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メルセデス ベンツ

2007年9 月 8日 (土)

フランクフルトにC63AMG エステートが早くも出展

先日新型Cクラス エステートのことを書いたと思ったら、もうC63AMG エステートの発表情報が流れてきました。最近のメルセデス、というよりはAMGの商品展開はとても早いですね。正直こんなに早くに出てくるとは思いませんでしたよ。。。やっぱりフランクフルトモーターショーがあるからか。下がプレスリリースされたC63AMG エステートの写真です。

C63AMG エステート フロントマスク

エステートもC63AMGセダン同様のフロントマスクですが、改めて見るとメルセデス AMGにしてはフロントのエアダムなどのデザインが少々アグレッシブですな。比べるのもどうかと思いますが、これならレガシィのtuned by STIのような抑制が効いたデザインのほうが好きかな。セダンではあまり気にならなかったのに、なぜかエステートモデルは妙に鼻につくデザインに見えてしまう。。。

ちなみに搭載されるエンジンは例によってAMGオリジナルの6.2リッターV8エンジンで、0~100km/h加速はC63AMGセダンと比較し0.1秒遅い4.6秒。最高速度はリミッターが作動する250km/hとのこと。63シリーズの中では大幅にデチューンされたC63系エンジンですが、普通に考えればこのクラスに6.2リッターってちょっとやりすぎですよね。

C63AMG エステート リアビュー

1500ℓの積載量やお買い物便利仕様の搭載などはベースモデルであるCクラス エステートと同じですが、装備ないしはシャーシに関してはほとんど全てといってもいいくらいに手が入っています。主要な装備はAMGスポーツサスペンション、ブレーキバランスが素晴らしいと評判の大径ドリルド&ベンチレーテッドディスク仕様のAMGハイパフォーマンスブレーキシステムを搭載。この他にAMGスピードセンシティブスポーツステアリング(車速感応式パワーステ アリング)やスポーツ走行にまで配慮した先進の3ステージESPなどなど至れり尽くせり。タイヤ&ホイールはフロント235/40R18/リア 255/35R18タイヤと5本スポーク18インチ軽量アルミホイールが標準。オプションで19インチ軽量アルミホイール(フロント235/35R19/リア255/30R19タイヤ)が用意される。

それにしてもフランクフルトショーに向けたドイツ各社の勢いは凄まじいものがありますね。アウディRS6を発表するとのことですし、何よりジュネーブでA5と同時公開になったS5の例もあることから、新型A4と同時に次期S4も同時公開・・・なんてことも無いとは言えませんし。さすがに今回はBMWも新型M3に4ドアモデルのM3リムジンやワゴンのM3ツーリングなど早めに出さざるを得ないかもしれませんね。

関連記事:BMW新型M3の価格と国内メディアのインプレッション
関連記事:フランクフルトモーターショー 07
参考記事:東京モーターショー2007 メルセデスベンツ Cクラス C63AMG
参考記事:メルセデス・ベンツ、C63 AMG を発表
参考記事:AMGから457psのスーパーワゴン

2007年9 月 6日 (木)

メルセデス ベンツ 新型Cクラスのワゴンモデル発表

前回の記事で書いた2007年フランクフルトモーターショーにおいて、メルセデスベンツ新型CクラスのワゴンモデルであるCクラス エステートが発表になるそうです。セダンモデルはいくら評判良くても興味沸きませんでしたが、ワゴンのエステートはちょっとだけ気になります。

新型Cクラス エステート

メルセデスベンツ新型Cクラス エステートにはCクラスセダンと同様にアバンギャルドエレガンスの2つのバージョンが用意され、セダンモデルにも設定のあった「アジリティ コントロール パッケージ」が標準装備されるとのことです。やっぱり今回のCクラスのトピックはなんといっても「アジリティ」と、アバンギャルドモデルに設定された大型のスリポインテッドスターを冠するグリルデザインですよね。今までスポーツモデル(それもかなり上位車種)にしか付与されていなかったデザインですが、個人的にはこのグリルはSLなどのイメージが強いのでCクラスに普通に付くとはちょっとびっくりです。

発表されているメルセデスベンツ新型Cクラスのエンジンバリエーションはガソリン仕様がC180コンプレッサーC200コンプレッサーC320の3タイプ。日本国内導入は未定ですがディーゼル仕様としてC200 CDI、C220 CDI、C320 CDIが用意される・・・。見てて「あれ?」と思ったのはC250C300が無い替わりに日本未導入のC180とC320がラインナップされているということ。おそらく新型CクラスもいずれCDIモデルもエステートも導入されるでしょうが、現状どのようなバリエーションで入ってくるかちょっと読めないですねぇ。それとも欧州と日本でモデル名違うだけ?(正直なとこ新型Cクラスの本国仕様ちゃんと把握していません)新型Cクラスセダンより先にディーゼル仕様のCDIとか導入されるのも面白いかな。

新型Cクラス エステート トランク

メルセデスベンツのエステートモデルはどのクラスも広い荷室を誇ってきましたが、今回の新型Cクラス エステートにおいてもクラス内でのラゲッジスペース容量は最大級だと思われます。なんせ新型Cクラス エステートは通常のトランク容量だけ(標準の5人乗り状態)で485リットル、後席を畳んだ2名乗車時の最大容量1500リットルとかなりの容量を持っています。直接のライバルとなると思われるBMW 3シリーズのツーリングモデルと比較すると、3シリーズツーリングモデルの5名乗車時の積載量が460リットル、最大容量で1385リットルですから後席を畳んだ時の積載量は圧倒的にメルセデス新型Cクラス エステートが優位です。面白いのが今回積載量を大幅に上げてきたゴルフヴァリアント が積載量で比較すると3シリーズツーリングを凌駕するばかりか、新型 Cクラス エステートに肉薄(5名乗車時の容量はゴルフ ヴァリアントの方がわずかに多い)していることでしょう。ゴルフヴァリアントは荷室にでっぱりも少ないので実質同等以上かもしれませんね。

もう1つ、新型Cクラス エステートで興味深い特徴がリアゲートが電動開閉式になったことでしょう。ボタンを押すだけでリアゲートの開閉ができるので、買い物などの荷物で片手がふさがっている時でも簡単にリアゲートを開閉できるのは主婦の方には特に便利な機能でしょう。また評判のよかったEASY PACKシステム(荷室の仕切りを用途にあわせてアレンジ可能)を旧モデルから受け継いでいるので、相変わらず高い実用性が維持されています。 

新型Cクラス エステート リアビュー

ただメルセデスベンツ新型Cクラスエステートがクラス内随一の機能・利便性を誇るとはいえ、(今までは)車好きとしてはBMWのツーリングモデルやアウディアバントなどのほうが候補になることが多かったのではないでしょうか。新型CクラスにはパワフルなコンプレッサーエンジンとCDIエンジンがラインナップにありますが、BMW3シリーズツーリングには早くも名機の呼び声高い直噴パラレルツインターボエンジン搭載の335iツーリングがありますし、アウディはHOT中のHOTモデルであるRS4にまでワゴンボディを用意しているので、トータルラインナップでは互角の勝負と言ったところでしょうかね。ワゴンモデルのデザインに関しては歴代共にアウディのA4アバントが一番好みだったのですが、最近のドイツ御三家のワゴンモデルは各々魅力があり甲乙つけがたくなってきていますね。私の場合、趣向的におそらく将来的にもCクラスを買うことはないでしょうが、仮に二台体制とかが出来る身分になれば、ファミリー用に運転疲労度が低く快適性も高いメルセデスCクラスのエステートという選択もありかもしれません。後々妻が運転する機会が増えてくることも考えるとメルセデスが持つ運転の「楽さ」は重要なポイントになりますからね。

参考記事:東京モーターショー2007 メルセデスベンツ Cクラス C200 コンプレッサー エレガンス
参考記事:東京モーターショー2007 メルセデスベンツ Cクラス C300 ステーションワゴン
参考記事:新型Cクラス エステートの写真を公開