次元でマッチしていると個人的には感じています。

シャロークランクでも大型の物やミッドダイバーまでカバーするようなロッドをお探しの方には次に紹介するGルーミス CBR843のほうがお奨めです。ちなみに私が愛用しているシャロースモーキンシャッドにはこのロッドがベストマッチで、軽量のフラットサイドクランクベイトのアクションを引き出す素晴らしいクランクベイトロッドです。

Gルーミス CBR843のインプレッション

Gルーミス CBR843はパワーこそ783と同じ表記になっていますが、バット部を含めたパワーという意味では783よりも一段階上のロッドだと思った方が良いです。このロッドは慣れると軽量シャロークランクベイトから重量級のシャロークランク、ほとんどのミッドダイバークランクベイトにまで対応する非常にバーサタイルなモデルです。ボートや同行者の都合上、ロッドを絞らなければならない状況では783よりも843を駆り出すことがほとんどで、ここ数年で私が釣ったバスの40%くらいはこのロッドで上げているかも。。。

Gルーミス CBR845のインプレッション

Gルーミス CBR845も843同様汎用性の高い7フィートモデルです。パワーは二段階上の5ですが、感覚的には1ランク上程度のパワーで大抵の12フィートダイバークラスは余裕で引けます。またこれ以上の潜行性能を持つクランクベイトでも、マッドペッパーマグナムのような引き抵抗の軽いモデルは引けてしまうトルクがあるのでクランクベイト次第では厳格にここまでと線を引きづらいモデルでもあります。

またこのロッドは強いリフティングパワーとGルーミスCBRシリーズ特有のしなやかさを兼ね備えている事から、カバークランキングなどの際にカバーから一気にバスを引き離すようなシチュエーションでも非常に重宝します。以前リザーバー立ち木周りで50オーバーをかけた時もこのCBR845を使っていたのですが、思いの他楽にランディングできたことには非常に驚きましたね。ちなみにこの時のルアーはスタンフォードミディアムスモーキンシャッド(MSS)という軽量なミッドダイバー(といっても8フィートですが)で、このような軽量なルアーも強めのロッドで普通に投げれてしまうのがGルーミスCBRブランクの美点でしょう。

この他に今後欲しいと思っているモデルとしては843同様、汎用性が高いと言われるCBR841やディープダイバー専用にCBR906などを考えています。特に前者は評判が良いので一度使ってみたいのですが、ただでさえロッド選択に迷うような本数を所持しているので今の所は自重しています^^;

シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100
シマノ(SHIMANO) カルカッタ CONQUEST(コンクエスト)100

クランクベイト+CBRにはコンクエストがお奨めです。



Gルーミス(G・Loomis)のバス用ロッド GLXとCBRブランク

私が愛用しているバス用ロッドはアメリカのメジャーロッドメーカーであるGルーミス社(G・Loomis)ノリーズロードランナーシリーズが8割程度を占めていて、残りがFLWで活躍中の深江真一プロが使用していることで日本でもメジャーになりつつあるセントクロイ(ST.CROIX)のロッドを三本ほど所有しています。今回はこの中でも特に仕様頻度の高いGルーミスのCBRシリーズとGLXシリーズについてインプレッションしたいと思います。

Gルーミス社(G・Loomis)はロッド製造ではバス用からソルトウォーター、フライ用まで幅広いラインナップを揃えていますが、ロッドの完成品だけでなくロッドブランク単体での販売もしているのでオリジナルロッドの素材としてもとても重要な位置を占めています。

このブランク1つとってもGルーミスはバス用ブランクだけでも数種類あり、中弾性で粘りのあるGL3軽量高弾性IMX、IMXよりも更に軽量高弾性でしなやかさも併せ持つGLX、クランクベイト用でしなやかかつ軽量な中弾性ブランクであるCBR、CBRよりも若干張りを持たせたスピナーベイト用ブランクのSBRと多彩なラインナップを誇ります。

私の場合はスピナーベイト用ロッドはノリーズロードランナーとセントクロイのプログラスシリーズを愛用していることからSBRは未だに試した事は無いのですが、これ以外のブランクは一通り試し、最終的に残ったのがクランクベイト用のCBRとジグ&ワーム用としてのGLXでした。

GルーミスCBR&GLX画像

上の画像は左からGルーミス CBR783、Gルーミス CBR843、Gルーミス CR722GLXです。CBRはこの他にCBR845、GLXはライトテキサス用のMBR782SJR721というスピニングシリーズを所有していますが、一番使用頻度が高いのはやはりクランクベイト用ブランクである、CBRシリーズでしょうね。特にCBRの843と845は共に7フィートのショートグリップタイプであるにも関わらず、非常に軽量で扱いやすく、クランクベイト用ロッドに求められる「バスのバイトを弾かない」柔軟性を持ち合わせているとても完成度の高いブランクだと思います。

Gルーミスのロッド表記とバリエーション

Gルーミスのロッドは上記のようなブランクの素材を中心とした分類だけでなく、同じブランクでも用途によってもシリーズが分けられ表記が違う為、知らない人にはちょっと分かりにくい構成になっています。ちなみにモデル名につく三桁の数字は上二桁がレングス(インチ)、下一桁がパワーを指しています。Gルーミスの主なバス用ロッドを下記に記しておきます。

・GルーミスCR キャンスティングロッド ・・・ 6フィートの汎用的ショートロッドシリーズ
・GルーミスMBR マグバスロッド ・・・ 6.6フィート&7フィートの汎用的ロッドシリーズ
・GルーミスCBR クランクベイトロッド ・・・ 6.3フィート~7.6フィートのクランクベイトロッドシリーズ
・GルーミスSBR スピナーベイトロッド ・・・ 5.6フィート~7.2フィートのクランクベイト専用ロッドシリーズ
・GルーミスDSR ドロップショットロッド ・・・ 6.10フィートのみのダウンショット専用ロッドシリーズ
・GルーミスBCR&BSR ジグ&ワームロッド ・・・ 5.6フィート~7.1フィートのジグ&ワーム専用ロッドシリーズ
※BCRシリーズの中にはセンコー専用ロッドやキャロライナリグ用ロッドもあります。

Gルーミスのロッドの長所、特徴としては全体的に非常に丈夫でキャストし易いテーパーデザインにあると思います。ロードランナーも同様の美点を備えていますが、クランクベイト用とライトテキサス用ロッドに関してはGルーミスのブランクのほうが私には合っていますね。来年はジグ&ワーム用のGルーミス BCRを一本追加する予定なので、購入したらまたインプレしたいと思います。

関連記事:霞ヶ浦釣行時のタックル(Gルーミスとロードランナー)

G-loomis(Gルーミス) Gルーミス GLX MAG BASS MBR782C
G-loomis(Gルーミス) Gルーミス GLX MAG BASS MBR782C

ライトテキサスのピッチングには最高のロッドです

高弾性なのに弾かないのでハードベイトにもマッチします



2007年12 月19日 (水)

秘密のクランクベイト フラットシャッド ソニーBとフラットシャッド リトルPT

雨貝健太郎氏の著書「秘密のクランクベイト」の中でケビン・バン・ダムが100個単位で注文したルアーとして紹介され、一躍ブレイクしたフラットシャッド ソニーBと派生ワイドウォブリングタイプのリトルPTのお話です。

実はフラットシャッドのルアーのうち、最注目モデルであるはずのフラットシャッド ソニーBに関しては分からないことが多いです。秘密のクランクベイトに紹介されているフラットシャッド ソニーBと実際に売られている(た)ソニーBだと、本の写真に出ているモデルのほうが僅かに肉薄で、リップの取りつけ角度も違うような気がするんです。

実際のこの形状差がルアーアクションにどのような違いを生むのか何とも言えない部分もあるんですが、なんとな~くバスプロ達が競って買い占めていたフラットシャッドとは違う気がするんですよね。確かに日本で初期に売られていたフラットシャッド ソニーBはそこそこ良いアクションで、当時あまり無かった強いタイトウィッグルタイプでウッド素材にも関わらず良く飛ぶ優等生ルアーでしたが、雨貝氏が力説しているフラットシャッドと実際のフラットシャッドの間の乖離がどうしても埋まらなかったのです。

ちなみにフラットシャッド社のルアーは日本でのブーム以降、わずか数ヶ月で急激に品質が低下し、元々あった製品毎のバラツキなども更に目立つようになってきました。ブームが良品を駄目にしてしまう典型ですね。以下の写真を見て下さい。

フラットシャッド ソニーBの新旧リップ画像

初期物も現行物も例の写真との間ほどには差はないのですが、結構分かり易い識別ポイントがあります。絶対サンプル数(友人のを含めて50数個程度)が少ないので断言はできないのですが、上記のように左側の初期物は「秘密のクランクベイト」の写真同様、大抵リップの付け根あたりまで塗装が入っているのに対し、現行物はリップの部分には塗装が入っていません。おそらくこれは生産工程が変わった為だと推測され、あきらかに生産合理化・実作業者もしくはフローの変更が行われた事を示していると思います。

ちなみに同じく同書の中で紹介されていたフラットシャッド リトルPTとフラットシャッド リトルBは未だに私も使用する機会があったりします。前者は初期ロットから製品誤差、特にノーマルモデルに採用されているシダーウッドの比重にバラツキが激しいこと(クラシックのバルサも同様だが)から中々一軍として使うには難しいところではありますが、SSSでもつんのめってしまうようなどシャローにおいて高活性のバスを引きつける力が強く、ジャークなども非常に良い動きをすることからピンポイント的に投入したりしています。

最後にフラットシャッド リトルBですが、これは非常に明滅効果の激しいルアーでフラットシャッド社のラインナップの中でも製品誤差が少ない、もしくは誤差があってもアクションに悪影響の少ないモデルだと個人的には感じています。実はリトルBは雨のダム湖(高活性のクリアスキニーウォーター)で凄まじい爆釣を経験したことがあり、雨貝氏のリトルB評価通りのパフォーマンスを見せてくれました。

実はフラットシャッド リトルBと同じようなタイプのルアーが2つほどあります。クランクベイトの中で1種、ミノージャークベイトというよりもリーリングミノーというべきルアー)の中で1種、代用になりうるプラスチックルアーがあるのですが、前者は日本ではサイズが大きすぎ(+カラーが少ない&日本でほとんど売ってない)、後者はリトルBが得意な超ファースト&スローリトリーブでのアクションで劣る事から、結果的に私の中ではこのジャンルで唯一無二の存在になっている状態です。

一時は大騒ぎになったフラットシャッドですが、これがきっかけだったのか国産でも面白いウッドクランクが次々出てきたのは喜ばしいことです。ほとんどが駄作に終わっていますが、中には凄い掘り出し物があったりするので今後少しずつ紹介していこうと思います。

あと雨貝氏の「秘密のクランクベイト」にはルアー紹介よりもクランクベイトでバスを釣るために重要なことが色々と書かれて(もしくはぼかして書いて)います。皆さんもこの本を読む際には裏の裏まで読み込むと面白いと思いますよ。このようなヒントの中には「なんとなく無意識に」実践していることもあるのではないでしょうか。

NORIES(ノリーズ) ワーミングクランクショット フルサイズ
NORIES(ノリーズ) ワーミングクランクショット フルサイズ

国産クランクならこれも一押し


2007年12 月18日 (火)

シマノ New メタニウムMg(07)とメタニウムMg7のインプレ

前項でピッチングロッドを紹介しましたので今回は私のジグ&ワームのメインリール、シマノ New メタニウムMg7についてインプレしたいと思います。

New メタニウムMg7は発売以来気になって中々買わなかったという意味では07ステラ 2500S と同様なのですが、幸運なことにいつも一緒に釣りに行く釣り仲間が先にハイギアではないほうのノーマルのNew メタニウムMg(07)を先に購入し、当時メタニウムMg購入を検討していた私に実釣で数時間メタニウムMgを貸してくれたので事前にある程度の感触を掴む事ができました。

シマノ メタニウムMg7の画像

New メタニウムMgの第一印象、使い心地

New メタニウムMgを試用してまず驚いたのがピッチングのし易さでしょうか。どんなに優れたリールでもいきなり装着リールを変えれば違和感からキャストやピッチングの精度が下がりがちですし、ましてやその時NewメタニウムMgに巻かれていたラインは私が普段使用する物とは違うラインでした。

試用の際にNew メタニウムMgを取り付けていたロッドはGルーミスGLXブランク、CR722という6フィートジャストのモデルでアメリカ製ロッドにしては軽量・高弾性と6フィートというレングスゆえに、前項で紹介したロードランナー630MHなどよりもピッチングはしにくいはずなのですが・・・New メタニウムMgだと嘘みたいに綺麗にピッチングが決まるんです。使用していたリグは1/8ozテキサスなので、私のような下手くそには高弾性ショートロッドでは中々難しいはずなのに・・・などと感心していたら、葦際へのピッチングが決まりマクっていたせいかバスが釣れちゃいまして^^;

旧メタニウムとNew メタニウムMgの比較

旧メタニウムMg及びXTからNew メタニウムMgが大幅に進化したと思われるのが、上記のようなピッチングの精度と巻き心地の良さでしょうか。私の場合、巻物は大抵カルカッタコンクエスト系でやっているのでNewメタニウムMgで巻物をやることはないと思いますが、ベイトタックルを一個しか持っていけないようなシチュエーションでも、今回のNewメタニウムMgならば十分代用できると思いました。それくらいNewメタニウムMgの巻き心地は良くなっています。

こんな感じでNew メタニウムMgに関しては最高の試用をさせてもらったこともあり、ハイギアのメタニウムMg7を即効で注文し今はジグ&ワームのメインピッチングロッドであるロードランナーVOICE 630MHと組み合わせて愛用しています。あと一日ピッチングを続けるにあたり重要なパーミングの楽さに関しても、New メタニウムMgは非常に握り安い形状でコンパクトなデザインなので手の小さい方にも向いていると思います。
※筆者も手が小さいので・・・

New メタニウムMgの注意点、ブレーキの特性など

ただこのNew メタニウムMgシリーズにも些細なことですが一点だけ欠点があります。それは3/8oz以上のウエイト(※シビアに感じるウエイトは人により個人差あります)だとブレーキ設定が多少シビアになることです。この点に関してはノーマルメタニウムMgのユーザーである釣り仲間も同様の感想を持っているらしく、メカニカルと遠心ブレーキの組み合わせで美味しいところを探すと良いと思います。

シマノ(SHIMANO) メタニウムMg7
シマノ(SHIMANO) メタニウムMg7

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2007年12 月17日 (月)

最強のピッチングロッド、ノリーズ ロードランナーVOICE 630MH

ノリーズ ロードランナーVOICEシリーズのピッチングロッドと言えばまず最初に思い浮かぶのは630MH(COVER TEXAS & VEGITATION WEEDLESS)でしょう。今でこそ680MH(LIGHT PITCHING RESPONCE) や680H(PITCHING RESPONCCE)なども選択可能ですが、葦際をハイスピードでピッチングしていき、カバーからバスを引きずり出すパワートルクはジャングルスティックを例外とすれば630MHが一番優れていますね。私は630MHにはハイギアリール、シマノ メタニウムMg7との組み合わせで使用していますが、このようなハイギアリールで強引に巻き取ってもバスがバレたことはほとんど無いですね。

ロードランナーVOICE 630MH画像

このロードランナーVOICE 630MHの一番の長所はカバー周りでのジグ&テキサスに求められる性能を高い次元で満たしていることでしょう。3/16oz~1/2ozのラバージグや1/4oz~1/2ozのテキサスリグの操作性に優れているだけでなく、硬くパワーがあるだけのジグロッドとは違いバスにジグを食い込ませる適度な弾性と、カバーからバスを引き離す瞬発力のあるブランクスは他に比べるものが無いくらいです。

唯一対抗できそうなのは私が知る限りはGルーミスGLXブランクくらいでしょうね。GLXブランクはロードランナー以上の感度を誇り非常に軽量で優れたブランクですが、ジグを扱うのに適したトルクはGLXよりもロードランナーのブランクの方があるように思えます。

私の場合はジグ&ワームだけでなく、ノリーズ ワサビーホプキンスなどのメタルジグなどの使用の際もジャーク(リフト)にキレを持たせる為に630MHを使ったりしますね。同じくNシステム時代からあるスローロールの名竿、ロードランナー6100Hの代役としてスローロールをこなす器用さも備えています。「ある用途に特化していながらバーサタイル性能も高い」ロードランナーシリーズを代表する一本と言えるでしょう。ピッチングの精度を上げたい方、これから練習したいという方には自信を持ってお奨め出来ます。

NORIES(ノリーズ) ロードランナー・ヴォイス 630MH
NORIES(ノリーズ) ロードランナー・ヴォイス 630MH






2007年12 月15日 (土)

元祖パワーフィネス? ノリーズ ロードランナーVOICE 630MLS

前項で紹介した07ステラ2500Sに組み合わせているのが今回紹介する、ノリーズ ロードランナーVOICE 630MLSです。630MLSはロードランナーシリーズの中でもデザイナーの田辺哲男氏が雑誌の取材やB.A.S.Sトーナメントで度々使用していたこと、加えて近年のパワーフィネスブームの影響からか比較的メジャーなロッドですね。パワーフィネスなんて言葉が無い頃からラインナップされているのは流石と言う他ありませんね。

ノリーズロードランナーVOICE 630MLS画像

この630MLSというロッド、ご覧の様にバス用スピニングロッドとしてはとてもバッド部が太いモデルになっています。バッドがしっかりしているので1/8ラバージグジグヘッドの釣りでは非常に心強い反面、1/16oz未満のライトリグではキャストするのも大変です。
※1/16ozまでは大丈夫です。

用途としては上記のようなライトラバージグやジグヘッド、中型までのジャークベイトプロリグスピンのようなジグスピナーまでいけちゃうトルクをもっています。バッドだけでなく全体的にパワフルなロッドですが、ティップはトルクフルながらも見た目以上に柔軟なので用途はかなり広いです。

私のように普段クランクベイトスピナーベイト主体でたま~にライトリグという人間にはこの630MLSは非常に重宝します。パワーフィネスをやりたいけど、硬いばかりでしっくりくるロッドに巡り合えていない方にお奨めしたいですね。

NORIES(ノリーズ) ロードランナー・ヴォイス 630MLS
NORIES(ノリーズ) ロードランナー・ヴォイス 630MLS





2007年12 月14日 (金)

シマノ 07ステラ2500Sのインプレッション

先日の霞ヶ浦釣行の際に初使用したシマノ 07ステラ 2500Sに関してインプレッションしたいと思います。

ベイトリールに関しては初代カルカッタ(現在もたまに使用)から現在メインで使用しているカルカッタコンクエストコンクエストDCなど、一部の例外を除きシマノ製リールで揃えてきたのですが、スピニングリールとなるとシマノとダイワを行ったり来たりで「これ!」というモデルに出会っていませんでした。

過去に使用していたモデルだとミッチェルのインスプールタイプから始まり、カーディナルC398ステラ 2500SDHTD-S 2500iAのWハンドルモデルに02ツインパワー 2500とメーカーも価格帯も違う一貫性のないラインナップになっています。つい最近まではダイワのセルテート2000を使っていましたが、スプール径を意識しないで2000番台を買ってしまったせいかライントラブルも頻発していた為、今回思い切って最新の07ステラを購入することに決めました。

07ステラ 2500Sを購入した理由としては元来ベイトはシマノ党だということと、98ステラもかなり気に入って比較的長期間使っていたこともあり、いずれは最新のステラをと思っていたことがあります。ただステラに関してはここ数年のモデルに採用されていたスローオシュレートシステムに起因するライントラブルのことが気になり購入を躊躇してたのですが、07ステラはこの部分の不安が大分解消され、ライントラブルが激減しているとの評判を聞いていたので購入することにしました。07ステラ 2500Sの比較検討対象としてはダイワのハイエンドモデルであるイグジスト スティーズカスタムなどがあったのですが、実売価格で07ステラ2500Sと大きな差があるのとフロロカーボンライン専用設計のスプール形状という謳い文句が気になり、今回は見送ることとしました。

シマノ 07ステラ 2500S

ステラ2500S(07)の使い心地、印象

上の画像がトランスリアライズT56lbを100m巻いた状態の07ステラ 2500Sの画像です。ご覧のように07ステラ2500SはT5であれば6lbでもギリギリ100m巻けますね。この状態で強風の霞ヶ浦で投げてきたにもかかわらず、評判通り07ステラ2500Sはライントラブルは皆無でした。T5が比較的柔らかいフロロカーボンラインであるとはいえ、この使い勝手の良さ、トラブルレスなところには感心するばかりです。07ステラ2500Sはインプレッションの記事でベタ褒めしている人が多いですが、自分も同じような感想を持ちましたね。

ステラ2500S(07)の飛距離、AR-Cスプールの効用

最後に07ステラの飛距離に関してですが、飛距離に関してもトラブルレスな部分同様に評判通り中々のものでした。ライントラブルの軽減にも役立っていると思われる新設計のAR-Cスプールの効果なのか、ラインの放出がとてもスムーズになっているように感じます。このAR-Cスプールはスプールリングの形状が逆テーパーになっており、従来モデルよりもロングスプール化しているのが特徴です。どうしてもフロロカーボンをスピニングに巻くと、ラインがボトムガイドを叩くような嫌な感触に陥ることが多いのですが、07ステラのAR-Cスプールはこのようなフロロカーボンラインの悪癖をうまく消しているように思います。

まだ肝心のバスを掛けていないのでドラグ性能は未知数ですが、近いうちにこのリールでバスを釣り上げるべくライトリグの練習でもしに房総半島野池に行こうかと画策中です。

シマノ(SHIMANO) 07’ ステラ 2500S
シマノ(SHIMANO) 07’ ステラ 2500S

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2007年12 月12日 (水)

霞ヶ浦釣行のタックル(ロードランナーVOICE&GルーミスCBR)

参考までに前回の霞ヶ浦釣行時のタックルです。ロッドノリーズロードランナーGルーミスCBRシリーズ、リールはシマノ製がメインになっています。メタニウムMg707ステラ2500Sはつい最近導入しました。ちなみに10数年ぶりに買ったダイワのロッド、スティーズもジグヘッドワッキー練習用(というかライトリグ用の竿が0だったので・・・)として今回追加導入しています。

状況がまるで読めなかったのと今年初の一人ボートで色々テストしたかったのでかなり多目ですね^^;

■シャロークランクベイト用タックル
ロッド:Gルーミス CBR783
リール:シマノ カルカッタコンクエスト200(夢屋スプール)
ライン:マシンガンキャスト14lb

■シャロー/ミッドクランクベイト用タックル
ロッド:Gルーミス CBR843 
リール:シマノ カルカッタコンクエスト200DC
ライン:マシンガンキャスト12lb

■スピナーベイト用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE HB630M
リール:シマノ カルカッタコンクエスト250DC
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 14lb

■ラバージグ&テキサス用タックル(ピッチング)
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE 630MH
リール:シマノ メタニウムMg7
ライン:DUEL ハードコア X-TEX USA 14lb

■ラバージグ&テキサス用タックル(フリップ)
ロッド:ノリーズ ロードランナー 760JH ジャングルスティック(TIFA-アウトバック)
リール:シマノ メタニウムMg7 
ライン:DUEL トランスリアライズ T6 25lb

■ヘビキャロ・スローロール用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー 6100H(TIFA-Nシステム)
リール:シマノ アンタレスAR
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 14lb

■シャッド・ジャークベイト用タックル
ロッド:ノリーズ ロードランナー VOICE 630MLS
リール:シマノ ステラ2500S(07)
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 6lb

■ジグヘッドワッキー用タックル
ロッド:ダイワ スティーズ スカイフラッシュ
リール:シマノ ステラ2500S(07)
ライン:DUEL トランスリアライズ T5 6lb
※シャッド・ジャークベイト用タックルとリール兼用

ラインは現在色々試している最中で、マシンガンキャストとT6は伸びも少なく好感触なので今後も使う機会が増えそうな感じがしています。

関連記事:シマノ カルカッタコンクエスト200とコンクエスト200DCのインプレッション
関連記事:Gルーミス(G・Loomis)のバス用ロッド GLXとCBRブランク


初冬の霞ヶ浦・小野川釣行(12月9日)

この前の日曜日、12月9日に1年半ぶりくらいに一人でボートからバス釣りをしてきました。場所はホームグラウンドである茨城県霞ヶ浦小野川水系です。長男が生まれてからは釣行回数も減り、車の積載能力やマンションのスペースの問題からフットエレキを実家に置きっぱなしにしていたりと中々一人でボート釣りをする機会が無かったのですが、たまには一人でストイックに釣りに打ち込むのもいいものですね。今年は釣行回数が少ないのもあるのですが、20数年前にバス釣りを初めて以来のスランプに陥っており、今まではほとんどなかったホームである小野川でのボウズも二回も経験してしまっているので、今回はとても気合が入っていました。

釣行日の朝、東京都心の気温は10.5度と結構高めでしたが圏央道・阿見東インターを降りた頃には0度にまで下がり、スタート地点の小野川・古渡付近の気温は氷点下マイナス0.5度まで下がっていました。ボートの準備に時間がかかった為、出船は遅めの7時過ぎになってしまいましたが早速ボート屋の前から釣行開始です。

まずは様子見でフェバリットのクリスタルSシャローロールちらしずしカラーで葦際をチェックし、要所要所をエスケープツインのフリップで探っていきますがノーバイト。次にたま~に爆発する小河川の流れ込み付近をシャロースモーキンシャッドと練習中のジグヘッドワッキーでチェックするもまたしてものー感じ。途中クランクベイトを根がかりさせてしまい、水中に手を突っ込んだところ・・・すんげー冷たい。。。魚探も水温計も持ってきてなかったので正確な水温は分かりませんがよくて6~7度かという冷たさ。

この時点でワームに食う状況じゃ無さそうだなという感触から、yokoにとって低活性時の切り札であるスタンフォードルアーズシャロースモーキンシャッド・サワーアップルをしばらく投げ込むことを決めしばらく流していると・・・

冬の霞ヶ浦でクランクベイトにきたバス




















きました!35センチのヘルシーなバスが^^;

釣った場所は今まで10年ほど全くといっていいほど実績はないけど、冬場は良さそうだなぁと思っていたエリアで、教科書通り北岸のプロテクトエリアになっているところにある杭が複数並んでいる所のアウトサイドでした。水深は70~80センチといったどシャローですね。他のどシャローに比べて水質が良く、日が昇ってきて若干水温が高くなっていたのかもしれません。ロッドはお馴染みのGルーミスのCBR783で、この時期のショートバイトをしっかり食い込ませているあたりは腕というより竿の性能でしょうね^^;

この日はこの後風が強くなってきたのでスピナーベイトとクランクベイトでRUN&GUNし、風が収まった夕方にジグヘッドワッキーの練習など色々試しましたがノーバイト・・・。やはり私は状況が厳しいとクランクベイトでしか釣れない君なのかもしれません。

ジグヘッドワッキーの練習中に今回初導入となったシマノの07ステラを向かい風やら、フルキャストやら色々試してみたのですが・・・凄いですねこのリール。ライントラブルに嫌気がさし、スピニングリールはしばらくシマノ製から離れてダイワのセルテートなどを使っていましたが、今回の07ステラの完成度は噂どおりかなり高いと思われます。この件に関しては後ほど再度インプレしたいと思います。